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【耕作放棄地再生中🌿農園】雑草と野菜の相性をじぶんで見守るコツを農園で共有しています🥰🌿ダイコンと雑草栽培の紹介

※耕作放棄地再生中の農園なので、出てきた雑草を活かしながら、土を育てています。
マイファーム松戸千駄堀農園

ダイコン栽培

わたしは、ダイコンは雑草と仲良くやれる野菜と思っています。
家庭菜園目線です🥰🔍

この品種は「三太郎」短い系のダイコンですね。

ダイコンのそばに出てきた雑草の地上部をカットすると、ダイコンは岐根(股根。足のようになっているダイコンです🥰)になります。
なので、そばに出てきた雑草はそのままにするか、どうしても邪魔ならば抜いてしまうとよいですね。抜いたときに細根や根の一部が土のなかに残るとやはり足になりますが🌱

耕作放棄地再生農園で足のダイコン多発……!あと、苦い。なぁぜなぁぜ?


耕作放棄地再生中の土では、やたら岐根(股根)のダイコンができる印象をもちました。
ダイコンが岐根になる理由は「未熟な有機物に当たるため」。
未熟な有機物を根が「食べよう(吸収しよう)」と囲い込む(抱きこむ)ために、足のような状態になるとコンパニオンプランツ提唱者の農学博士木嶋利男先生に習いました。

「石や硬いものにぶつかっても足のようにはなりません。へこんだり歪んだりして変形するだけです。足のようになるのは未熟な有機物に当たったときだけ」とのことです。雑草の地上部を刈って、土のなかに根が残っている場合も注意。雑草の根が分解されていく(=未熟な有機物)とダイコンの根が接触すると岐根になります。

耕作放棄地雑草の地上部を刈り倒し、根が分解されている段階で栽培をするため、土中に未熟な有機物が多い=岐根のダイコンになると答えがわかりました。

岐根ダイコンは食味が硬いのが難ですが、「家庭菜園 特有野菜(=市場に流通しないため)」なので、ある意味での醍醐味ではあります。
見た目も多様で可愛い(フォトジェニック笑)ですしね。できたらできたで、「オリジナル岐根ダイコン」としてめでたいところです。

ダイコンは連作(※同じ場所で育てること)で育てると大きく育ちやすくなり、さらに味もよくなります。ぜひチャレンジしてください🥰

木嶋先生が関東圏に適応させた伝統野菜「桜島大根」わたしも木嶋先生から種をわけていただきました🥰


葉がかわっていますね。桜島大根。

ダイコンは有機物も肥料も要らない、どんなに硬い土でも育つ野菜であり、できれば鞘に入った状態の種をそのまま播種するのがいちばんうまくいくそうです。木嶋利男先生に実習で教わりました。マイファーム松戸千駄堀農園でも実証済みです。鞘に入ったダイコンはとても強く、うまく育ちました。鞘のない種の場合、こぼれ種に近い状態として、5粒播種(発芽後、間引き)するとその後の生育がよくなると知られます。間引きした葉を栽培の空きスペースに移植すると、とても美味しい葉ダイコンになります。みそ汁の具になりますので、チャレンジしてみてください🌱