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『今年、最後の桜は…満開の桜の下、愛する人を偲んで開かれた茶会でした。』

日本画家として名を馳せた橋本関雪。
1945年に61歳で生涯を閉じるまで
住み続けた邸宅が京都にあります。

白砂村荘です。

関雪の数々の名画を生み出した
国の名勝にも指定されている見事な庭は、
関雪自らが設計を手掛け、
半生をかけて完成させたものだそうです。

その庭には…
若き橋本関雪が画家として立身する時期を支えた
“よね”のために建立した茶室があるんです。

『憩寂庵・倚翠亭』。
病に倒れた最愛の妻“よね”の平癒を願い
建てられた茶室。

しかし、
“よね”は茶室の完成を見ることなく
亡くなってしまったそうです。

八重桜が盛りを迎える4月。
良く晴れた日に、
“よね”の遺徳を偲ぶ追善呈茶会が開かれました。

お道具は…
よねさんが手捏ねした楽茶碗に
関雪さんが絵付けしたものや、
一周忌の追善茶会の折に
関雪が千家十職に依頼したものなど。
ひととき、
ご夫妻の温かい愛に触れることが出来、
胸がじ〜ん、としました。

今年の桜は咲くのが遅かったのに、
咲き始めたら散るのが早くて…

とは言え、
今を盛りに、とばかり…八重桜がその日は満開。
関雪の“よね”への想いを讃えるかのように
咲き誇っていました。










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