黒瀬直美

高等学校国語の教員。面白い授業をしたい。商業科、定時制、普通科、総合学科、国立大附属中…

黒瀬直美

高等学校国語の教員。面白い授業をしたい。商業科、定時制、普通科、総合学科、国立大附属中高、私立中高と、困難校から進学校までオールラウンドに勤めた経験を持っています。対話的な授業について、国語科について、教育について、働き方改革について語ります。

マガジン

  • 厳しい生徒実態に挑む先生のために

    教えるということの素晴らしさを志し、教壇に立ったのに、厳しい生徒実態を目の前に心が折れる日々・・・。そんな苦しい状況を理解してくれる人もいない・・・。自分の力不足を実感し、無力感にさいなまれる・・・。でもそれは、ご自身の責任ではありません。なんとか現状をよくしたいと模索した私の経験をお届けします。

  • 主体的で対話的な国語の授業デザイン

    楽しく面白いちょっとぶっ飛んでいるかもしれないチャレンジングな国語の授業デザインについて語ります。

  • こんな雑誌・本に掲載されています。

    国語教育関係の雑誌・本の執筆リストです。

  • 働く女性の家事・育児との両立問題@教員版

    ワーク&ライフバランスのある働き方を目指して、感張っているものの、なかなか働く女性の問題は深刻です。どうやってこの問題と向き合ってきたのか、女性教員としての経験を語るとともに、女性の社会的な立場について問題提起をします。

  • 新任の先生&学生さんからの質問に答えてみた。

    授業見学に来られた学生さんの質問、新任の先生のお悩みに答えたことをここで書きためてみたいと思います。生徒指導の難しい学校から、国公立附属まで勤めたフィールドの広さを強みとする私の意見なので、全てに通じるとは思っていませんが、ご参考までに。

最近の記事

  • 固定された記事

Kindleで国語教育のエンタメ本を出しました。

初めてのKindle出版&無料キャンペーンの日時このたびKindle出版にチャレンジしました! 12月9日(土)17時から13日16時59分まで無料キャンペーンやってます。 その後は、KindleUnlimitedでも読めます。 早々に売れ筋ランキングで一位をいただきました。 この機会に是非どうぞ。 Kindle出版をしようと思った理由長くなるので、箇条書きにして、コンパクトにします。 小学校5,6年生の頃から文章を書く&マンガを描くのが好きだった。 実はマス

    • 私の活動履歴をまとめました。

      GWを利用して、私の実践発表、講演、ワークショップ講師歴をまとめました。残念なことに原稿が残っていないものもあります・・・・。 あともう一つ、「こころ」の実践発表を日本国語教育学会でやったものも見当たらず・・・。 ですが、ずらっと並べてみると、歴史を感じます。 国語教育関係のワークショップ、講師、原稿執筆のご用命があれば、お受けいたします。こちらのメールフォームよりご連絡ください。 https://www.naomi-sensei.com/form/ 1992年 広島大

      • なかなか落ち着かない教室で授業をするとき、どうスタートするか。

        新学期、まだまだ慣れない教室新年度が始まり、少し緊張も解けて、ざわざわし始めるこの頃。 先生になったばっかりの人もいるでしょう。 いつも静かに始まる教室実態の人は、とても恵まれていると思います。 多くの人が、落ち着かない状態で授業を始めるんじゃないかと思います。 というのも、今のこの時代、35人~40人の教室というのは、本当に大変ですよね。 今回は、なかなか落ち着かない教室でどうやって授業をスタートするかを、県下で有名な教育困難校に通算17年勤めた私が、ちょっとだけ書い

        • 公立から私立の教員に転職したいきさつと両方を経験して思ったこと。

          はじめに2023年3月末、長い間勤めていた、公立高等学校を退職し、2023年4月から私立の教員になりました。私立の教員として働いて1年経ちました。 今回は転職のいきさつ、理由、そして両者を比較して思ったことを記事にします。転職を考えている人、教員としてのキャリアについて考えている人の参考になれば・・・と思います。 かなり自分自身のキャリアについて、長く述べ、本音を書いていますので、本気で読む人だけに読んでもらいたいと思い、有料記事にします。お金を払ってでも私の記事を読みた

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        Kindleで国語教育のエンタメ本を出しました。

        マガジン

        • 厳しい生徒実態に挑む先生のために
          8本
        • 主体的で対話的な国語の授業デザイン
          6本
        • こんな雑誌・本に掲載されています。
          3本
        • 働く女性の家事・育児との両立問題@教員版
          3本
        • 新任の先生&学生さんからの質問に答えてみた。
          2本
        • CanvaAI 画像生成集
          4本

        記事

          国語の授業で「振り返り」に取り組んでいます。

          「振り返り」とはこれはあちこちで説明されているので、今更私があれこれ書く必要も無いです。 阿部昇先生がとてもわかりやすく書かれているので、どうぞ。 今更のように言われているけど・・・「振り返り」という言葉が頻繁に見られるようになったのは、新学習指導要領の策定時期からだと思います。 でも、それまでに無かったのかというと・・・同じようなことはやってましたよね? 学習の最後の、「まとめ、感想」という名目で。 それを「学ぶ」という姿勢を生徒に自覚させるために「振り返り」という言

          国語の授業で「振り返り」に取り組んでいます。

          大学入試改革についてChatGPTに聞いてみた。

          ついにChatGPT有料版に課金!4月から、なんと本格的にChatGPTを使おうと思って、有料版にしました! 現在、何かしらChatGPTくんに尋ねてます。 その中でも、日頃教育問題についてあれこれと愚痴ってばかりなので、思い切って尋ねてみました。なお、長いです(汗。なので要約を冒頭に付けています。 サマリー(要約)日本の大学入試制度には偏差値教育の強調や一発勝負のプレッシャーなどの問題点がありますが、高い学力水準の保証や公平性といった優れた点もあります。教育の質を向上

          大学入試改革についてChatGPTに聞いてみた。

          最近そこそこ印象の良かったX(Twitter)の投稿をまとめてみた。

          変な時間に寝てしまって夜中に眠れなくなったので、投稿します。 ●まずこれ。本当に、すごくレベルの高い実践報告を目にして、ちょっといや~な気持ちになったので、投稿。 ●それ関連でまたまた投稿。 ●これはとてもインプレッションが良かった。二つつながっています。 やっぱり、どうしても華やかでうまくいったことをSNSで喧伝してしまいがちだけど、厳しい生徒実態でがんばっている先生を応援したいなあ。 そういう人はなかなかがんばっているのに評価されないから。 評価されることが目

          最近そこそこ印象の良かったX(Twitter)の投稿をまとめてみた。

          ビジネスの世界から教育の世界を逆照射!~オンラインイベントを開催して~アップグレード版

          前回noteに書いた記事のアップグレード版です。 さらに私の気付きを付け加えました。 1 お招きした塔本さんの略歴 もうちょっと加筆すると ビジネス畑を歩いてこられたベテラン銀行マン。 ↓ マネジメント職にもついて、さらにスキルアップしようと グロービス経営大学院大学で学び直し。 ↓ 猛烈な刺激を受ける ↓ 価値観の転換 ↓ 退職してフリーランス ↓ 東北で起業チャレンジ! ↓ 多忙な起業生活を考え直し、一年間の充電の後、再起動 ↓ 組織に属さず、起業家のスタートアッ

          ビジネスの世界から教育の世界を逆照射!~オンラインイベントを開催して~アップグレード版

          ビジネスの世界から教育の世界を逆照射!~オンラインイベントを開催して~

          オンラインイベント開催まで 先日、オンラインイベントを開催しました。 いつもは国語教育なのですが、今回はこれ。 開催のいきさつは動画にまとめましたのでどうぞ。1分ぐらいです。 いつも学校という空間の中でせせこましく働いている私たち。別の視点から物事を見ることによって、今の自分がわかるはず!それには、ファシリテーションのテクニックを知っておられる塔本さんなら、対話的な展開の中で引き出してくださると思って依頼しました! 当日のメニュー問い立てラボという、教育についてあれこれ

          ビジネスの世界から教育の世界を逆照射!~オンラインイベントを開催して~

          授業作りのベースに置いているもの

          どうも。町内会長の活動がハードで、note更新から遠のいていました。 昨日参加した勉強会で、私の立ち位置を自覚したので、書き留めていきます。 私自身、学習指導目標は「生徒にとって解決したい目標を解決する」ように設定して、授業を構成します。 私自身の指導目標は、そうやって生徒が夢中になって取り組んでいる中で、国語のスキルが身につくことなのです。 これは師事している世羅博昭先生の影響によるものですね。 公立を離れた今だからこそ言えますが、とある県立の有名な先生の国語の授

          授業作りのベースに置いているもの

          2024年 年始の挨拶

          新年明けましておめでとうございます。 Facebookにも同様の投稿をしています。 2023年は私にとって転機でした。 思うところが多々あって、自分のやりたいことがこのままではできないのではないだろうか、と思い、たまたまご縁をいただいて新しい世界へ。 4月 りょうゆう出版 シリーズ学びとビーイング2 寄稿 5月号 明治図書 教育科学国語教育 板書の正解 寄稿 8月 産業能率大学 静岡大会セミナー 登壇 8月 国語教育実践交流会 安田女子大学 講師 10月 広島

          2024年 年始の挨拶

          2023年ノートまとめ

          こんな便利なこと、してくださってるんですねー で、ますます教育困難校、学級崩壊の体験談をまとめる気になって来たのでありました。

          2023年ノートまとめ

          なんでChatGPTにそこまでのめり込めないのか。

          ChatGPTがこの世に出て一年が経ちました。 ビジネスの場でも、教育の場でも、医療の場でもいろいろなところで活用が進んでいます。 私も興味半分さまざまな応対を楽しんだり、特にAIお絵描きを楽しんだりして来ました。 このアイキャッチの絵も、AIにリメイクしてもらってます。 そして困った時にはいろいろと質問をしてヒントをもらったり、あまり知らない分野の概要を掴む時に使ったりして来ました。 でも、彼の紡ぎ出す文章はなんだか無機質で、読んでいて心震えません… 下手くそで

          なんでChatGPTにそこまでのめり込めないのか。

          漢検の案内ポスター作成

          Xでもつぶやきました。 実は自校で準会場として1月に漢字検定を実施します。 生徒にやる気を起こさせるポスターを作ったら、どうかという若い男性の先生のちょっとした冗談?を真に受けた私は、面白そうだなぁと思って、ポスターを自作することにしました。 もちろんいかに楽に作るかという事を考えましたよ。 Canvaを開いて、学校、ポスター、案内、試験等という単語で検索して、それらしいポスターのデザインを選びました。 その後は適当に文章を漢字検定バージョンに変えます。 出来合い

          漢検の案内ポスター作成

          国語のワークショップの講師をしました!

          ご縁がありまして、オファーしていただきました。 この会で、今までの雰囲気を変えて、参加型にしたいというお話でした。 今まで、参加型じゃなかったの?・・・((^^ゞ 研修会のあり方も、シフトチェンジして行く必要がありますね。 私自身、たくさんの研修会に参加してきたので、できるだけ、参加者の希望に沿い、なおかつ、参加型になるようにメニューを組みました。 スライドの一部を紹介。 充実した会になりました! ・・・あ?私だけ?かもしれませんが(^^ゞ 参加者の皆様もよかった

          国語のワークショップの講師をしました!

          問い作り(QFT)を国語の授業で取り入れるには?

          問い作りについて、試行錯誤を書きました。 結論的にはアメリカ発祥のメソッドを文化や制度の違う日本でそのままやっても生徒の実態に沿わなかったので、授業者のアレンジがひつようかということです。 ブログ記事に詳しく書いてあります。 興味のある方、ぜひどうぞー!

          問い作り(QFT)を国語の授業で取り入れるには?