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【予防運動日記】運動よりも環境が大切だし、土地があれば人は健康になる

「〇〇の予防や改善に最適な運動を教えて下さい。」
よく聞かれる質問です。
確かに運動は筋肉や関節を動かし、循環を良くして体にプラスの作用を多く与えます。
エクササイズにトレーニングに、世界には山ほどその類のメソッドが存在します。
僕も、ヨガやピラティス、太極拳に合気道と色々とやってきています。
そして、それぞれ素晴らしい効果を持っており、世界中のみんなが習慣としてそれらを行えばいいのにと本気で思っています。

でも、でもですね。
運動は能動的でないとできません。
やらされるものではありません。
逆に言えば、能動的にさえなればどうにかなるものです。
しかし、自分の意思とは関係ない物によって自分の身体が制限されていたとしたら、そしてその物は自分ではどうにも変化させることができない物だとしたら、、、。
それってちょっと絶望的ですよね。

それが環境だと僕は思うのです。
分かりやすい例が、動物園です。
動物園の動物は、檻の中に閉じ込められます。
餌は栄養が調整されたものが定期的に出てきます。
檻の中ですから安全も確保されています。
何かあれば獣医が来てくれます。
場合によっては温度管理までしてくれます。
至れり尽くせりでこれ以上の快適さはないかも知れません。
当然この環境ですから野生に比べたら長生きします。

では動物園農動物たちは健康で幸せなのでしょうか?

檻の中で行ったり来たり往来する動物を見たことはありませんか?
それは常同行動と言って、精神疾患の症状です。

人間の社会も動物園じゃ無いかと思うのです。
本来は草原は走って獲物を追いかけ、坂を登って洞窟で暮らしていたわけです。
それが、椅子に座り、家という檻に入り、外に出る時には車という檻にまた入り、仕事場はビルという檻にまた入ります。
檻から檻へ移送されている感じに見えます。
餌は自分で取ることはせずに出来合を食べてます。
ファストフードの席で食べてる姿はまるで、家畜が餌を食べているようです。
人間は自らを家畜化していると思います。
野生よりも家畜や動物園の生き物は長生きしますが、それでは虚しい長寿に感じます。
人間が長生きなったのも家畜化を考えると頷けます。

こういう環境にいて健康的であれという方が難しいです。
つまり、僕らは健康体操をするよりも、もっと大切なことは環境を変えた方がいいということです。
食べ物を取れる環境にするなら、畑ができる土地が必要ですし、海なり川に近いところで釣りができた方がいいですね。
放し飼いの家畜を変えるならもっといいですね。
鶏を飼えば、玉子も自分のところで取れますし、イベントの時には鶏肉も自分で捌いて食べれます。

豚と牛は大変ですから、それは街に出て特別に食べればいいでしょう。
基本は自分でできることとなれば、穀物、豆そして菜食が中心になり、肉といったら魚と鳥になります。
それって理想的な食事ですよね。
それで良く無いですか?

僕は健康になるためには、土地があればいいと思っています。
キャピタルゲインの話も出ます。
必要最低限のお金を確保すれば貧困からくる不健康は無くなるのではと。
でも環境の視点からは効果は限定的でしょう。
必要なのは空き地を畑にすることです。
一極集中をやめて、田舎に広がっている土地で暮らすことです。
できるだけ自給率を上げて。
そうすれば健康にしかならないでしょう。
田舎に人が拡散すれば、そこでコミュニティができ、地方は活性化します。
そうすれば本当の幸せや豊かさを実感した人が新しい政治を起こすでしょう。
国が変わります。

人間の本来の姿を考えれば、何をすべきかが見えてくる、そんなふうに最近は考えています。
都市に暮らして、檻に入ってるのにも気付かずに、健康を求めてフィットネスクラブでトレッドミルで走ってる姿は、檻の中でネズミが回転する輪の中で走ってるように見えます。
この滑稽な社会からどう抜け出すか、資金力が必要ですが、そういうことを考え今日も無理やり外に出て走ります。

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