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変わったお茶。~その28~

なかなか更新できずにいたnote.

パリ・オペラ座展も閉幕し、貸出していたコレクションも手元に戻ってきました。3カ月、長いと思っていた会期ですが過ぎてみると本当にあっっ、という間でした。
年末年始も挟んでいたので余計にそう感じたのかもしれません。

ほっと一息にワインやシャンパーニュもいいですが、お茶もやっぱり好き。

今日ご紹介するのは、多量(と、いうか全種類コンプリートしました)バレエ・スエドワのお茶 "Skating Rink"

お茶のパッケージも素敵

珍しいブレンドで  "グリーン・ティーのスパイシー・チャイ" と書かれていて、グリーン・ティー(日本の緑茶よりは中国茶の緑茶に近い味です)ベースにカルダモン、シナモン、ローズマリー、コリアンダーが入ったもの。

茶葉はこんな感じです

ブラックティーだとミルクを入れてチャイ風に飲むのも美味しいのですが、こちらはストレートが一番美味しいお味。アイスなら少し甘さを加えても悪くないと思います。(京都の「グリーン・ティー」風になりそう)

注いだ時はチャイ!という感じの香がふわっと広がりますが、3分ほどおいていただくと、カルダモンを一番感じます。ブラックティーよりは軽さがあるのでチャイの濃厚さが苦手という方にもいいかもしれません。

バレエ『Skating Rink』はバレエ・スエドワの人気演目の一つ。
1922年初演、振付はバレエ・スエドワの全ての作品を初演・振付したスウェーデン人ダンサー/振付家ジャン・ボルラン、音楽はアーサー・オネゲル、そして衣裳・美術はフェルナン・レジェ。
とてもおしゃれなデザインで今みても新鮮!

レジェのデザインをマケット(舞台模型)にしたもの

再現上演もされているのですが、1998年でバレエ・リュス展のオープニングに重なっていかれませんでした。

何とここに動画が現在公開されています。

もちろんこれも『春の祭典』の再現でも知られるミリセント・ホドスンとケネス・アーチャーによるもの。

オネゲルのどことなく不安感をあおるような多層的な音楽をお茶にするとこんな風味になるのかな、と思いつつ楽しんでいます。

作品イメージをお茶にする、というのはなかなか難しいけれど楽しい作業。まだ商品化されていませんが(楽しみにお待ちください!)『シェエラザード』と『眠りの森の美女』をハーブティー監修したものがあります。

ブレンダーの方とイメージをすり合わせ、何度も試飲を繰り返す作業はとても楽しいのです。
皆様にも楽しんでいただける機会をつくれたらいいなと思っています。

と、話が少しそれましたが、バレエ・スエドワのお茶はまだありますのでまたご紹介できたらと思っています。


ありがとうございます。 欲しかった本やプログラムを購入し、Ballet Collectionの充実に励みたいと思います!