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忙しすぎた日本滞在、家族ファーストではなかった自分への猛省

こんにちは!今回の日本滞在ですが、私、めちゃくちゃ忙しくしていました…7月9日に出国して8月3日に帰国したのですが、約3週間のうち京都の自宅にいたのは…4日間…?

それ以外はお仕事として講演会に呼んでいただいていたり、私が個人的に会いたい方々や訪れたい学校などの視察に出かけていました。日本滞在中は私の実家にいたのですが、私の家族を含め、義則も娘の面倒をよくみてくれていたと思います。でも、やっぱり私が家にいなさすぎて義則が一言。

「ほんまに家おらんな」

いや、ほんっっっっとそう!ほんまごめん。やりすぎた。まじでごめん!!このハイパー忙しすぎる私の状況、家族を大切にできてるか?!皆んなに任せっきりやないか?!…でも愛してる!(意味わからん)ということで、猛省しました。もう次はこんなことないようにするよ。

パートナー、家族が幸せかどうかに耳を傾けなくなってはダメだ

「ほんまに家おらんな」…この義則の一言、心に刺さりました。何故なら、この一言には「家族大切にする気があるか?」というメッセージが含まれているからです。

日本に帰国すると仕事が舞い込んでくるのは仕方ない。でも、家族に負担を強いてまですべき仕事なんてあるのか…?それって私が目指しているライフスタイルって言えるのか?「仕方ない」って言い訳するのか?そんなので良いのか?日本にいた時と同じような言い訳をするのか…?

川の字で寝転がった布団で、義則に心からのお詫びを。「本当にごめん。次回からはこんなことがないようにする」「うん、よろしく〜」と義則。

色んな価値観があると思うので「これが正しい」と言うつもりはありません。でも、少なくとも"私"が「こんな風に生きたい」と思ったライフスタイルの先にオランダがあったはず。私のこの夏の状況は決してオランダが目指しているようなライフスタイルではないことは明確でした。

忙しすぎて義則と娘に耳を傾けられていなかった自分、猛省!

実娘が不在の実家…

今回の一時帰国、義理の息子にあたる義則とその娘だけじゃなく、私の実家にも迷惑をかけたな〜という感じで、目まぐるしく忙しい娘が帰ってきた!という感じ。

まぁもちろん娘が仕事で忙しくしていること自体は、一部として親として喜べる状況だとは思いますが(私も娘がそういう状況だったら多少は嬉しいと思う)、それでもあまりにも不在なのは…ねぇ…もちろんスケジュールはシェアしているものの、そんな全部は理解してくれてない訳で。

「あ、そうか今週末おらんのか」なんてことも多くて、姉家族も含めて三世代で集まる機会をゆったりと決められないというか「ここしか空いてない!」みたいに、合わせることを強いてしまった点は申し訳なかったと思います。

みんなごめんー!!!

自分だけの「やりがい」を追いかけたって、虚無感しか…

今回の日本滞在を通して強烈に感じたのは、いくら自分がキラキラしていたって、自分だけのやりがいを追いかけたって、それで自分の周囲の家族がそれに満足していなかったら、本当に言葉通り「自己満」だってことでした。

もちろん私だって使命感があったりして、自分らしく生きるってことを優先する権利はあるだろうけれど、それが行きすぎてバランスを欠いている状態ってどうなのよ?ってこと。おいおい、家族の意見は聞いていますか?家族は本音をあなたに語っていますか?耳を傾けようとしていますか?

「ほんま家おらんな」という発言には「ちゃんと家族の意見に耳を傾けられる菜央でいた方がいいよ」っていうメッセージが込められていたのかもしれません。

義則も彼なりに娘と泊まりがけの小旅行に出かけたり、娘に意見を聞いて「水族館に行きたい!」という彼女の要望を叶えるべく海遊館に出かけたり。本当によくやってくれていたからこそのあの発言。

今回大きな講演会が3つあり、そのうち2つは家族同伴で旅行のようにして出かけられるよう手配したのですが、「だから良いでしょう」と思っていた私。でも実際、打ち合わせや講演会の前後には、娘と一緒にいてくれたことを考えると「だから良いでしょう」っていうのはちょっと乱暴な考え方だったな。と感じています。

喜びも不満も全部共有できる"家族"というチームで

でもポジティブな側面で言えば、今回のことをちゃんと腹を割って彼と話ができたこと。どう感じているか、何が問題なのか、次からはどうするのか。パートナーとの関係って「このままで良いや」って放置したり、やり過ごしたりすれば、そうする分だけ劣化していくというのが私たちの考え方。ちゃんと節目節目で立ち止まって、対話する時間を設けて、目を合わせて話をしないとどんどんズレていく。

子どもが巣立っても一緒に生きていく人だから、今この瞬間の関係づくりから手を抜かない選択をしていきたいと思うのです。

そして、さらに言えば、そういう私たちのパートナーシップの在り方を娘の視界に入れておきたい。「色んな問題があっても、あぁやって課題解決していくんだな」っていう景色を娘の中に残すことが、私たち保護者の努め。子どもって教えたようにするのではなく、大人がしているようにする生き物だと思う。

そういう意味では、私が忙し過ぎる状況って「いつも誰かがいないチーム」で、その負担がチームメイトにかかっているということ。それを「仕方ない」って言い訳するなんて、ちょっとチームメイトとして責任感なさ過ぎだ。うん、1人のチームメイトとして役不足だった。本当にごめん!

色んなことを発信している私でも、未熟な部分はまだまだあるんだと自覚します。あ、ちなみにこの記事は今回お仕事でお世話になった方々やお会いした方々との時間が無駄だったとか、意味なかったとかそういう意味では決してありません。それはそれは豊かな時間で、有意義でした。ただ、私のスケジュールマネジメントが家族ファーストという観点から終わっていたというだけの話です。笑

今回の日本滞在、「忙しさ」が奪っていくたくさんのことに気がつけました。私がここにいるのは、こんな私の未熟さを見守ってくれる日本の家族とそばにいる大切な家族のおかげでもある。

大切なことに気づかせてくれて、みんなありがとう〜!

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