染井吉野ナンシー

色彩の魔術師。都内にある零細出版社の営業部員。坂道ヲタ。 https://www.ro…

染井吉野ナンシー

色彩の魔術師。都内にある零細出版社の営業部員。坂道ヲタ。 https://www.rockfield.net/wp/

最近の記事

シーリングライトとペンダントライト

一昨日のダイアリーで、自宅の部屋の蛍光灯が付かなくなったと書きました。わざわざ丸型蛍光灯を新しく買ったのに、結局付かなかったわけです。で、とうとう蛍光灯自体を買い換えようと考えているのですが、そこで悩みが一つ発生しています。 最近は、天井に直付けするシーリングライトが主流なのか、わが家でも台所やリビングなどでも使っています。ところが、あたしの部屋の蛍光灯は天井から吊るすタイプです。こういうのをペンダントライトって呼ぶらしいですね、知りませんでした。 とはいえ、天井に付いて

    • 今日の配本(24/05/31)

      シュペーア ヒトラーの建築家マーティン・キッチン 著/若林美佐知 訳 戦時中には軍需相を務め、ユダヤ人迫害政策に関与し、強制・奴隷労働の組織化も主導した男の「善良なるナチ」という仮面を剥ぎ取る。 https://www.rockfield.net/wp/?p=6297

      • 最近困っていること

        わが家と勤務先とで、最近とても困っていることを書きたいと思います。 まずはわが家の方から。あたしが自宅でパソコンなどを操作している部屋の頭上にある蛍光灯です。写真だとわかりにくいかも知れませんが、丸い蛍光管の外側が付いていません。 この状態になって、もうそろそろ一ヶ月くらいになろうとしています。最初のうちは、しばらくそのままにしておくと思い出したように付いたので、「そろそろ取り替え時かな」くらいに思っていました。そのうち全然つかなくなったので、丸い蛍光管を買い換え、グロー

        • 本日の朝日新聞に二件ほど……

          今日の朝日新聞の紙面で、日本エッセイスト・クラブ賞が発表されていました。受賞したのは園部哲さん。あたしの勤務先でもお世話になっている方です。 ただ、あたしの勤務先ではエッセイではなく、主として翻訳です。現在上巻と中巻が刊行されて、この夏には下巻が刊行予定の『スターリングラード』が最新刊になります。 エッセイスト・クラブ賞と言えば、2016年に温又柔さんが『台湾生まれ 日本語育ち』で、2009年に平川祐弘さんが『アーサー・ウェイリー』で、2000年には鶴ヶ谷真一さんが『書を

        シーリングライトとペンダントライト

          チョコとバナナは最強コンビ!

          ネットで知ったセブンイレブンのスイーツを帰りがけに近所のセブンで買ってみました。それがこちらです。 セブンプレミアムの「スイーツパフェ チョコバナナ」というアイスです。名将にアイスとは入っていませんが、アイスですので冷凍ケースに置いてあります。スイーツやアイス好きの人には当たり前なのかも知れませんが、あたしには意外と大きく感じました。 パッケージの蓋を取るとこんな感じです。イスラム教のモスクのような感じがします(笑)。そしてこの部分はアイスではなくクリームなので、柔らかい

          チョコとバナナは最強コンビ!

          今日の配本(24/05/28)

          ワイルドランド(下) アメリカを分断する「怒り」の源流エヴァン・オズノス 著/笠井亮平 訳 三都市に暮らす人びとのライフヒストリーと政治の中枢ワシントンでの出来事を交互に織り交ぜ、社会に断絶をもたらした淵源を探る。 つぶやきのフランス語 基本語ドリル田中善英 著 大事な基礎語彙を繰り返し練習。愉快で日常的な言い回しが記憶に残る。理解を助けるワンポイント解説ほか学習者の悩みをしっかり解決。 https://www.rockfield.net/wp/?p=6289

          今日の配本(24/05/28)

          今日の配本(24/05/27)

          基本が身につく みんなの韓国語 初級キム・スノク、スン・ヒョンジュ 著 楽しくわかりやすく学ぶ、長年の韓国語教育の経験が随所に生きる初級学習書。会話スキットはゆっくりからノーマルへなど工夫が満載。 独裁が生まれた日 習近平の虚構の時代大熊雄一郎 著 党・国家の中枢から翻弄される市井の人々まで、一人ひとりの声に耳を澄ませながら、幸福な全体主義国家を描いた渾身の書き下ろし。 実存と人生[新装版]フランツ・カフカ 著/辻瑆 編 カフカが書き残した多くのアフォリズムと日記を

          今日の配本(24/05/27)

          岩波新書の復刊を求む(笑)

          少し前に、岩波文庫の復刊を希望するダイアリーを書きましたが、こんどは岩波新書です。 新刊の『ひらがなの世界 文字が生む美意識』を買いました。このジャンルでは著作も多い、石川九楊さんの新刊です。 本書の巻末、図版出典リストにあった一冊が、写真の左側、小松茂美著『かな その成立と変遷』です。著者の小松茂美先生は、あたしの恩師の一人で、いろいろとお世話になりました。 そんな小松先生が書いた岩波新書ですが、品切れになってずいぶんと時間が経っています。書店で見かけることはまずない

          岩波新書の復刊を求む(笑)

          中国の神様とか信仰とか

          あたしが学生時代に中国思想や中国史を学んでいたことは、このダイアリーを読んでくださっている方であればご存じかと思います。もう学問を離れてかなりの年月が経ちましたので、学んでいましたと言うこともおこがましいくらいですが、それでも中国関係の本は買ってしまいますし、読んでいます。 そんな大学時代の先輩が本を出されたので、早速購入しました。それが写真の左側、吉川弘文館の『中国の信仰世界と道教』です。学生時代も道教とか、そのあたりを専門にしていたのを覚えています。 かつて平凡社新書

          中国の神様とか信仰とか

          抜かないでください!

          営業回りの途次、書店の店頭でフェアをやっていまして、その棚に置いてあった小冊子です。フェアのタイトルは「書店員の心に刺さって抜けない棘本」です。 あたしの勤務先からは『キャッチャー・イン・ザ・ライ』と『ライ麦畑でつかまえて』がエントリーしていました。まあ、「完全なる問題作」ですから、選ばれるのも当然と言えば当然ですよね。 それにしてもこのフェアのタイトル、是非とも棘は抜かないで、このまま刺さったままにしておいてもらいたいものです。もし抜いてしまったら、後輩書店員の心に差し

          抜かないでください!

          岩波文庫の復刊を求む(笑)

          中公新書から『元朝秘史』が刊行されました。この方面に詳しい方ならご存じのことと思いますが、中公新書には、以前も『元朝秘史』というタイトルの本が出ておりました。 著者が異なりますので、以前のものの改訂版ではなく、全く新しいものとして刊行されたわけです。となると、当然のことながら、以前のタイトルは既に絶版になっているのでしょうね、調べたわけではありませんが…… そして、実は中公新書だけでなく、岩波新書にも『元朝秘史』というタイトルがあるのです。ちなみに、中公新書の以前のものは

          岩波文庫の復刊を求む(笑)

          今日の配本(23/05/23)

          中国語検定対策準1級問題集 本間史、李錚強 著 出題傾向を踏まえた練習問題で、合格に必要な読解・作文・リスニング力を鍛えます。準1級レベルの成語・慣用句を含む約1350の語彙集付。 https://www.rockfield.net/wp/?p=6258

          今日の配本(23/05/23)

          今日の配本(24/05/22)

          わからない岸本佐知子 著 リディア・デイヴィス、ルシア・ベルリンなど数々の名翻訳で知られる著者は、エッセイストとしても絶大な人気を誇る。本書はデビューエッセイ集『気になる部分』(白水社刊、2000年)以降に様々なメディアに寄稿した、単行本未収録の文章を集大成したものだ。 年表で読む哲学・思想小事典[新装版]ドミニク・フォルシェー 著/菊地伸二 訳 インド哲学・中国哲学にも配慮しつつ、西洋哲学を、ビザンツ哲学およびイスラーム哲学とのダイナミックな影響関係の中で見直す試み。

          今日の配本(24/05/22)

          いまって行楽シーズンではないのでしょうか?

          今日は休みを取りました。代休というわけではありません。急遽休まなければならない事情があったのです。とはいえ、いきなり今朝休むことにしたわけではなく、月曜の時点でわかっていたことです。 休みを取った理由ですが、親類に不幸があったからです。訃報自体は先週の後半に入ってきたのですが、会場やお坊さんの都合などいろいろあって、昨日が通夜、本日が葬儀・告別式となったそうです。 誰の訃報かと言いますと、あたしの妹の旦那の父親です。あたしからだと何と呼んだらよいのでしょう。妹にとっては義

          いまって行楽シーズンではないのでしょうか?

          今日の配本(24/05/21)

          経済学の余白根井雅弘 著 経済学にほんとうに必要なものとは? データサイエンス化の潮流で失われつつあるものとは? 静かに語る経済学者の歳時記。 https://www.rockfield.net/wp/?p=6242

          今日の配本(24/05/21)

          意外とグロい?

          以前からタイトルだけは知っていて、チャンスがあれば見て見たいなあと思っていた映画がWOWOWで放送されたので見ました。「プー あくまのくまさん」と「マッド・ハイジ」です。 まずは「プー」から。そもそも原作である「くまのプーさん」を読んだことがないですし、ディズニー映画だって見たことがないので、ストーリーを知りません。蜂蜜の入った壷を持ったくまのプーさんのイラストくらいしか思い浮かばない状態なので、映画がどこまで原作をオマージュしているのかわかりません。 プーさんって、森の