見出し画像

4/28 佐賀市「生誕100年山下清展」を観に行く

おはようございます。
昨日は山間に咲く藤の花を愛でながら、佐賀市にドライブして、山下清の作品を観てきました。
山下清と聞くと、子ども時代に見ていたテレビドラマ『裸の大将放浪記』のイメージが強く残っています。実物の作品を観るのは初めてでした。
ひととこ、「行ってよかった~」。
本物の迫力、山下清の息遣いがググっと迫ってきます。いくらYouTubeやネットで観ても、こればっかりは伝わりません。そうしたもので「知った氣」になってはいけないな、と強く思いました。

山下清=貼り絵といった印象がありましたが、多くのペン画、陶芸作品、油絵など、すべて驚くべきセンスに満ち溢れ、まさに天才なのでした。そして、現地では見るだけで帰宅後記憶のみで作品を作っていたと知り、そのことにも驚愕。10分前のことも忘れてしまうオノレと比較してもなんですが、その記憶力に脱帽です。
作品の緻密さ、カラフルな色彩(『群鶏』に感動)、どの作品からも山下清が浮き上がっている。「日本のゴッホ」山下清、49歳で亡くなっていたことも初めて知りました。

代表作「長岡の花火」
爆弾なんか作らずに、みんな花火を作ればいい
清の言葉、胸に突き刺さります。

各地のお祭りを題材にした作品も多々あり、なかに岩手の「鹿踊り」もありました。宮沢賢治の『鹿踊りのはじまり』を思い出すショロー。
ヨーロッパ旅行の作品には次元の違いを感じました。カッコイイんですよ、清の見たパリとか。

生誕100年展、各地を回ると思いますので、お近くで開催の際はぜひ見てください。日本が誇る天才画家の作品、鳥肌もんです。
この秋、福岡にも来るので再度行こうかしら。
ゴッホに続き、山下清。なぜこんなに続く? 

展覧会後、干潟よか公園に行ったら、干潟のひび割れが作品に見えてきた。
ゴッホの描く金星を、山下清が貼り絵で表現したかのよう。

昨日もムツゴロウには会えずでした。

山下清展を誘ってくれたサカグチは、「小さいころ買ってもらった画集で花火の絵ばかりみていたんですよ」と。
まさか、彼女がそんなに年季入りのファンだったとは、ここでもちょっと驚きました。
新緑の美しいこの時期、佐賀市美術館に来れて、山下清を観れてホントによかった。
藤城清治展からゴッホ展、山下清と感動が続いているサカグチとワタシです。

美術館とつながっている博物館への廊下からみた園内の風景

さて、食いしん坊俱楽部のランチは、今月オープンしたばかりの本格中華の「都来福」、ラーメンセット。

麻婆豆腐飯、醤油ラーメンどちらもめっちゃ美味、量も半端ない。

「ここはまた来ましょう」
「次は小籠包セットいきます」

いくつかの食材店をハシゴし、それぞれ吟味購入。みるみる保冷バッグがパンパンになってしまいました。
〆は星野珈琲でアイスを飲みながら、例によってたわいないおしゃべり。2回りも若いサカグチがショローのアホ話に笑ってくれると、それだけでこころとたましいが喜びます。
ヒトは他者の存在によって生かされているんだなぁと、つくづく思う。
昨日も最高の土曜日を記録更新した日でした。
今が一番面白い。

ではでは、今日もご機嫌元氣な1日でありますように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?