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【私をかえた出来事】

20代半ばまで、
私は「自分さえ良ければいい」
という人間でした・・・


でも個人事業主として
講師業をしていた時の、
小学生S君との出会いがきっかけで、。
価値感が変わりました。
 
 
S君は、
 
・自己肯定感ゼロ
・友達ほぼゼロ
・先生からの信用もゼロ
 
まわりから煙たがられる存在。
 
 
いつも列を乱し
友達をからかい
先生や友達から注意され
 
明らかにやる気がないS君
 
 
口から出る言葉は
 
「どーせ俺なんか」
「どうでもいいよ」
 
小学6年生(11~12才)なのに
自分の未来に希望が持てない様子だった…

 
わたしは彼が
 
「自分に自信がないだけだ」
「成功体験がないだけだ」
 
と直感で思いました。


僕の中でセイギノミカタが芽生えた瞬間です。
 
   
だから次の日から、
彼に会うたびに全身全霊で
褒めまくった。
 
 
褒めるネタがない時は、
特徴が全くないのに、
履いてる普通のジーパンを褒めました。


自分もジーパンを履いていって、
「やっぱりかっこいい男はジーパン履いてるんだよな。」
などといってとにかく褒めました。

 
褒められずに、
叱ってしまった日があった。
その日は悔しい気持ちで
いっぱいでした。 
 
 

何か月か経ったある日、
廊下で見知らぬ一人の女性が、
声をかけてきました。
 
 
「鎌鹿コーチ(←なお君)が
いるから、学校が楽しい」
 
 
S君がお母さんに言っていた
そうです。
 
 
S君のお母さんが、
涙を流し御礼を伝えてくれた。
 

なんだ、この胸にこみ上げてくる
情熱は・・・!

と始めてやりがいとか、
役割みたいなものが見えた瞬間でした。


 
S君は卒業しても、
わたしがレッスンに行く日は、
猛暑でも駆けつけてくれました。
 

なんて良いやつだ!!
 
人のために何かするって、
素晴らしいな!と
腹の底から感じた日であり、

 
セイギノミカタに自分が初めて変身できた日だったと、
ふと思いました^^

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