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赤ニクニン

9/25(月)
今週は資料取材Weekなもので、原稿は書かなくていい(というマイ・ルール)
気持ちが楽だ
いつもならば、夜になり、家族が寝静まったあとに原稿の時間が待っている
楽しいけど憂鬱で辛い、でも、思った通りに書けたら楽しい、達成感もある
一日経ったら、また、楽しいけど憂鬱で辛いに戻る
その繰り返し

9/26(火)
上の階に住む住人が暴れている(私は一階、暴れる君は二階)
叫びながら、地団駄を踏んでいる
いったい、何が行われているのか
事件が発生するのは、平日の日中のみ
夜や休日には起きない
トリガーが何かも不明
まるで、ミステリ

9/27(水)
専門分野に対しての資料取材は難しい
何せ、資料のレベルが高く、理解できない
そんなときはYouTubeが助けになる
頭のいい人が、凡人にもわかりやすく解説してくれる動画がある
文字よりも動画のほうが、イメージが湧く

9/28(木)
久しぶりに、喫茶店でモーニングをいただく
最近、何もせずにぼーっとすることができない
何かをしていないと、落ち着かない、スマホのせいか?
とはいえ、長い時間、集中することも衰えている
短いものを数多く処理することに慣れてしまった(現代病か)
外の景色を見ながら、のんびりと生きたい、空は青いのだから

保育園では、ピクミンの歌が流行っているらしい(赤ピクミンは火に強い♪の歌)
しかし、娘は、「ピクミン」のことを「ニクニン」と呼ぶ
何度、訂正しても、「ニクニン」と呼ぶ
おそらくだが、娘はピクミン(ニクニン)が何かを知らない、歌だけを知っている可能性が高い

お米クーポンで、高級な米を買った

9/29(金)
また、とある新人賞に落ちた
わざわざ、自転車を漕いで、イオンの本屋で知った結果だった
不慣れな平日のフードコートにて、ステーキを食べないとやってられなかったこと
口の中を大火傷したこと
熱々だったせいで、ソースが服に飛び散ったこと
どれも忘れないだろう

小説を書くことをやめたとき、私は、家族にもっとサービスができる
だけどそんなことをしたら、あなたは死ぬだろうと妻が言った
それは、そう、あれ、ソラニンだと言った
ソラニンは大好きな漫画だったけど、自分を重ね合わせたことはなかった
夢を諦めて手に入れた緩い幸せの向こうには、死が待っているんだって

今日は一年の中で一番、月が綺麗な日だった
夜になって、家の前で、家族で月を見た
娘は、あっちに行ったり、こっちに行ったり、「月が追いかけてくるんだよ」と教えてくれた
これが緩い幸せだとして、とても幸せな人生なんだけど、とても幸せじゃなかった、と思うかもしれない

9/30(土)
変わらなければいけない
生き方から変えなければ、原稿も変わらない

娘の歯医者に同行し、保育園の説明会に参加し意見を述べた
変化とは楽しいことだけではないのだから、汗や恥をかいても、やるのだ

才能がある人間は才能で生きる
才能ない人間は労働で生きる

10/1(日)
とある資格に合格した
受験時は自信を持てなかったのに、合格を知ってからは、自信があった男かのような顔をして帰った

欲がないものは、不思議とうまくいく
欲だらけのものは、自分が思った通りには進まない
欲とは自分に対する矢印のことで、マーケディングとは違う
マーケディングを意識することは、欲ではない(矢印は外に向かっている)

夜中に、『すずめの戸締まり』を観た

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