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事実と解釈を知ること

突然質問ですが、
「世界の極貧層は増えているか、減っているか」
あなたどちらだと思いますか?


ニュースとかを見ると、今日も残念で、心が痛む事件や話が溢れているけど、
本当に世の中はいつまでも同じような悪いニュースで溢れているのか?

実家の両親がTVを見ながら、政治や事件、世界情勢に対してネガティブな発言をよくする姿を見て僕はそう思っていました。

歴史をよく見たり、
実際のデータをよく見ると
人間は全体的に豊かになっていて、世の中は良くなっているということがわかる。

ハンス・ロスリングさんが書いた
ファクトフルネスには、

ーーー
ネガティブなニュースの方が圧倒的に耳に入りやすいと覚えておくこと。ネガティブ本能を抑えるには、悪いニュースのほうが広まりやすいことに気づくこと
『ファクトフルネス』P.094
ーーー

という言葉が書かれている。


「世界の極貧層は増えているか、減っているか」
この答えは『激減している』です。


同著では
レベル1と呼ばれる1日の稼ぎが2ドル以下の人々の割合は
1800年が85%に対して、
2017年は「9%」にまで減っているという事実が書かれている。

他にも、

犯罪大国であるアメリカの犯罪件数はどうでしょう?

増えているでしょうか?それとも減っている??


その答えは・・・
『大幅に減っている』です。

1990年には1450万件の犯罪が発生したが、
2016年には950万件に減っているそうです。

社会は良くなっているし、
社会、政治を批判することばかりでなく、
感謝することも必要になってくるんじゃないだろうか。


他にもこんな数字があります。


世界中で生後1年以内に亡くなってしまう赤ちゃんの数は、
1950年には1440万人
2016年には420万人に減っている
(割合としても15%→3%に!)

まだ「悪い状況」ではあるけど、
「良くなっている」という流れを忘れてないようにしたいですよね。


僕はこの事実を知った時、

「ネガティブなものを見る自分の目を疑うこと、

ネガティブなことを思い出す自分の記憶を疑うこと、

ネガティブなことを考える自分の思考を疑うこと」

って本当に大事だと思いました。


情報はすべて、扱う人の感情によって、
ネガティブにもなり、ポジティブにもなります。

あなたが
「どんな感情」でその情報を取り扱うか
「何を目的に」にその情報を取り扱うか
によって相手に与える影響は180度異なると思います。


恐らく、先程伝えた、赤ちゃんの死亡率も、
アメリカの犯罪数も、世界の貧困についても、
解釈する人によっては、さらにネガティブに感じられるかもしれないです。

ハンス・ロスリング氏はこれらのデータをこのように解釈してます。

ーーー
「悪い」はその一時の状態、
「良くなっている」は変化の方向を表す。

「悪い」「良くなっている」は両立し得ることを知ろう
ーーー

あなたはどちらの解釈をしますか??


事実、僕たち『良くなっている』
ありがたいことだと思いませんか?
そして、感謝や喜びが増えたら、

ますます『良くなる』って僕は思います。


ただ、
グチや文句を言ったり、
「悪いことや不安なこと」にフォーカスしている人を
変えることはできないので注意です。


いつもグチを言っているあの人も、変わらないし、
困った、困った、
どうしよう、どうしよう、
大丈夫?それ大丈夫?
と口ずさんでいるあの人も変えられない。

「良くなっている」ということを実感したら
その事実を知っている自分が、どう感じたか?を忘れないようにしましょう。

そしてその感覚を、出来るだけ他人といるときも感じていられるようにしましょう。


自分が幸せになれたら、その方法は人に教えられるということですが、ちょっと幸せになっただけじゃ伝わらない、と思っています。

なぜなら、自分の幸せは相手に10分の1しか伝わらないから。10ある幸せを伝えようとすると自分の幸せを100にしなきゃいけない!!

だから僕たちがやることは、まずは光り輝く存在になること。(キラーーーん✨)

文句を言ったり、グチを言ったり、人を変えようとする人は
「なにかに恐れている人」です。自分の中に、劣等感があって、その自分の劣等感が相手に見えてしまう。

全てその人が作り出している幻影。

そして人を攻撃することで、その自分の恐れを追い払おうとしている。
相手が怯えると自分が勝った気になる。

だから自分が勝てる相手にしか怒鳴ったり、怒ったりしないでしょう。

でも、大丈夫、世界全体で見たら、『事実』
僕たちは良くなっているらしい。笑

だから、目の前のイラついている人は「きっと恐れが拭えていないんだ」「自分を縛っているものから早く開放されてほしい」と願ってあげて下さい。

「どうしたの?それで??」と聞いてあげるのではなく、
あなた自身が輝けると思う話をしよう、
例えば「そうなんだー、へぇ。ところでその靴とっても素敵だね!どこで買ったの??」とかですね。笑

あなたが相手に合わせる必要は無く、あなたが向かいたい方向へ、相手をそっとリードすることも、僕たち『正義の味方』の役目でもあるなと思います。


大丈夫。だって、事実、世の中はよくなっているんだから。笑


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