見出し画像

NISA(つみたて投資枠)から始めるべき理由

本日は、投資初心者におすすめのNISA(つみたて投資枠)活用法についてお話しします。

あなたがいよいよ資産運用を始めようとしたとき、ほったらかし投資の強い味方となってくれるのがNISAのつみたて投資枠です。


最初は「NISA(つみたて投資枠)」から

NISAとは、投資で得られた利益にかかる税金が免除される制度のことです。

NISAは2024年1月から大幅に改定され、個人の資産形成にとってより有利な制度に生まれ変わりました。


新NISAでは、年間投資上限額が120万円の「つみたて投資枠」と、240万円の「成長投資枠」があります。

このうち、投資初心者は「つみたて投資枠」から利用することを推奨します。


「つみたて投資枠」には次のような特徴があります。

  • 主な投資対象は、幅広い資産に分散されたインデックス型の投資信託

  • 対象の投資信託は、長期的な値上がりが期待できる「株式」を含んだ銘柄に限定される

  • 一括投資はできず、積立購入のみ可能


これまで、このメール講座を読んでいただいたあなたであれば、この3つの特徴に「ピンときた」のではないでしょうか? 

そう、これらの特徴は以前にお伝えした「投資の3原則」である分散投資、長期投資、積立投資そのものです!

つみたて投資枠は、金融庁が「初心者が投資の3原則を実践しやすい」ことを念頭に策定したのだと思います。


成長投資枠はいらない?

50歳代以上の方から、「つみたて投資枠は若い人向けなので、自分は成長投資枠を使うべき?」という質問をいただくことがあります。

私は、投資初心者であれば年齢に関わらず、まずは「つみたて投資枠」から利用することを推奨しています。


私が考える成長投資枠の使いかたは次の3つです。

  • 毎月10万円を超える金額の積立投資をする

  • より安全で自分に合った分散投資を実践する

  • 個別株式投資にチャレンジする


これらの詳細については、別の機会にご紹介します。

あなた自身が「成長投資枠」を使うべきかどうかの、もっとも簡単な目安としては「毎月5万円を超える積立投資が可能かどうか」で判断していただければと思います。


毎月の積立額が5万円以下の場合 ⇒ 「つみたて投資枠」のみでOK

毎月の積立額が5万円を超える場合 ⇒ 「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の併用を検討してもよい


iDeCoについて

最後に、NISA(つみたて投資枠)と同じく投資の3原則を実践しやすい制度であるiDeCo(イデコ)についても少し紹介しておきます。

iDeCoは公的年金や企業年金に上乗せして、個人が自由に加入できる年金制度です。 


iDeCoの最大の特長は「節税メリット」なのですが、このメリットを享受できるかは加入者の年収などによって異なります。

また、受給できるのは60歳以上であるため、老後生活や必要資金について具体的にイメージできるようになる年齢(40歳代以降)になってからの加入を、私はおすすめしています。

つまりiDeCoは「人を選ぶ制度」なので、まずNISAをスタートし、運用に慣れてからiDeCoを検討するという順番でも良いかなと思います。


次回は、「資産運用の落とし穴」についてお話ししたいと思います。

私はこれまでに、オンライン講座で600名を超える受講者に資産運用の基礎をお伝えしてきました。

また、約100名の投資初心者に対して、マンツーマンで資産運用の開始をサポートした経験があります。

その経験から、初心者がハマりやすい資産運用の落とし穴には共通点があることに気づきました。

次回はその共通点についてお伝えしますので、楽しみにしていてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?