超短編台本 『宅配便』その2

ちょっと前にツイッターなどで載せていた超短編台本、また少し書くので、こちらにも載せとこうと思います。

『宅配便』その2
(その1はnoteにはあげてません。)


#超短編台本
登場人物
A(家主)
B(宅配員)

アパートのドアを隔てて中と外
中でAがPCでゲームをしている
外から荷物を持ったBがやってきて、インターホンを押す。
A、ドアの前へ。

A「はいー」
B「宅配便ですー」
A「あー、そこ、置いといてもらえますか」
B「すみません。そうしたいんですけど、着払いなんですよね。」
A「え?何?」
B「着払いです。1100円になります」
A「あーあれか…ちょっと待ってて」
 A、お金を取ってくる。郵便受けの取り出し口を開け、入れ口からお金を出す。
A「これで…」
B「あ、ありがとうございます。確認します」
 B、お金を確認する。
B「丁度お預かりしました。じゃあここ置かせていただきます。ありがとうございました」
A「あ、ちょっと待って!」
 A、近くにあるゼリー飲料を手に取り、郵便受けの入れ口から出す。
A「これ…。嫌だったら別にいいんですけど」
 B、入れ口から出てきたゼリー飲料を見つめる。
B「…ありがとうございます、いただきます」
A「あの…がんばってください」
B「はい、ありがとうございます!」
 B、車の方へ向かう。

おわり
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実際にあったことではないけど、まるっきりフィクションでもないです。

劇作を学ぶのにはお金がかかります。 そして台本の創作にはどうしても時間がかかります。 ウンウン考えながら飲むコーヒーやお茶代にさせていただきます。 どうぞよろしくお願いします。