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前回までに、資産運用の全体像を構成する3つのステップについてお伝えしてきました。

①マインドセット

②資産の最適配分

③運用のしくみ化


これらを一言でまとめるとするなら、次のようになります。

資産運用とは、短期的なお金の増減に一喜一憂するものではなく、長期的な資産配分を冷静かつ適切に管理していくものである

これを理解して資産運用を実践した人と、そうでない人を比べたら、、、

収入や生活水準がほとんど同じだとしても、生涯で使えるお金の量には大きな違いが生まれる可能性が高いと思います。


そして、あなたがもし「資産運用を始めてみたい」と思われているなら、小さなことからでもよいので、さっそく行動してみることをおすすめします。

人間の脳は忘れるようにできていますので、いま学んだことも明日には半分以上抜け落ちてしまいます。

せっかく学ぶのに使った時間をムダにしないためにも、何かしらのアクションを起こしましょう。

 

資産運用の落とし穴とは?

私のところに相談に来られる多くの方が、「いろいろ情報はあるけれど、結局どうして良いのかわからない」と仰います。

「NISA口座はネット証券で開設するのがよい」

「投資信託は全世界株式や米国株式がよい」

といった情報はSNSやインターネット、投資本などで入手できるけれど、自分に合った方法がわからないのです、と。


おそらく、自分に合った方法をちゃんと理解している人など、ごく少数だと思います。

それがわからずに行動できない人、わからないまま何となくやっている人が大多数なのかなと。

このように「自分に合った資産運用ができないことが、最大の落とし穴である」と私は思います。


自分に合った資産運用ができないことによる弊害

なぜ、SNSなどで自分に合った資産運用がわからないかというと、それらは万人向けの情報だからです。

年齢や家族構成、家計状況や将来のライフプランなどによって、最適な資産運用の内容は大きく変わります。

人それぞれの違いを考慮せずに何となくの状態で資産運用を開始し、それが自分に合ったものでない場合、次のような失敗につながりやすくなります。

  • 将来の生活への不安がいつまでも解消されない

  • 損失を抱えた状態で資産運用をやめてしまう

  • 思ったように資産が増えない


せっかく資産運用を始めるなら、上記のような状態になってしまうのは避けたいですよね。

そこで次回は、あなたが自分に合った資産運用を見つけて、安心して継続できるようになるための方法についてお伝えします。

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