ヤンキーはすごい

ヤンキーはすごい

個人起業、フリーランスになると、
最近はオンラインがメインの活動領域になってしまうこともあり、
人への恩を忘れやすい。

でも、このお世話になった人への恩を忘れないこと、
ほど、僕たちに必要な物は無いと思います。

例えば僕にはこんなエピソードがあります。


小学生から中学生になる時って
一つの人間関係の変わり目だと、

昔を振り返ってみて思います。


小学校から
中学生になると学区が広がって、
他の小学校だった生徒との交流がはじまる。

そして、中学は思春期の真っ只中。


僕はそこではじめてヤンキー、という類の
友達をたくさん持つことになります。


たしか2年で同じクラスになったTくん。

Tくんは金髪、バイク、たばこなどなど
学校全体でも注目を浴びていた。


3兄弟の末っ子で、お兄ちゃん2人もヤンキー。
根っからの素質をもっていた。


僕は部活まっしぐら(卓球)だったから
Tくんとはクラスの中でしか遊んでなかったけど。


Tくんは「恩を忘れない、筋が通った」人間だった。

筋の通っていない口だけの男の先生には
楯突くんだけど、

優しい家庭科のおばあちゃん先生には
休み時間から「先生、元気ねえな、どうした?」
という言葉をかけていた。


記憶がうっすらとしかないけど、
Tくんがテストか何かで悪い点数を取ったときに
少し落ち込んでいる姿をみて

「勉強なんて関係ねぇよ」
って声をかけたような気がする。


そしたら、Tくんが嬉しそうな顔をして
僕をキックしてきた。
「わかってるよ、鎌鹿。バカかお前。」
みたいなことを言われたような気がする。


それから、僕が悪さをしてしまって、
放課後に先生に怒られた時も
「どうした?大丈夫か?」
みたいな感じで心配してくれた。


僕はそれが最高に嬉しくて、
気持ちが晴れたのを覚えている。

もし、今、Tくんみたいな人が僕のビジネスパートナーにいたら、
きっと仕事が楽しくてどんどん一緒に売上作っていけるな、
と思う。

「恩を忘れない」って本当に大事だ。


いいことをしてもらったら、
そのことは一生かけて覚えていよう。
完璧にはできないかもだけど、

少なくとも覚える努力をしよう。


独立して、まもなくお金が無いときでも、
僕はお世話になった人にはお歳暮を送ったりしていた。

物が買えなければ、
ほんの少し、感謝のメッセージを送っても良い。

今はソーシャルメディアの時代だから、
例えば、フェイスブックの投稿に、感謝のコメントをしても良いだろう。

応援していると相手が感じることを行動してみよう。


特に大人になってから困った時に助けてくれた人、
お世話になった人には
ずっと感謝を伝えよう。


そういう人たちからの「相談」「依頼」は
基本は0.2秒くらいで返答したほうが良い。

相手の人柄が本当に信頼出来る人なら
条件なんかも関係ない。(ある程度は人を選ばないといけないけど)


あるいは、その人がビジネスをしていて、
あなたがその人が取り扱っている商品を必要だと思うなら、
絶対にその人から買おう。

無印良品の部長にお世話になったなら、
安いからって家具はニトリで買ってはいけないし。

スタバの経営者にお世話になったなら、
タリーズで悠々とコーヒーを飲んではいけない。


僕は中2の時に、それをなんとなく学んだ気がする。


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