Naoko_Haga

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芳賀直子/舞踊史研究家 instagram @haga_naoko HP https://naokohaga.com/ 引き続きバレエ・スエドワとバレエ・リュスの魅力をお伝えしたい! 一般社団法人日本バレエ・リュス&バレエ・スエドワ協会の活動も是非ご期待いただき、応援して下さい

マガジン

  • 鎌倉おいしいもの

    私が選んだ鎌倉のおいしいものを紹介します。基準を明確に、これが美味しい、とはっきりしたお勧めをご紹介します。好みが合えばお役に立つかな、と思います。

  • 変わったお茶。

    変わったお茶シリーズ(?)が10本を超えたのでこちらに収納しました。

  • ダンス・バレエ映像

    少し増えてきたので、ダンス・バレエ映像のお話をまとめました。

記事一覧

軽井沢の自転車

我が家にはまだ三輪車が残っています。 まだ十分に使えそうに綺麗。 祖父母が小さな私のため、あるいは誰かのために買ったのでしょう。はっきりとした記憶はありません。 …

Naoko_Haga
5日前
7

誰もしらなかった桜、スミレ

小鳥の羽ばたき、鳥によってその音が違うなんて知りませんでした。 朝食後緑をほぅと眺めながら紅茶を飲んでいたらジジッというような不思議な虫かしらと思う羽ばたき、キ…

Naoko_Haga
2週間前
1

便利になったシャンゼリゼ劇場のアーカイヴ

オンラインの時代になって本当に便利になったなぁと思う事があります。 例えば、気がついたらシャンゼリゼ劇場にもこんなアーカイヴが誕生していました。 100周年でポスタ…

Naoko_Haga
2週間前
3

貴重な映像も沢山のバレエ・スエドワイメージ

バレエ・スエドワはパリに大旋風を巻き起こしたスウェーデン貴族ロルフ・ド・マレが率いた私立バレエ・カンパニーです。 1920~1925年と短い期間でしたが、画家藤田嗣治、フ…

Naoko_Haga
2週間前
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断捨離と時短~そして衣がえ~

近頃、身近でも時々耳にするこの二つの言葉 とても苦手です 研究者は書籍や資料(データの時代になってもすべてはデータ化されないのですが、それが分からない方、伝わら…

Naoko_Haga
1か月前
3

変わったお茶。~その29~

とても久しぶりの「変わったお茶」シリーズ。 自分でもここでこうして書くまでこれほど多種多様なお茶を飲んでいる事にも気づいていませんでした。 出張でも数種類のティ…

Naoko_Haga
5か月前
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軽井沢の紀伊国屋とPLAZA~懐かしい風景

秋を過ぎて初雪の便りが届く軽井沢ですが…まだこちらは夏の続きのようなお話し。 軽井沢は宣教師が作った避暑地、というのは使い古されたフレーズですが、だからこそあっ…

Naoko_Haga
5か月前
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軽井沢と馬

先日、SNSで流れてきた画像でふと思い出したことがありました。 その画像には旧軽銀座を馬に乗って通る外国人が写っていて、説明に外国人は馬に乗って闊歩していた・・のよ…

Naoko_Haga
6か月前
3

バレエ『眠れる森の美女』いろいろ

今年は日本で偶然にも(COVID19による延期もあるので)『眠れる森の美女』が二つのバレエ団によって初演されます。 ヨーロッパでは1921年にバレエ・リュスによって初演さ…

Naoko_Haga
6か月前
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夏の旅はいつも軽井沢…

我が家の夏の旅は私が生まれた時には軽井沢と決まっていました。 父の海外赴任中は随分と色々な国に行きましたが、帰国後の夏は別の所に行ったことがない子供時代でした。 …

Naoko_Haga
8か月前
4

2023年7月2日(日)バレエ&ダンスの話し#25のアーカイヴはこちらからどうぞ

気が付けばバレエ・リュスプログラムの全頁紹介も1920年、折り返し地点にまいりました。 そして今回はマティス、ピカソ、そしてセール(って誰?という方も多いかも)の登…

2,500
Naoko_Haga
10か月前

鎌倉のスウェーデン・カフェ

長谷にあるとてもかわいくて居心地のいいお店。 全てスウェーデン、ということではありませんが、スウェーデン・テイストが沢山。

Naoko_Haga
11か月前

夢の書店

先日、2020年に軽井沢に開店した「やなぎ書房」が閉店しました。 待ち望んだ町中の書店開店を見て、すぐに出かけ。随分沢山の方々に会い、楽しく掛けがえのない時間を過ご…

Naoko_Haga
1年前
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変わったお茶。~その28~

なかなか更新できずにいたnote. パリ・オペラ座展も閉幕し、貸出していたコレクションも手元に戻ってきました。3カ月、長いと思っていた会期ですが過ぎてみると本当にあっ…

Naoko_Haga
1年前
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1月最後の日に‥🐇の年のこと

なかなかnoteを書けない日々でした。 最近は気軽にアップできるInstagramを良く使っているような気がします。 そうこうしているうちに1月も終わり。 うさぎの話しをと思っ…

Naoko_Haga
1年前
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ご参加ありがとうございました!&お知らせ。

12月25日の二山治雄さんをお招きしたトーク、ご参加ありがとうございました。 米国移動中のなかなか臨場感あふれる配信、そして私も知らなかったパリ・オペラ座の姿など沢…

Naoko_Haga
1年前
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軽井沢の自転車

軽井沢の自転車

我が家にはまだ三輪車が残っています。
まだ十分に使えそうに綺麗。

祖父母が小さな私のため、あるいは誰かのために買ったのでしょう。はっきりとした記憶はありません。
乗った写真があるので私が使っていたのは確かなのですが…。
その後補助輪がついた自転車を経て普通の自転車に乗るようになりました。

小学生~中学生時代位は私たちが行く時に祖母が貸自転車を頼んでおいてくれたことを、これを書いていて思い出しま

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誰もしらなかった桜、スミレ

誰もしらなかった桜、スミレ

小鳥の羽ばたき、鳥によってその音が違うなんて知りませんでした。
朝食後緑をほぅと眺めながら紅茶を飲んでいたらジジッというような不思議な虫かしらと思う羽ばたき、キビタキでした。

鎌倉の自宅ではそうした時間も取れませんし、何よりそんなに小鳥がいる場所でもないのです。小さい頃から大好きな雀やシジュウガラが時々訪れる位。

連休、鎌倉の最近のあまりにすごい人出(勝手に「オーバー&オーバー・ツールズム」と

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便利になったシャンゼリゼ劇場のアーカイヴ

便利になったシャンゼリゼ劇場のアーカイヴ

オンラインの時代になって本当に便利になったなぁと思う事があります。
例えば、気がついたらシャンゼリゼ劇場にもこんなアーカイヴが誕生していました。

100周年でポスター集等も出版していて、整理しているんだなと思っていたのですが、こうして見る事ができるようになって本当に便利です。

特にこうしたポスターは大きいですし、状態がいいものばかりではないので実物をみるのもなかなか大変(もちろん、実物をみない

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貴重な映像も沢山のバレエ・スエドワイメージ

貴重な映像も沢山のバレエ・スエドワイメージ

バレエ・スエドワはパリに大旋風を巻き起こしたスウェーデン貴族ロルフ・ド・マレが率いた私立バレエ・カンパニーです。
1920~1925年と短い期間でしたが、画家藤田嗣治、フェルナン・レジェ、ポール・コラン、作曲家コール・ポーター、エリック・サティ、文学者ポール・クローデル、ジャン・コクトーらが参加したバレエ団でした。
バレエ・リュスの最大のライバルともなったカンパニーです。

今、パリにはおしゃれな

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断捨離と時短~そして衣がえ~

断捨離と時短~そして衣がえ~

近頃、身近でも時々耳にするこの二つの言葉
とても苦手です

研究者は書籍や資料(データの時代になってもすべてはデータ化されないのですが、それが分からない方、伝わらない方が一定数いて時々どうしていいか分からないのですが)は研究をやめるまで=正気を失うまで、手元に残しておくもの
なので、私にとって二つの単語は自分とは遠く感じられるということがまずあるかもしれません

加えて、年に1回しか使わないような

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変わったお茶。~その29~

変わったお茶。~その29~

とても久しぶりの「変わったお茶」シリーズ。
自分でもここでこうして書くまでこれほど多種多様なお茶を飲んでいる事にも気づいていませんでした。

出張でも数種類のティーバッグを入れる程度にはお茶好きという認識はありましたけれど、思った以上にあれこれ飲んでいるのだなと思っています。これでもかけていないお茶まだまだありますし、家のストックティーの種類もそういえば数えたことがありません。
一般的には自分の家

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軽井沢の紀伊国屋とPLAZA~懐かしい風景

軽井沢の紀伊国屋とPLAZA~懐かしい風景

秋を過ぎて初雪の便りが届く軽井沢ですが…まだこちらは夏の続きのようなお話し。

軽井沢は宣教師が作った避暑地、というのは使い古されたフレーズですが、だからこそあった沢山の「洋風」の文化がありました。

いつの頃からかあった紀伊国屋は今ほど多店舗展開ではなかったので、「シャレた」舶来品を扱うスーパーでちょっとわくわくするようなお買い物でした。
祖母と行くとどの家庭でも恐らくそうであるようにいつも買っ

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軽井沢と馬

軽井沢と馬

先日、SNSで流れてきた画像でふと思い出したことがありました。
その画像には旧軽銀座を馬に乗って通る外国人が写っていて、説明に外国人は馬に乗って闊歩していた・・のような(うろ覚え)文章がありました。

それを見ていて、そうかもうそういう事は覚えている人が少ないのか、と思ったのでした。
軽井沢には私が子供の頃、馬を貸してくれたり、馬車に乗せてくれるサービスがありました。

残念ながら私は幼すぎて乗り

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バレエ『眠れる森の美女』いろいろ

バレエ『眠れる森の美女』いろいろ

今年は日本で偶然にも(COVID19による延期もあるので)『眠れる森の美女』が二つのバレエ団によって初演されます。

ヨーロッパでは1921年にバレエ・リュスによって初演されたのが初めて。それまではロシアだけで上演されていたバレエでした。

ロシア革命を逃れてニコライ・セルゲイエフが舞踊譜をロシアから持ち出したことで実現した公演でした。

そのプログラムの全頁講座を9月に予定していたのにもう11月

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夏の旅はいつも軽井沢…

夏の旅はいつも軽井沢…

我が家の夏の旅は私が生まれた時には軽井沢と決まっていました。
父の海外赴任中は随分と色々な国に行きましたが、帰国後の夏は別の所に行ったことがない子供時代でした。

それを別に不満とも不思議とも思いませんでした。
夏はそういうものだと思っていたのでしょう。

当時は「アプト式」電車で横川駅のホームに白い割烹着のお弁当売の人達が並び、最後は一列で見送ってくれるという旅情緒にあふれたものでした。
後に窓

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2023年7月2日(日)バレエ&ダンスの話し#25のアーカイヴはこちらからどうぞ

2023年7月2日(日)バレエ&ダンスの話し#25のアーカイヴはこちらからどうぞ

気が付けばバレエ・リュスプログラムの全頁紹介も1920年、折り返し地点にまいりました。

そして今回はマティス、ピカソ、そしてセール(って誰?という方も多いかも)の登場。

アーカイヴは下記からご覧ください。
次回はバレエ・リュス唯一の全幕作品『眠れる森の美女』、どんな作品だったのかどんな風に上演されたのかロシア帝室との違い、オリジナルの部分、そして衣裳のデザイン画とリアルなど丁寧にご紹介したいと

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鎌倉のスウェーデン・カフェ

鎌倉のスウェーデン・カフェ

長谷にあるとてもかわいくて居心地のいいお店。
全てスウェーデン、ということではありませんが、スウェーデン・テイストが沢山。

夢の書店

夢の書店

先日、2020年に軽井沢に開店した「やなぎ書房」が閉店しました。

待ち望んだ町中の書店開店を見て、すぐに出かけ。随分沢山の方々に会い、楽しく掛けがえのない時間を過ごしました。

開催されたトークイヴェントもたのしく、知的刺激に満ちたものでした。
新しい文化拠点!と今後やってみたいこともあったり、まだまだ夢を見ていたのですが、残念ながら諸般の事情でクローズとあいなりました。

そのクロージングイヴ

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変わったお茶。~その28~

変わったお茶。~その28~

なかなか更新できずにいたnote.

パリ・オペラ座展も閉幕し、貸出していたコレクションも手元に戻ってきました。3カ月、長いと思っていた会期ですが過ぎてみると本当にあっっ、という間でした。
年末年始も挟んでいたので余計にそう感じたのかもしれません。

ほっと一息にワインやシャンパーニュもいいですが、お茶もやっぱり好き。

今日ご紹介するのは、多量(と、いうか全種類コンプリートしました)バレエ・スエ

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1月最後の日に‥🐇の年のこと

1月最後の日に‥🐇の年のこと

なかなかnoteを書けない日々でした。
最近は気軽にアップできるInstagramを良く使っているような気がします。

そうこうしているうちに1月も終わり。
うさぎの話しをと思っていたら、ちょっと古くなってしまいましたが‥。

大変遅まきですが、今年もどうぞよろしくお願いいたします!

さて、このヘッダーの🐇、見覚えがある方もおいでかもしれません。
お分かりですか?

これは2018年の英国、ヴ

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ご参加ありがとうございました!&お知らせ。

ご参加ありがとうございました!&お知らせ。

12月25日の二山治雄さんをお招きしたトーク、ご参加ありがとうございました。

米国移動中のなかなか臨場感あふれる配信、そして私も知らなかったパリ・オペラ座の姿など沢山の素敵なお話しを伺えて私もたのしい一時でしたが、皆様お楽しみいただけましたでしょうか。

また、こんな機会が作れたらいいなと思っております。

次回の配信は12月28~1月4日まで、現在開催中のパリ・オペラ座展に出品中のバレエ・リュ

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