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警視庁の調べによると、SNSでの勧誘をきっかけとした投資詐欺の被害は、2023年の1年間で総額455億円だったそうです。

オレオレ詐欺などの特殊詐欺の被害額(約441億円)を超えており、深刻化しています。


SNS型投資詐欺とは?

株式、FX、仮想通貨などの偽情報で勧誘し、金銭をだまし取る詐欺であり、
以下の2つに大別されます。

①著名人になりすまして勧誘する行為などの投資詐欺

②恋愛感情を抱かせたうえで投資話をもちかける「ロマンス詐欺」

いずれも、被害者は40代~60代が多いそうです。


主な詐欺手口

著名人になりすます投資詐欺の典型的な手口は以下のとおりです。

①FacebookやInstagramなどのSNS広告からLINEグループに招待

②経済アナリストや投資家など著名人の名前を語り、信用させる
(著名人の名前や写真を無断借用)

③「儲かった!」というサクラの投稿でその気にさせられる

④試しに少額だけ入金すると実際に利益が振り込まれる
 (本当は、自分が振り込んだお金の一部が戻っているだけ)

⑤徐々に大金を振り込むと、あるときから換金できなくなり、以後は連絡が途絶える、、、


振り込んだお金は、二度と返ってきません、、、


投資詐欺にあわないために

どうすれば、投資詐欺の被害を防ぐことができるでしょうか?

ひとつには、絶対に儲かるような「うまい話は存在しない」のを理解しておくことです。


もちろん、NISAを利用した場合も「必ず儲かる」わけではありません。

長期保有で増える可能性は高いですが、短期的にはマイナス期間も発生します。

値動き(=リスク)を我慢した報酬として、将来の資産が増えるのです。


もう一つは、夫婦や親子など家族間でお金の話を共有することです。

日本人は身内であってもお金の話を避ける傾向がありますが、少し「おせっかい」になることも必要かもしれませんね。

SNS時代だからこそ、家族の情報共有が大切ではないでしょうか?


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