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『社会を良くするための経営。私財を投じ命懸けで公会堂を作った岩本栄之助氏に想いを馳せながら…。』


まさに、
梅雨の晴れ間!!

この日の目的は
大阪市中央公会堂で行われる
『National Forum 2023』。

日本を背負う経営者が
1000人も集うシンポジウムです。

お天気が良かったので、
ちょっと早い時間に中之島をウロウロ。

素敵なカフェでランチしたいな、
と思っていたら!!

リバーサイドにお洒落なカフェを発見♫
『& ISLAND』です。

お店の中の雰囲気も良いのですが…

なんと言っても!
気持ちの良いのが…

川沿いのオープンエアの席です(o^^o)

美しい中央公会堂の…
まさに!真ん前〜♫

随分と前から、
大阪市は
市内を流れる川の浄化につとめて来ました。

その成果もあって、
嫌な匂いもせず、
川面を渡る風が心地よいこと、この上なしです☆


ローストビーフに温泉卵がとろりと乗っかった
野菜たっぷりランチを頂きましたっ♫

美味しいランチは勿論ですが!
何より、
ここのご馳走は
真っ青な空に映える中央公会堂の建物です。

莫大な私財を投じて
たった一人で、この公会堂を作り上げ、
ご自身は完成を待つことなく
この世を去った株式仲買人、岩本栄之助さんに
感謝の言葉とともに想いを馳せました。

「学問せなあかん」が口癖だった栄之助さん。
証券取引所で働く少年たちのために、
学校に行くように勧め、
私財を投じて塾を作ったそうです。

初めて異国の地を踏んだ栄之助さんは、
米国の富豪の多くが
財産を慈善事業や公共事業に投じているこに
強い感銘を受け、大阪の地に、
どこにも負けないホールを建設しようと決意。

父親の遺産と自分の財産の合わせて100万円、
現在の貨幣価値でいえば数十億円を
大阪市に寄付しました。

その後、戦争や時代の影響もあって
莫大な損失を出してしまいます。

しかし、
寄付した100万円を返して貰うことはせず、
行き詰まった栄之助さんは
ピストルで自らの命を断つ道を選びました。

享年39歳の若さで人生を終えたのです。

当時、考えられる
様々な高度な技法や技術を駆使して
贅沢に作られた大阪市中央公会堂。

栄之助さんが私たちに残してくれた
宝物、財産です。




ランチのあと
中央公会堂に向かいました。

企業家の皆さんによるシンポジウム、
一般社団法人 経営実践研究会、主催の
『National Forum 2023』。

この日、集まったのは
経済活動をしながら
社会を良くして行きたいと頑張る若い経営者です。

素晴らしい中央公会堂を誇らしく思い、
こんな贅沢な建物で
経済活動にいそしむ皆さんが集まれることを
栄之助さんに感謝しながら…

世の中を良くしようと頑張る
栄之助さんスピリッツに溢れる若い皆さんから
沢山の刺激を頂きました。

いつもお世話になっている
東邦レオの橘俊夫会長も
パネルディスカッションに登壇されました。

10年ほどお世話になっている、
秋田で実践型キャリア教育を目指して
塾を経営する奥真由美さんの姿も発見!!

基調講演からプレゼンテーション、
パネルディスカッションなどなど、
盛りだくさんの内容でしたが…
あっと言う間に4時間が過ぎて、
最後は藤岡 俊雄会長による、ご挨拶。

長時間にわたる会にもかかわらず、
1000人の経営者の皆さんの熱量は
最後まで右肩上がりのままでした♫

社会に貢献しながら
自らの会社の発展を目指す企業家の皆さん。

その姿は、
私財を投げ打ってでも
社会のために頑張る栄之助さんと重なりました。

何のために働くのか。
何のために会社を大きくするのか。
何のために生きているのか。

社会を動かす力は
より良い社会を信じて目指す
企業家の皆さんの中に
昔も今も息づいている。

この日、集まった
1000人の若い経営者の皆さんから
沢山のことを教えて頂きました。


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