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【13の月の暦】2つのリズムを数える暦

13の月の暦の1番の特徴は、数えるリズムが 2つある ことです。

ひとつは、1年を13ヶ月のリズムで数える【13ヶ月の暦】と、もうひとつは神秘的な260日のリズム【ツォルキン】のリズムです。

「2つのリズムを数える」って、あんまりピンとこないですよね。

でも、この世界は実は「あらゆるものが、2つセット」で存在します。時計で例えると、動いている時計の針と、それを動かす歯車の運動力のようなもの。

本来はずっと常に共にあったはずなのに、現代人には見えなくなっている「もうひとつのリズム」があるのです。

今回は、この2つのリズムについてお伝えしていきます。

・現代人の暦、西暦(グレゴリオ暦)について
・13ヶ月の太陽暦
・もうひとつのリズム260日の「ツォルキン」
・2つのリズムを同時に数える
・自分が本当に幸せを感じる時間とは


現代人の暦、西暦(グレゴリオ暦)について

いま、私たちが毎日使っている暦は、西暦(グレゴリオ暦)ですね。
世界で最も多く使われています。

西暦も365日の周期です。同じ太陽の周期を数える「太陽暦」ですが、13の月の暦とは「区切るリズム」が違います。西暦は、30日だったり、31日だったり、29日だったり、毎月の日数は不規則でバラバラです。

この「はみ出している日」が何日あるか 赤い枠を数えてみてください。

グレゴリオ

数えましたか?

そうなのです。このはみ出した日を数えてみると、全部で 29日 あるんですよね。

私は初めて数えた時、ちょっとびっくりしました。
都市伝説的に言うと「隠された13ヶ月目」が、ずっとここにあったのですww


13ヶ月の太陽暦

13の月の暦の、「太陽暦」は、28日を13回とプラス1日の、365日です。
こちらは、毎月ぴったし28日ずつ。毎月、規則的なリズムでめぐります。

365日

28日 が 13ヶ月 あって、+ 1日を足すと、365日の太陽暦となるんですね。
考えてみたら、暦とは時間を表しているものであって、不規則なのはおかしいのですよね。28日というのは、地球の周りを回っている「お月さま」の周期の平均値だったり、お肌のターンオーバーとか、女性の生理周期も28日だったりします。

月と地球のリズムって、太古から繰り返されてきたリズムであり、生命を形作ったリズムです。生命にとって特別な周期なので、規則的な1年の周期を意識する暦はとても重要なのです。


もうひとつのリズム、260日の「ツォルキン」

そして。
私たちには馴染みがなかった、同時に数えるもうひとつの暦があります。
それが、マヤ暦の神聖暦とも言われる【ツォルキン】という260日の暦です。

ツォルキン

この表は「260日のマトリクス」とも言われます。

マトリクスというのは、基盤・母体(子宮)の意味で、数式の行と列の意味もあります。タテ軸とヨコ軸であらわしたりする図のことを、マトリクス図と呼んだりしますね。

このツォルキン表は、マトリクスの言葉通り、タテヨコの図になっています。

縦軸が「20の紋章」の列で、横軸が「13の音」の行。
20の紋章の方は、赤白青黄という4つのリズムを5回繰り返す周期でもあります。

この表は、この1面で「4×5」「13×20」「20×13」「横へ進むと20進法」などなど、などなど、まだまだ様々な「数」が隠れている表です。

規則的なため暦を数学的に紐解くとまた面白い発見もあるのですが、私は計算は苦手ですw
なので、わかりやすく歯車の図に置き換えます。

2つの暦

こうです。
「13(点3つ棒2つ)」と「20(黄色い紋章)」のところに歯車が噛み合っています。これを回すと「1(点1つ)」と「1(赤い紋章)」がセットになります。

これをぐるぐる..と2つセットで回るリズムが、全部で「260」になるわけです。


2つのリズムを同時に数える

実際に13の月の暦のカレンダーを見てみます。

7/26は現代人の暦グレゴリオ暦。
(今年はたまたま日曜始まりですが、毎年最初の曜日は変わります。ちなみに昨年は金曜始まりでした)

左上の数字オレンジの丸が、「13ヶ月の暦」の日数。
左下の青緑の丸が、紋章と数字がセットの「ツォルキン」です。

カレンダー_a

この2つのリズムを読むのが、13の月の暦です。

本当は、この2つのリズムを読むのが、自然界の時間感覚とリンクしやすくなるのですが、現代人の人間社会はいまグレゴリオ暦で動いています。

社会のリズムがわからなくなってしまうと、人間社会との繋がりが失われてしまうので、それでは今の社会では生活が出来なくなってしまいます。

そのために、グレゴリオ暦も一緒に数えられています。

できれば、この不可逆的な忙しい時間感覚である現代の暦を、一旦忘れて13ヶ月のリズムで時間を感じる「余白」を日常に作り出しましょう。


自分が本当に幸せを感じる時間とは。

自分が心地よくいられる日常のリズムとは。

自然感覚で生きる人の直感は無意識的にリンクします。意図していないのに、なぜか同じタイミングで同じことが起こったという経験があったりします。

私たちの体内にある細胞たちは、ずっと自然界と同じリズムで働いていて、時間のように定期的な感覚を刻んでいます。

頭で合わせている現代時計によって、その感覚が狂ってしまっているのなら、自然界からだんだん逸脱していってしまうのかもしれません。

この暦は、そういう危機感すら感じられなくなってしまった私たちの意識に、もういちど自分の心や体が持っている生命のリズムに意識を向けるためのメッセージなのです。

ぜひ、自分の命の時間に意識を向けてみる「余白」の時間を作ってみてください。


13の月の暦は、こよみ屋さんで制作され販売されています。
英語がわかる方は本家のFoundation for the Law of Timeへ!
私もオリジナルで自分が使う用に作っていますので、こちらでよろしければお裾分け制作いたしますのでご連絡くださいませ(*^-^*)


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