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資産運用するなら知っておきたい「72の法則」とは?

今回は、資産運用をするうえで知っておくと便利な「72の法則」についてご紹介します。

72の法則とは、お金が2倍になるのに必要な期間が簡単にわかる、次のような算式です。

72 ÷ 金利 = お金が2倍になる年数

たとえば、金利(年率)が4%だとすると、

72 ÷ 4% = 18年

となります。

つみたてNISAで1年間に40万円投資したとき、年率4%で運用できれば約18年で80万円になる、ということですね。

全世界株式インデックス(円換算後)の過去20年の平均年率は約8%です。

これを当てはめると、

72 ÷ 8% = 9年

となり、10年もかからずに投資額の倍の資産が築けたことになります。

なかなか素晴らしい成績ですよね。


次の20年も、同じような成績になるかは分かりません。

過去20年(とくに最近10年)の成績が良すぎたために、次の10年はそこまでのパフォーマンスは期待できない、という声もあります。

それでも、国内外の資産に幅広く分散させて20年間運用すれば、平均の年利は2%~8%の間に収束する可能性が高いと言われています。

最高の8%の場合で、2倍になるのが9年後でした。

最低の2%なら、

72 ÷ 2% = 36年

です。

「36年はちょっと長いかな~」と感じますよね。

ただし、資産運用では「運用年数が長いほど平均値に近づいていく」という性質もあります。

つまり、36年も運用していると、2%~8%の平均値(5%)により近づくので、実際にはお金が2倍になるのに36年もかかる可能性は低い、と考えたほうがよいです。

なんとなく、イメージは湧きますでしょうか?


あまり意味はないですが、試しにメガバンクの普通預金金利(0.001%)で計算してみましょう。

72 ÷ 0.001% = 72,000年

100万円の銀行預金が200万円になるのは、7万2千年後です(笑)


私が利用しているネット銀行の金利(0.2%)で計算してみると、、、

72 ÷ 0.2% = 360年

メガバンクよりはるかにマシですが、それでも資産を増やす目的には非効率ですね。


銀行をディスっているわけではありません。

近い将来(5年~10年)に使う可能性があるお金は、預貯金として貯めておく必要があります。

預貯金とは別に、将来のために蓄える資産は、長期投資に回すことでより効率的に増やせるとうことですね。

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