私の辞書には「ユッケビビンバ」の文字はない。
どうも、なおです。
お盆が来るとなんとなく家の空気がサワサワします。
虹の橋を渡った猫たちが来ているのかもしれません。
さて。
8月の風を両手で抱きしめたら(懐。Princess Princess)
毎年一度はよぎることがあります。
昔、肉が大好きだったころに経験した食中毒のお話です。
苦手な方は、明日以降のお立ち寄りをおまちしております。
ケーキ屋さんのバイトが終わり、その仲間4人で食事に行きました。
近所にある安くて美味しいと評判の焼肉屋さん。
夏バテぎみだった私はお肉様に力を借りようと、ユッケビビンバを注文しました。
実は、ビビンバも初めて、ユッケも初めての私。
食べ始めたものの正直なところ味がよくわからなくて。
味の足し算がイメージと違うような気がする、、、
何だろう、何だろうと多少の違和感を感じながら完食。
15分後、私の身に惨事が起こりました。
現場は焼肉屋さんのトイレ、嘔吐と下痢が止まらないのです。
私はトイレの中で思いました。「胃腸風邪だ!。」
思い込みとは怖いものです。
それから半日、胃腸風邪だと思い寝込みました。
さらに熱が上がり、吐き気と、新たに腹痛が加わりました。
私は布団の中で思いました。「なかなかひどい胃腸風邪だ!」
とはいえ、ちょっと焦りだした私。
小さい頃からお世話になっている病院へ行きました。
大先生(息子さんを若先生と言っていたと思います。昭和だ。)から
診察後に「食中毒じゃないか!食中毒を甘く見るな!」と怒られました。
病院についたこともあり、安心したのか、先生の話を聞きながらぼーっとしていました。
その時はもう体力がギリギリでした。(あー、横になりたい)
「もう少し遅かったら大変なことになっていたぞ!」と言われました。
とにかく、注射を2本打たなければいけないことはわかったのですが、お尻へ打つことに。
いやいやいやいや。お尻て。そこそこ大人ですよ。(ちょっと気が張る)
でも、抵抗できる余力もない私。
看護師さんに「こちらのベッドに上がってください。」と言われるがままに、のっそりとベッドへ上がりうつ伏せになりました。
「痛いからね!」と、大先生の予告を合図に看護師さんが私の体をホールド。
確かに予告以上でした。ホールドの必要性が分かるほど痛かったです。
その後、おかげ様で無事に治りました。
それ以降は食中毒にかかったことはありません。
そして、私の辞書からユッケビビンバは消えました。(泣)
■食中毒は家庭においても気をつけたいものです。
予防法を知っていれば回避できることがあります。
家庭における食中毒の予防法
「(細菌を)つけない」「増やさない」「殺す」が、食中毒予防の三原則と言われます。
① 細菌をつけない・持ち込まない
・調理前、生の肉や魚、卵などを扱う前後、残った食品を扱う前などには手を洗いましょう。
・まな板もよく洗うこと。
・生の肉をつかむ箸と焼けた肉をつかむ箸は別のものに。
② 細菌を増やさない
・細菌の多くは高温多湿な環境で増殖が活発に。食べものは低温保存が基本です。
・肉や魚などの生鮮食品、お惣菜は、購入後、できるだけ早く冷蔵庫に。
・冷蔵庫に入れても細菌はゆっくりと増殖するため、早めに食べること。
③ 細菌を殺す
・ほとんどの細菌やウイルスは加熱によって死滅します。特に肉料理は、中心部を75度で1分以上加熱すること。
・ふきん、まな板、包丁などの調理器具も、洗剤で良く洗ってから熱湯をかけて殺菌。
・ただし、なかには耐熱性があり、加熱しても死なない細菌も。代表例がセレウス菌。ただし、セレウス菌の毒素「セレウリド」は菌が食品中で増殖しなければ産生されないため、室温に放置しない、残ったものは冷凍・冷蔵保存するなど菌が増殖しないようにすることで予防することができます。
公益社団法人 全日本病院協会 より
■食中毒かも?と思った時の判断と応急処置です。
食中毒の判断と応急処置
食中毒の一般的な症状は、下痢、腹痛、嘔吐、発熱などで、食中毒特有の症状というものはありません。そのため風邪などに間違われることがよくあります。しかし、食事後、数時間してからこうした症状が起きた場合、食中毒が疑われます。
「食中毒かな」と思ったら、脱水症状を起こさないように水分補給をすること、吐き気や嘔吐がある場合は吐きやすいように横向きに寝かせることが大事。仰向けではなく横向きに寝かせるのは、吐いたものがのどに詰まるのを防ぐためです。特に、乳幼児や高齢者の場合、吐いたものが口の中にあれば、薄いビニール手袋などをしてかきだしてあげましょう。
下痢が続いた場合、下痢止めの薬を飲みたくなるかもしれませんが、自己判断で市販薬を使うのはおすすめできません。食中毒の原因である細菌やウイルスが体外に出るのを邪魔し、症状を悪化させてしまうことがあるからです。同様に、市販の解熱鎮痛剤なども使わないほうがいいでしょう。
ただし、下痢が1日10回も続く、血便がある、あるいは、激しい嘔吐や呼吸困難、意識障害などの重い症状がみられる場合は、医療機関を受診してください。
公益社団法人 全日本病院協会 より
自分で自分の身を守ることが出来れば、大切な人も守ることが出来ます。
生き抜きましょう。
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