みやじい

日々、善光寺門前にてゆるく過ごしています。気持ちに留まったことを 綴っていこうと思いま…

みやじい

日々、善光寺門前にてゆるく過ごしています。気持ちに留まったことを 綴っていこうと思います。

記事一覧

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上田のお蔵さんで。

みやじい
2日前
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上田のお蔵さんへ。

毎日日本酒を酌んでいる。 秋の終わりから春にかけて、長野のお蔵さんがたの 丹精込めた酒造りが続く。造りを終えた新緑まぶしい 季節になると、 あちこちのお蔵さんで蔵開…

みやじい
3日前
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休日の散歩で。

みやじい
5日前
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スーパードライ週間。

いくつかSNSに参加していて、ブログを書いたり、 人さまのブログを拝見させていただいている。 先だって、そんな中のおひとりのかたのブログに触れた。 お酒が好きなかたで…

みやじい
6日前
31
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午後の散歩で。

みやじい
9日前
28

オーダーメイドを。

この冬、愛用しているコートのボタンの縫い直しを、 散歩の通り道で見かけた洋裁屋にお願いをした。 善光寺から北へ二キロほど進んだ場所に在る、 アトリエ・ヒカオという…

みやじい
10日前
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松本にて。

みやじい
12日前
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ブラック・ジャック展へ。

子供の頃、漫画雑誌を見ていた。少年ジャンプに 少年サンデーに少年キングに少年チャンピオンに 少年マガジン。実家の近くの商店で買ったり、 本屋で立ち読みをしていた。 …

みやじい
13日前
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休日の散歩で。

みやじい
2週間前
24

同級生というものは。

子供の頃、長野市立柳町中学校で三年間を過ごした。 朝夕、母校の後輩たちがおしゃべりしながら仕事場の前の 路地を通って行く。楽しそうな様子を眺めながら、 我が身にも,…

みやじい
2週間前
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休日に。

みやじい
3週間前
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水野美術館へ。

ゴールデンウィーク最中の祝日の月曜日、若里の水野美術館へ 出かけた。 「THE 新版画」と題された企画展を開いているのだった。 明治以降衰退していた木版画を復活させた…

みやじい
3週間前
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午後の散歩で。

みやじい
3週間前
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懐寒い身で。

馴染みの飲み屋のいいださんで、ホタルイカをつまみに 山形の惣邑の純米吟醸を酌んでいたら、テレビの ニュースに箸が止まった。 長野市内の七十代の女性が詐欺に引っかか…

みやじい
3週間前
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朝の散歩で。

みやじい
1か月前
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今でも悔いて。

かつて家庭を持っていたときがあった。 当時の連れ合いと暮らしはじめて、十一年。 酔っ払いの体たらくに見切りをつけられて、 縁を切られた。 あとから思えば、確かに思い…

みやじい
1か月前
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上田のお蔵さんで。

上田のお蔵さんへ。

毎日日本酒を酌んでいる。 秋の終わりから春にかけて、長野のお蔵さんがたの 丹精込めた酒造りが続く。造りを終えた新緑まぶしい 季節になると、 あちこちのお蔵さんで蔵開きが行われる。 愛飲家のかたに蔵の敷地を開放して、今期の新酒の 数々を振舞ってくれるのだった。 上田市の入り口、下塩尻地区に、沓掛酒造が在る。 上田に暮らす飲み友だちが、蔵開きでボランティアと して手伝いをするというので、足を運んでみた。 当日の日曜日の昼どき、しなの鉄道に揺られて、 西上田駅に着くと、酒徒の面々が

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休日の散歩で。

スーパードライ週間。

いくつかSNSに参加していて、ブログを書いたり、 人さまのブログを拝見させていただいている。 先だって、そんな中のおひとりのかたのブログに触れた。 お酒が好きなかたで、この黄金週間の連休も、いろんな ビールを飲んだり、帰省先でお父様と島根の銘酒、 出雲富士を交わしたり、お母様とハイボールを飲んだり、 素敵な時間を過ごされていた。 その中で、実家で飲んだスーパードライが おいしくて驚いたと言っていたから、こちらも驚いて しまったのだった。 スーパードライが発売になったときのこと

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午後の散歩で。

オーダーメイドを。

この冬、愛用しているコートのボタンの縫い直しを、 散歩の通り道で見かけた洋裁屋にお願いをした。 善光寺から北へ二キロほど進んだ場所に在る、 アトリエ・ヒカオという店で、パソコンで検索したら ホームページがあったので、ラインでやりとりをして、 その日の夕方にコートを持ち込んだ。 営んでいるのは穏やかな雰囲気の女性のかたで、 手ごろな値段で引き受けてくださった。 御自身の作った洋服を販売したり、洋裁教室を開いて いたり、 市内の専門学校で洋裁を教えているという。 一週間後、コート

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松本にて。

ブラック・ジャック展へ。

子供の頃、漫画雑誌を見ていた。少年ジャンプに 少年サンデーに少年キングに少年チャンピオンに 少年マガジン。実家の近くの商店で買ったり、 本屋で立ち読みをしていた。 巨人の星にキャプテンにドカベンや、がきデカに、 マカロニほうれん荘に、ストップひばりくん。 あしたのジョーにがんばれ元気にまことちゃんなどなど、 サッカー漫画ならオフサイドが好かったな。 大人になって酒の味を覚えてからは、週刊モーニングの 夏子の酒を毎週楽しみにしていた。 松本市立美術館で、ブラック・ジャック展が開

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休日の散歩で。

同級生というものは。

子供の頃、長野市立柳町中学校で三年間を過ごした。 朝夕、母校の後輩たちがおしゃべりしながら仕事場の前の 路地を通って行く。楽しそうな様子を眺めながら、 我が身にも,こんなにかわいい時代があったのかと思うと、 信じられない気分になってくる。なにがどうして、こんな へたれたおっさんになってしまったのか、ため息が出るの だった。 同級生に、とてもおとなしい女の子がいた。 勉強のできる頭の良い子だったけれど、いたって 目立つことのない子だった。ところが成人してから 久しぶりに会ったら

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休日に。

水野美術館へ。

ゴールデンウィーク最中の祝日の月曜日、若里の水野美術館へ 出かけた。 「THE 新版画」と題された企画展を開いているのだった。 明治以降衰退していた木版画を復活させた、渡邊庄三郎という かたがいた。そのかたが創立して、今も銀座に店を構える 渡辺木版美術画舗の所蔵展だった。 自宅を出て通りを下って行くと、朝から観光客たちが、 善光寺に向かってぞろぞろと上がって行く。 最近は日本人に混ざって外人の姿がほんとに多い。 家族連れや、大きなバッグを背負った一人旅のかたと、 何度もすれ違

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午後の散歩で。

懐寒い身で。

馴染みの飲み屋のいいださんで、ホタルイカをつまみに 山形の惣邑の純米吟醸を酌んでいたら、テレビの ニュースに箸が止まった。 長野市内の七十代の女性が詐欺に引っかかって、 一億円を盗られたというのだった。 思わずカウンター越しにご主人と顔を見合わせて、 すごいねえと声が出てしまった。 警察官を名乗る人から電話がかかってきて、 あなたの銀行口座が詐欺の被害にあっている。 別の口座を開いて現金を移し、こちらに知らせて ほしいと言われ、 言われるままにインターネットで口座を開いて、

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朝の散歩で。

今でも悔いて。

かつて家庭を持っていたときがあった。 当時の連れ合いと暮らしはじめて、十一年。 酔っ払いの体たらくに見切りをつけられて、 縁を切られた。 あとから思えば、確かに思いやりが足りなかった。 温かな気持ちを向けることをおろそかにしていた。 我が身の不出来をしみじみ痛感したのだった。 それでも、その後も元気にしているのか気になって、 ときどき連絡を入れては、一緒に酒を飲みながら 近況ぶりを聞いていた。四月の下旬、珍しく連れ合い から電話がかかってきた。明日の休日、蕎麦屋で一杯 やりま