林田直樹

音楽ジャーナリスト・評論家。著書「そこには、音楽と言葉があった」「音響設計家・豊田泰久…

林田直樹

音楽ジャーナリスト・評論家。著書「そこには、音楽と言葉があった」「音響設計家・豊田泰久との対談 コンサートホール×オーケストラ 理想の響きをもとめて」他。音楽之友社社外メディア・コーディネーター。クラシック音楽専門インターネットラジオOTTAVAプレゼンター。

記事一覧

今の世の中、どんどん紙の雑誌は休刊している。
その中でクラウドファンディングで復活させてもらえる雑誌なんて、一握りあるかどうか。たとえアンチでも関心を持ってもらえるだけでも幸せだと思う。
再スタートできるだけでも奇跡みたいなもの。
愛情ある読者に恵まれたレコ芸の今後に幸あれ。

林田直樹
10日前
6

「レコード芸術」への思い~元編集者の立場から

音楽之友社を辞めて24年間、フリーランスとして生きてきた。 クラシック音楽業界を足場としながらも、いろいろな出版社や新聞社、そして放送局とも仕事できるようになった…

林田直樹
13日前
114

ルネ・マルタンが語った、ラ・フォル・ジュルネ2025年のテーマ予定は「音楽の首都」(les capitales musicales)

今年のラ・フォル・ジュルネ(LFJ)TOKYOは、個人的にはスロースターターな感じでゆるりと参加した。爽やかな好天に恵まれたこともあって、居心地のよいものだった。 会場…

林田直樹
3週間前
43

死にかけた。
左側の歩道を歩いていたら、急に曲がってきた車に轢かれそうになった。運転手の不注意。夕暮れ時で見えにくかったか。反射神経でとっさに飛びのいて事なきを得たが、もしまだ松葉杖だったら...間違いなく危なかった。
一瞬の出来事。かなり怖かった。神様に守ってもらったかも。

林田直樹
1か月前
4

月2本発行のメルマガより、毎号チラ見せをご覧いただけます。それなりにしっかり読めます。
フランスで生まれた、吉田進作曲・台本の能オペラ「隅田川」の日本初演について。
https://mypage.mag2.com/ui/view/magazine/164298368?share=1

林田直樹
1か月前
1

札幌のクリークホールでアドヴァイザーを務めさせていただいていますが、公式サイトで「静寂の向こう側」というコラムを連載することになりました。
https://www.creekhall.com/column

林田直樹
1か月前
3

メルマガのチラ見せ試し読みページ。それなりに楽しめると思います。
https://mypage.mag2.com/ui/view/magazine/164295593?share=1

林田直樹
1か月前

「Web太陽」(平凡社)に連載していたBunkamuraのオペラ上演史についての記事(全4回)が完結。1989年の開場から現在に至るまで、《魔笛》に始まり《魔笛》に終わる構成。どんな刺激的な舞台が展開されてきたかを振り返りました。
https://webtaiyo.com/culture/18154/

林田直樹
1か月前
2

【大火傷】ようやく治りました。【全治2か月】

2月5日の夜に鍋ごと熱湯をひっくり返して、両足首から先に大火傷を負ってから2か月。重症だった右足も、ようやく靴を履けるようになった。 実はまだ足の甲はわずかにチクチ…

林田直樹
1か月前
39

プロヴァンス風焼きトマトを4年ぶりくらいに作った。2つに切って、フライパンで切り口から先に両面を、崩れないように手早く焼き、刻みニンニクを散らして熱いオリーブオイルをかけて、塩コショウ。久しぶりなのであまり美しく焼けなかったけど、熱いトマトをナイフとフォークでいただくのは楽しい。

林田直樹
1か月前
5

JR大宮駅ナカのエキュート大宮ノースの大宮横丁は昭和レトロの雰囲気で、全国のご当地グルメが集結して楽しい。山形辛味噌ニララーメン980円(写真はチャーシュー200円をプラス。無くても良かったかも)が美味しかった。PCを広げて仕事しているおじさんもいたけど、居心地は確かに良いです。

林田直樹
1か月前
9

「レコード芸術ONLINE」(音楽之友社)のクラウドファンディングが始まっていますが、新編集長の清本真章さんに、批評はどう変わるのか、読者との双方向性、巻末の情報欄など、気になるポイントについて、こちらの動画で疑問をぶつけてみました。 https://youtu.be/wXpzqLP6MoE?si=s8R9VjM5DF1a9LW8

林田直樹
1か月前
5

【大火傷】かなり回復しています。【その後】

パスタを茹でようとしていた熱湯を鍋からひっくり返して全部足元にぶちまけ、両足に大火傷を負ったのが2月5日の大雪の夜。 あれから1か月以上がたつが、まだ松葉杖が手放せ…

林田直樹
2か月前
62

ディオティマ弦楽四重奏団が語るシェーンベルクについての記事が、#東京春祭 の公式サイトで公開されました。弦楽四重奏という視点から作曲家について理解を深められる記事になったと思います。
https://www.tokyo-harusai.com/harusai_journal/quatuor-diotima/

林田直樹
2か月前
3

【大火傷】足がしばらく不自由になりました【現状報告】

あっ!と思ったときにはもう遅かった。 パスタを茹でようとして沸かしていた熱湯を鍋から足元に全部ぶちまけ、両足の甲を直撃した。 慌てて飛び退いたが、次の瞬間すさまじ…

林田直樹
3か月前
63

あるドイツの音楽評論家に「つい最近まで小澤征爾は中国人の指揮者だと思っていた。中国の瀋陽生まれでしょう? 日本人だとは知らなかった。申し訳ないけど。中国人だと思っている人は多いと思うよ」と言われたことがある。日本の、というよりはアジア全体を代表する世界的指揮者という面もあった。

林田直樹
3か月前
5

今の世の中、どんどん紙の雑誌は休刊している。
その中でクラウドファンディングで復活させてもらえる雑誌なんて、一握りあるかどうか。たとえアンチでも関心を持ってもらえるだけでも幸せだと思う。
再スタートできるだけでも奇跡みたいなもの。
愛情ある読者に恵まれたレコ芸の今後に幸あれ。

「レコード芸術」への思い~元編集者の立場から

「レコード芸術」への思い~元編集者の立場から

音楽之友社を辞めて24年間、フリーランスとして生きてきた。
クラシック音楽業界を足場としながらも、いろいろな出版社や新聞社、そして放送局とも仕事できるようになったのは幸いだった。美術や演劇や舞踊など、隣接するいろんな分野ともかかわりを持てるようになった。
音楽之友社に在職したのは13年間。私にとっては懐かしい、卒業した学校のような場所といえるかもしれない。
6年くらい前からは再びご縁があり、アドバ

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ルネ・マルタンが語った、ラ・フォル・ジュルネ2025年のテーマ予定は「音楽の首都」(les capitales musicales)

ルネ・マルタンが語った、ラ・フォル・ジュルネ2025年のテーマ予定は「音楽の首都」(les capitales musicales)

今年のラ・フォル・ジュルネ(LFJ)TOKYOは、個人的にはスロースターターな感じでゆるりと参加した。爽やかな好天に恵まれたこともあって、居心地のよいものだった。

会場整理係のメガホンの大声もなく、混雑しすぎのストレスもあまりなく、CDショップはコンサートの余韻をぶち壊すようなBGMを流すことがなく、楽器店などの出展ブースもスピーカーから音声が出る時間を節度良く決めていたおかげで、全体的に騒がし

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死にかけた。
左側の歩道を歩いていたら、急に曲がってきた車に轢かれそうになった。運転手の不注意。夕暮れ時で見えにくかったか。反射神経でとっさに飛びのいて事なきを得たが、もしまだ松葉杖だったら...間違いなく危なかった。
一瞬の出来事。かなり怖かった。神様に守ってもらったかも。

月2本発行のメルマガより、毎号チラ見せをご覧いただけます。それなりにしっかり読めます。
フランスで生まれた、吉田進作曲・台本の能オペラ「隅田川」の日本初演について。
https://mypage.mag2.com/ui/view/magazine/164298368?share=1

札幌のクリークホールでアドヴァイザーを務めさせていただいていますが、公式サイトで「静寂の向こう側」というコラムを連載することになりました。
https://www.creekhall.com/column

メルマガのチラ見せ試し読みページ。それなりに楽しめると思います。
https://mypage.mag2.com/ui/view/magazine/164295593?share=1

「Web太陽」(平凡社)に連載していたBunkamuraのオペラ上演史についての記事(全4回)が完結。1989年の開場から現在に至るまで、《魔笛》に始まり《魔笛》に終わる構成。どんな刺激的な舞台が展開されてきたかを振り返りました。
https://webtaiyo.com/culture/18154/

【大火傷】ようやく治りました。【全治2か月】

【大火傷】ようやく治りました。【全治2か月】

2月5日の夜に鍋ごと熱湯をひっくり返して、両足首から先に大火傷を負ってから2か月。重症だった右足も、ようやく靴を履けるようになった。
実はまだ足の甲はわずかにチクチクするし、くるぶしのあたりまで広範囲にやや赤みが残っているが、とにかく無事に2本脚で歩行できるのは本当にありがたい。皮膚の復元力は、じれったくなるくらいにゆっくりだけれど、確かに働いてくれている。

(たくさんの方々からご心配の優しい言

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プロヴァンス風焼きトマトを4年ぶりくらいに作った。2つに切って、フライパンで切り口から先に両面を、崩れないように手早く焼き、刻みニンニクを散らして熱いオリーブオイルをかけて、塩コショウ。久しぶりなのであまり美しく焼けなかったけど、熱いトマトをナイフとフォークでいただくのは楽しい。

JR大宮駅ナカのエキュート大宮ノースの大宮横丁は昭和レトロの雰囲気で、全国のご当地グルメが集結して楽しい。山形辛味噌ニララーメン980円(写真はチャーシュー200円をプラス。無くても良かったかも)が美味しかった。PCを広げて仕事しているおじさんもいたけど、居心地は確かに良いです。

「レコード芸術ONLINE」(音楽之友社)のクラウドファンディングが始まっていますが、新編集長の清本真章さんに、批評はどう変わるのか、読者との双方向性、巻末の情報欄など、気になるポイントについて、こちらの動画で疑問をぶつけてみました。 https://youtu.be/wXpzqLP6MoE?si=s8R9VjM5DF1a9LW8

【大火傷】かなり回復しています。【その後】

【大火傷】かなり回復しています。【その後】

パスタを茹でようとしていた熱湯を鍋からひっくり返して全部足元にぶちまけ、両足に大火傷を負ったのが2月5日の大雪の夜。
あれから1か月以上がたつが、まだ松葉杖が手放せない。痛みはほとんどなくなって、普通に歩けるようになり、左足は全快した。何なら松葉杖を持って走ろうと思えば走ることもできるのだけれど、回復の遅い右足の甲の皮膚が破けてまた血だらけになるのが怖いので、慎重にかばうように歩いている。完全に元

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ディオティマ弦楽四重奏団が語るシェーンベルクについての記事が、#東京春祭 の公式サイトで公開されました。弦楽四重奏という視点から作曲家について理解を深められる記事になったと思います。
https://www.tokyo-harusai.com/harusai_journal/quatuor-diotima/

【大火傷】足がしばらく不自由になりました【現状報告】

【大火傷】足がしばらく不自由になりました【現状報告】

あっ!と思ったときにはもう遅かった。
パスタを茹でようとして沸かしていた熱湯を鍋から足元に全部ぶちまけ、両足の甲を直撃した。
慌てて飛び退いたが、次の瞬間すさまじい痛みが襲ってきた。

真っ青になって風呂場に駆け込み、冷水をシャワーで浴びせた。取り返しのつかないことをしてしまったというショックと狼狽。
1時間、2時間と冷水を浴びせても、痛みはいっこうに引かない。みるみる両足はいびつに変形を始め、こ

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あるドイツの音楽評論家に「つい最近まで小澤征爾は中国人の指揮者だと思っていた。中国の瀋陽生まれでしょう? 日本人だとは知らなかった。申し訳ないけど。中国人だと思っている人は多いと思うよ」と言われたことがある。日本の、というよりはアジア全体を代表する世界的指揮者という面もあった。