「時間ができたら」をやめてみる
ついこの前、年が明けたと思ったら、節分、ひな祭り、エイプリルフール、桜も散って、はぁ、なんてあっという間!←今、ここ。
子育てや、なんやかんやで、やることてんこ盛り。
仕事があってもなくても、子育てしててもしてなくても、多くの人が、なんやかんやで忙しい。
1日24時間の中に、新しい何かを詰め込む余裕がないのも、仕方がないことなのかもしれない。
そうであるのにもかかわらず、多くの人が、何かしら
「時間ができたらやりたい」とか
「時間があるときにやろう」と考える事柄を持っていたりする。
でも。
残念ながら、いつまでたっても、「時間」は、できないし、あわよくば、ぽっかり空いた時間ができても、結局、目の前のやらねばならぬことに時間は食いつぶされる。
1年後も3年後も、おそらく5年後も。
「やらないまま」の状態に変わりはなかったりする。
もちろん、「時間ができたらやろう」の中には、「やらなくてもいいこと」もあるのかもしれない。
でも、「本当はやりたいのに」とか、
「まだ、できていない」とか、
そんな思いが繰り返し脳裏に現れるならば、放っておかない方がいい。
なぜなら、繰り返し現れる思いの放置は、「やりたいことを実現できない人」の刷り込みを自分で自分にすることになるからだ。
自分への否定感が心の奥底に沈殿していくから。
小さい願望も、心の奥底に抑え込まれ、封じ込められると、モンスター化して暴れ出す。
「やりたいことが、わからない」という人は、要注意。
忙しさゆえに、自分を封じ込めてこなかったか?
優しさゆえに、自分を後回しにしてこなかったか?
そんな人は、まずは、「感じる」ことを思い出すところから、始めてみるといいと思う。
春は、匂いも彩りも、肌に感じる風も湿度も、体全体で味わうことができる絶好のチャンス。
花粉症の人は、外の出るのはつら過ぎるので、部屋の中から光の強さを感じてみるだけでもいい。
なんやかんやに紛れ込んでしまった自分を取り戻すために、「時間ができたら」をやめて、5分でいいから、自分のためだけの時間を確保しよう。
ぼーっとする。
お顔のパックをする。
ラジオの声に耳を傾ける。
日記を書く。
一杯のコーヒーを淹れる。
何気ないことでも「自分のためだけの時間」と意識する。
短い時間でも、「自分の時間」を心ゆくまで味わえば、驚くほど贅沢な時間感じられるに違いない。
満たされた感覚は、新しい活力を作り、自分にも周りにも優しくなれるんじゃないかと思う。
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