自分がやっていることが無駄なんじゃないか?というエゴの声が聞こえてくるときに思い出す話
森が燃えていました
森の生きものたちは
われ先にと
逃げて
いきました
でもクリキンディという名の
ハチドリだけは
いったりきたり
くちばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは
火の上に落としていきます
動物たちがそれを見て
「そんなことをして
いったい何になるんだ」
といって笑います。
クリキンディは
こう答えました
「私は、私にできることをしているだけ」
(※出典 辻信一監修「ハチドリのひとしずく」光文社刊)
この話は、明治学院大学国際学部教授の辻信一さんが、南米のアンデス地