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まさかのトラブルをスピード解決!2つのポイント!

こんにちは。
人生に寄り添う、かかりつけカウンセラー&司法書士 こたか真子です。 

先日、「水漏れ事故」でご相談くださったAさんから、
「水漏れを起した上階の住人Bさんから謝罪があり、休業分の損害を払ってもらえそうです」
と嬉しい報告をいただきました。 

私に相談してくださったのが、5月30日(火)午前11時。
なんと、その日の夜には解決の方向性が、見えたのです!
あまりに早い展開に、「何があったの!?」と、私も驚きました。

再現性があることなら、ぜひ、皆さまにお伝えしたいと思い、あらためて、Aさんにお話をお聞きしました。

Aさんは、多くの人のお役に立てるなら嬉しいです。
ぜひ、発信してくださいと言ってくださったので、シェアします。 

水漏れ事故発生!大事なのは初期対応!

Aさんは、とある街のマンションの1階(通りに面した店舗)で、飲食店を経営されています。

日本ソムリエ協会 ワインエキスパートエクセレンスの資格をお持ちです。
(資格の希少価値について私は、存じ上げなかったのですが、限られた人しか持てないものなのだとか)

「大切な人に笑顔になって欲しい!」と、焼き立てパンと食材、ワインへのこだわりだけでなく、
テーブルコーディネートにも思いを込めて、お客様をお迎えしていらっしゃいます。

5月24日の午後、
お店の天井から、大雨の時に雨どいから水が流れ落ちてくるような
室内で起こっているとは、到底信じがたい光景を目の当たりにしました。

上階から水漏れが発生していたのです。

Aさんは、すぐに管理会社に連絡をすると同時に、
この状況をスマホで動画におさめました。

その日の21時頃には、完全に水漏れが止まったことを確認できたAさんは、
水浸しになった床などを掃除して、いったん自宅に帰りました。

ところが、

25日の朝、
いつもどおり店に出ると、
再び水漏れが発生していて、天井が一部剥がれ落ち、
床は一面水浸しになっていました。

驚いたAさんは、管理会社に連絡を取ったのですが、
時間外で対応をしてもらえませんでした。

Aさんは、この時も、冷静に動画で撮影しています。

すぐに大家さんに(店舗の所有者)連絡して、水漏れの被害状況を確認してもらいました。

その日の午後2時半過ぎに、ようやく水漏れは止まりました。

26日(最初の水漏れ発生から2日後)になってやっと、
水漏れの原因が、上階の住人Bさんの浴室の給水管が壊れたことによるものだったと
わかりました。

大切にしているお店に水が流れ込む様は、
Aさんにとっては、お店が、血を流しているかのように見えたそうです。

早く止血しないと傷口が広がってしまう。
早く手当しなければ、大変なことになってしまう!

何とかしたくても、自分では、どうすることもできません。

我が子のように大切に育ててきたお店が傷ついていく姿を
ただ見守るしかなかった時間は、Aさんにとって、どんなものだったでしょう。

水漏れで気が動転しながらも、Aさんの初期対応は、素晴らしかったです。

ポイントは3つ。 

①水漏れが起こっている状況を動画で撮影したこと
 ★自動的に時間が記録される
 ★画像よりも、被害の状況がわかりやすい
 ★証拠として有力

②すぐに自分以外の第三者に連絡したこと
 ★管理会社、大家さんに連絡して、被害状況を一緒に確認してもらったことで、客観的な視点が加わる

③誰とどんな話をしたか、メモに残しておいたこと
 
★時間の経過とともに、記憶は薄れるもの
 ★箇条書きでよい

もし、水漏れ事故を起こしたBさんと、後々もめるようなことがあれば、
重要な動画やメモは、「証拠」になりますし、

その場を第三者に確認してもらうことで、
客観的な視点が加わりますし、「証人」としても有効です。

〇証拠の確保
〇第三者の客観的な視点を加える
〇事故の記録、メモ(できれば、時系列に)

この3つのポイントは、どんな事故の場合にも応用できますし、
交渉を進める上で、重要なポイントになります。 

なぜ、円満解決への道を開くことができたのか

ここまで自分で対応した上でAさんは、
〇事故からの一週間、Bさんの対応に誠意が見られないこと
〇マンションの損害保険では休業補償分については、
請求できないと言われたこと

などを踏まえて、
お店を休業せざるを得なくなった分の損害を
Bさんに請求したい

と、司法書士である私に、ご相談くださったのでした。

Aさんのお話を聞きながら、私がしたことは、

①時系列での事実の整理
 ★Aさんが見た事実と他者から聞いた事実(Aさんは見ていない事実)の区別と整理
  
②損害額の算定方法をお伝え
 
★お店を開けていたら得られたであろう利益(失った利益=損害額)の考え方と算定方法をお伝え

③今後の手続きの流れの説明 

 でした。

私はAさんから、
Aさんの代理人として、水漏れによる損害をBさんに請求する事件の委任を受けたので、すぐに調査を開始して、Bさんに対して、事件の受任を伝える文書を出そうと取りかかりました。

そうこうしている夜のうちに、
私はAさんから、「解決の目途が立った」との連絡をもらったのです。

ビックリの急展開です!

私が、Aさんからお話を聞いてから、夜までの間にいったい何が起こったのか?

Aさんに聞いてみると、

偶然にも、その日の午後、
Aさんは、マンションの玄関でBさんにバッタリ出会いました。

Aさんはこの機会を逃すことなくBさんに、
「今回の水漏れ事故に関しては、法律の専門家である司法書士に相談した。
数日内に司法書士から手紙が届くと思うので、受け取って欲しい。」
と、今後の展開を伝えたそうです。

きっと、その話を聞いてBさんも驚かれたのでしょう。

その日の夜、BさんがAさんのお店にやってきて、
水漏れ事故を起こしたことを認め、謝罪してくださったそうです。

AさんはBさんの謝罪の気持ちを受け取り、
事故が起きてから今日までの自分の気持ちとともに、
事実に基づいた現状を冷静に説明して、
休業中の損害額の提示と請求をハッキリと伝えました。

この一連の流れがあって
Bさんは、休業損害を支払います
と、Aさんにその場で申し出たのです。

水漏れ事故後のトラブルを早期解決に導いたポイントは、2つあります。

ひとつ目は、
何よりも、Aさんご自身の初期対応が的確だったことです。


事故発生の時から、

〇証拠を確保した
〇第三者の客観的な視点を加えた(すぐに人を呼んだ)
〇事故の記録、メモを残した

 

ふたつ目が、
自分だけで解決しようとせず、早い時期に専門家に相談したことです。

専門家に相談することで、
できること、できないことの整理がつき、疑問も解消されます。

今後の道筋が立つので、
自分のすべきことが明確になります。


Aさんにとっては、
専門家に相談した事実が後ろ盾となり、
偶然の機会にも自信を持って対峙することができた。

だから、BさんにもAさんの本気度が伝わったのだ
とも言えるかもしれません。

 Aさんは、当事者同士で和解書を作り、大家さんを立会人にして、円満に解決する予定だそうです。

最後にAさんから、
一般的には、法律家=弁護士という発想で、
とてもハードルが高くて、泣き寝入りしてしまう人が多いように思います。

私の場合も、司法書士であるこたかさんを知らなければ、諦めていたかもしれません。

でも、すぐに相談できて、なおかつ、心理カウンセラーとして、
思いにも寄り添ってもらえたことが、スピード解決につながったと思います。

とのお言葉をいただきました(^^)/

私はこれにて、お役御免です!

よかった!
素晴らしい!! 

専門家への相談が、解決に踏み出す勇気と原動力になる

ここまで、事件の流れを書いてみて思うのは、
今回、専門家としての私は、まったくもって、
大したこことは、していません。

でも、
私が、そっとクライアントさんの背中を支えるだけで、
事態が、こうも良い方向に動くことは、あるのだと
驚きもしています。
(もちろん、偶然が作用した面もありますが)

また、専門家としての私が、
事実を整理したり、
確かな根拠を示すことは、

クライアントさんに、一歩踏み出す勇気を与え、立ち向かう原動力にもなり得るのだ
ということです。

依頼された事件を
「私が解決しました!」
と胸を張って言うのは、達成感もあるし、それはそれで嬉しいけれど、

問題解決の過程で、
その人らしい納得感を得てもらったり、
その人らしい選択ができるようにサポートしたり、

その人がすでに持っている力を最大限に引き出したりすることで、

クライアントさん自身が、「私にも、できました!」
と晴れやかなお顔で言ってくださる姿に、

温かいじんわりしたやりがいを感じます。
 

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