ななつ

好き:歩く/走る/読む/飲む/寝る/ぼけっとする/食べる/描く/歌う/聴く/重機/和服…

ななつ

好き:歩く/走る/読む/飲む/寝る/ぼけっとする/食べる/描く/歌う/聴く/重機/和服/和菓子/和楽器/猫/星/桜

最近の記事

インスタライブ

夜中に書くとキモレターになっちゃうからやめといたんだけど、朝起きて家事やって一息ついてからもまだ書きたいので書いとこ。 矢口さんの写真集の表紙、少し上を向いて両手を広げた春のお写真。 目線が前を、未来を向いていて、穏やかな表情で。 被写体にも、春が来てほしいと、幸せになってほしいと願って選んだと。 なんかねえもうねえ、涙が止まらなかったし今も思い出してめそめそしてる。 写真という媒体は、人の、人を思う心の強さや優しさをこれほどまでに美しく写し取ることができるのかと。こんな

    • 記憶の呼び水 GIFT Yuzuru Hanyu ICE STORY 2023 2023.02.26

      当日の感想、後からの感想、Disney+見てからの感想と時系列ごちゃまぜ。 感想も考察もいい加減尽くしてるとは思うけど、自分の言葉で残したかったので書いてしまった。 わたしにとってのGIFTとは、一体何だったのか。 GIFT新聞よりMIKIKO先生のコメントを引用する。 ”明るく真っ直ぐな道が開けていく瞬間を皆さんと目撃できることを光栄に思います。 心の目をしっかり開いてお楽しみください” わたしの心の目で見たものは、ただひたすらに真摯にスケートと全ての人と向き合う、美

      • raison /rεzɔ̃ レゾン/

        レゾンは歌詞に引っ張られすぎて艶事?の暗示しか読み取れなくて困ってたんだけど、孤独と純粋の葛藤と聞いてすとんと腹に落ちた。 自分の読解力のなさとあさましさにげんなりしつつ。 白と黒から紫のグラデーションの衣装。純真を侵食していく孤独の黒。 求めるものに届かない懊悩や思えば思うほど思考の隘路に迷い込んで息が詰まっていく様な焦燥感。手を伸ばす振りが多かったのは、また手を伸ばしながら苦しげな表情だったのはそういうことかと。 かと思えばゆらりと体を揺らしながらどこか冷めた様な表情

        • Fantasy On Ice in 静岡 2022.6.26

          アンコールが圧巻だった。 NAOTOさんのバイオリン、新妻聖子さんの歌に誘われるように、夢の中を泳ぐように羽生選手がステージ上に現れる。 会場のざわつきがさざ波のように広がる。 演奏されたのはミュージカル”ノートルダム・ド・パリ”の”Dance my Esmeralda” ダムパリという愛称で呼ばれる過去プログラムとこの時点で分かったファンから、ざわめきが悲鳴のような声に変わっていた。 ステージでは羽生選手が、新妻聖子さんの手に導かれるように無垢な笑顔を浮かべながら正面へ

        インスタライブ

          3月11日

          「報われなかった」の言葉の重さをあらためて思い知る。浅薄だった。被災地出身でオリンピックのフィギュアスケートの金メダルを持ち帰れるのは、今この時点で羽生選手だけができることで、逆にいうと何かできるとすれば、それしか無かったから。何がなんでも持ち帰りたかったよね。 いつかみたいに、笑顔になってほしかったよね。 でも多分、いつかのその笑顔は、金メダルだからだけじゃなくて、それを取るために必死に頑張った羽生選手の存在そのものに向けられていたんだと思う。 震災以降、みんなそれぞれ

          誇りに思います

          試合が終わった後の修造さんのインタビューを見て。 今回も、修造さんだからって前置きしておそらく一番本心に近い気持ちを語ってくれたと思う。本心だから、良い子の見本解答じゃないから、きっと受け取る方も痛かったでしょう。でも、受け止めてくださると思ったからこその言葉で。そして修造さんは「辛い」って言いながらも聞いてくれたし泣いてくれた。それが一番嬉しかった。受け止めてくれる人がいることの安心感は計り知れない。 修造さんたち各局のインタビュー前に、合同インタビューがあった。しーちゃ

          誇りに思います

          2020全日本(主にインタビュー)振り返り

          FODのフィギュア激闘録2020-2021を視聴して。 国内だからか、一回の試合に当たってとにかくインタビュー多いなっていう印象と、これだけしゃべらせられればそりゃ受け応えも上手くなるよねっていうのと。(海外からの取材や大会に伴うイベントなども無かったから時間が取れたのかもしれない。) それにしたって自分を分析しつつ言語化する能力がとても高いなって聞きながら思った。 それは一言一句全部文字に起こしたくなるよね、と、各社の記者さんの気持ちがわかった気がする。 何を思っていらっ

          2020全日本(主にインタビュー)振り返り

          花は咲く

          花は、未来。夢や希望。過去形で語られる時間の中に置き去りにされる。辛い。 「私は何を残しただろう」が三回もリピートされるのが印象的。ご本人が一番言いたいことなんだと思う。 たくさんのことを残している。戦績。論文。言葉たち。後輩への思いやり。新聞のメッセージ。 そして何より、見た人の心の中に一生涯残る感動を。美しいものを見ると心が美しくなる気がする。その美しさの裏にどれほどの途方もない努力があるのか、想像するだけで震える。 悲しみの向こう側に見えた笑顔は、身近な人々や、テレ

          花は咲く

          天と地と、人と

          羽生選手の新プロ、なんで天と地となのかなあって考えていて、もしかしたらヒントがあるかもと思った萬斎さんとの対談の中にあった!!その「型」に何の意味があるのかを考え、解釈すること。SEIMEIの最初の型を例にとって「天地人を司っとるのや」という意識を込めれば集中の契機になる。っていう言葉が!! やっぱりあの対談は、ある意味原点になってるんだなって思う。 天地人については、謙信が戦について語ったとされる言葉もあって、「天の時、地の利に叶い、人の和とも整いたる大将というは……弓矢

          天と地と、人と

          五十日祭

          五十日祭が終わり、喪が明けた。六月末に義母が亡くなって五十日。意外とあっさり月日は経ってしまった。 五十日間は、亡くなった人が神様に昇格する準備期間なので、家の神棚は閉じてお参りせず、亡くなった人にお参りする。どこへも行かずに家の神様になるという神道の考え方がとても好きだ。「家」とは、建屋のことではなくて、家族や子孫のこと。家が無い場合にはどうなるのか聞かなかったが、石でも木でも好きなものを選んでそれを守るものになれるか、もしくはその辺をひたすら漂っているのでもいいなあと思

          五十日祭

          蝋燭の炎は

          なんだかずっとめそめそしてて自分でもいやになってきたのでちょっと吐き出す。 修造さんのインタビューはいつも、羽生選手の一番言いたいことを上手に引き出してくれて、修造さんでしか聞けないことを聞いてくれる、お互いにリスペクトが見えるインタビューでとても好き。ありがとうございます。 「蝋燭の一番下って一番燃えるんですよ。ぱあって。それがずっと続いてる感じ」と。その時が近づいていることを今更ながら自覚させられた。 その時のことを考える。会見を開くだろうか。エキシビションの最後

          蝋燭の炎は