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なかなか落ち着かない教室で授業をするとき、どうスタートするか。

新学期、まだまだ慣れない教室

新年度が始まり、少し緊張も解けて、ざわざわし始めるこの頃。
先生になったばっかりの人もいるでしょう。
いつも静かに始まる教室実態の人は、とても恵まれていると思います。

多くの人が、落ち着かない状態で授業を始めるんじゃないかと思います。

というのも、今のこの時代、35人~40人の教室というのは、本当に大変ですよね。

今回は、なかなか落ち着かない教室でどうやって授業をスタートするかを、県下で有名な教育困難校に通算17年勤めた私が、ちょっとだけ書いてみます。

座席に座らない!

ベル着とかそういう取り組みでもうまくいかない時、声を上げてもなかなか席に着かないとき・・・

怖くて厳つい先生だと、威圧できるのかもしれませんが、「座りなさーーーい!」と言っても駄目なときありませんか?

私はそんなとき、授業開始2分前ぐらいから、座席表をスクリーンに映して、座ってない生徒を無言で丸印を付けていきます。

何も言わずに黙々と。そのあと、座ると丸を消していきます。

なぜか座りますwww

それでも駄目な場合は、やはり、生徒実態が厳しすぎるので、規律を整える指導を組織的にやらないと駄目でしょうね。

そのための取り組みをしない学校組織は問題だと思います。

授業開始後の取り組み

さて、どうにか席に座っても、落ち着かないことは多々あると思います。

普通に教科書何ページ開いて~とか言ってもざわざわ・・・

私は授業の開始を漢字の書き取り時間にしました。落ち着いて書く、見て写すだけの作業の時間を5分程度取ります。

簡単な作業の時間なので、誰でもできます。しずかに5分間ひたすら書く。

だんだんと落ち着いていきます。

ルーチン化すると、生徒もだんだん慣れていきますね。ほとんど条件反射形成のためにやります。

授業内をブロックに分けて変化させる

生徒は同じ事を集中して長時間できません。

漢字の書き取り
フラッシュカードで暗記
音読(いろんなやり方で)
先生の話を聞く
発表する
板書を写す(ノートを取る)
グループで話し合う
落ち着いて考えを書く
机を離れてギャラリーウォーク

など、時々体動かす時間を取ってみてください。

それでもうまくいかない場合は・・・

それでもうまくいかない場合はあります。
そんな場合はやはりベテランの先生に相談しましょう。
生徒も、自分のやっていることが、他の先生にも筒抜けですぐに注意されるということがわかると、だんだん条件反射的に収まっていきます。
組織的取り組み&地道な取り組みはとても大切です。

また、国語の教員としても、「話し方」を磨くことがとても重要になっていきます。とても聞き取りやすい話し方だと、生徒も不快にならないで済みます。

自分の授業を動画を撮ってチェックしてみてはいかがでしょうか?


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