Mika/旅とリゾバの備忘録

桜蔭鉄緑→東大落ち河合本郷→筑波大→リゾバ@沖縄→🇱🇦ルアンパバーン→🇹🇭チェンマイTTC…

Mika/旅とリゾバの備忘録

桜蔭鉄緑→東大落ち河合本郷→筑波大→リゾバ@沖縄→🇱🇦ルアンパバーン→🇹🇭チェンマイTTCSpaSchool→🇻🇳サパ・ニンビン→宿坊バイト@高野山→四国歩き遍路→🇹🇷 たまに歌/例えると藤の小花の揺れ方で風をみつけるそんな優しさ

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花びらは散り行くあいだ一点で春の光の全てを浴びる 陽光が緑の隙間すり抜けた 少女のまつ毛のようなゆらめき 竹林の葉は風鈴のように揺れ鈴の代わりに夏の光が そういえばこの前マスクを取った時キスしたんです、Julyの湿気 葉脈で濾した光はあたたかく左右の肩に均等に降る 何本の白色鉛筆使ったら入道雲をつかめるだろう 太陽が夏の角度を決めていたわたしが夏を見初める前に 夏服に切り替わる日の情報が簡単に漏れむむむ太もも 「冷やし中華始めました」の暖簾揺れ私にするっと夏が

    • 「学び続けたかった私は、渡り鳥のように生きることを選んだ」エピローグ

      最後に、19歳以下の読者さんへ。私からのアドバイスです。 もしもあなたが、私のような、まわりに理解者のいない環境にいるのなら、まわりの大人を説得しようとするのは諦めましょう。 あなたのことを理解してくれそうもない人と、不毛な言い争いをするのは、最低限にしましょう。 成人したあとは自分の意思で働けるのだから、自立できる程度のお金を貯めて、その場から離れましょう。それ以上の最適解は、ありません。 もし進路について本気で悩んでいて、もうどうしようもないと思った時は、Instag

      • 「学び続けたかった私は、渡り鳥のように生きることを選んだ」 Ep.12「本当の意味の、真面目」

        「大学を出ないことで、まともに話を聞いてもらえないかもしれないよ。不真面目というレッテルを貼られるかもしれないよ。」 ある時大人に、そう言われたことがある。 それでいいと思った。大卒っていうラベルで人を見分けている時点で、私「が」話をしたい人じゃないから。 アルバイトの中、旅の中、多様な人生経験の中に、「学び」は無数に転がっている。 本人に、学ぶ気さえあれば、人生というのはどこにいても、誰にとっても、学びの宝庫なのだ。

        • 「学び続けたかった私は、渡り鳥のように生きることを選んだ」Ep.11「学びって楽しい」

          私は今、かつて宣言したように生きている。渡り鳥みたいに数か月単位で働き、旅をする生き方。 バックパッカーとリゾバを繰り返すというこのライフスタイルを、わたしはとても気に入っている。 なぜって、学びたい放題だから。自分が無知であったことを知る日々の連続だから。 肩書きと人間性は関係しないとか、価格と美味しさは比例しないとか。仕事に対する向き合い方は、その人がもらっている時給に関係ないこととか。 あとはもちろん、旅についての発見も。 路地裏歩きが面白いこととか、沖縄の海の美しさ

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        • 「学び続けたかった私は、渡り鳥のように生きることを選んだ」
          14本
        • ラオス旅行
          17本

        記事

          「学び続けたかった私は、渡り鳥のように生きることを選んだ」 Ep.10「そして私は旅に出た」

          言い争いは、不毛。 同じ失敗は、もうしない。 譲れない私の価値観のために、わたしはここを離れる。 20歳になってから大学に一年間通って、お金を60万円くらい貯めた。 たとえ親族から一切支援を受けなくなっても、とりあえず半年くらいは生きていけるように。 そして、私は旅に出た。

          「学び続けたかった私は、渡り鳥のように生きることを選んだ」 Ep.10「そして私は旅に出た」

          「学び続けたかった私は、渡り鳥のように生きることを選んだ」Ep.9「わからせようとするのは」

          結論から言う。 わたしは、(東大に行ったらまた周囲の期待が重くなって退学しにくくなるのは明白だから、)東大じゃない大学を受験した。 20歳になって、バイトをして、ある程度お金が貯まったら旅に出ようと思った。まだ19だから、親の許可なしにバイトも何も始められない。だから、今はまわりを納得させないといけない。 これが大変だった。 彼らとさんざん言い争ったあとに、気づいた。 この世の中で最も不毛なやりとりは、相手に、自分の価値観を、「わからせようとする」ことだ、と。

          「学び続けたかった私は、渡り鳥のように生きることを選んだ」Ep.9「わからせようとするのは」

          「学び続けたかった私は、渡り鳥のように生きることを選んだ」 Ep.8「学びはどこにでも!」

          ロックダウンも徐々に解除されて、不眠症が治った。元気になってから、また色々考えた。 私はどこで「学ぶ」べきか。 もしかすると、学びというのはどこにでもあるのではないか?! 自分が無知であるという謙虚さと、失敗してもいいから挑戦してみようと思う勇気と、もっとずっとたくさんのことを学び続けたいという向上心を、幾つになっても失わないのなら。 この世界のあちこちで、自分なりに学べるんじゃないか!? よし。決めた。 色んな仕事を経験して、色んな世界を旅して、多様な経験を重ねるよ

          「学び続けたかった私は、渡り鳥のように生きることを選んだ」 Ep.8「学びはどこにでも!」

          「学び続けたかった私は、渡り鳥のように生きることを選んだ」Ep.7「不眠症」

          突然、コロナのロックダウンがやってきた。家に塾に籠もって勉強してるうちに、不眠症に近い症状になった。 その時の私は、親に、先生に、逆らうエネルギーがなかった。結局、最後まで不眠症は治らなかった。 周りの言う通り東大を受け、落ちた。合格発表の時、悔しさも何もなかった。だから、もう二度と受ける必要はないと確信した。 でも、他の大学に行く気もなかった。結局、一年間予備校に通った。

          「学び続けたかった私は、渡り鳥のように生きることを選んだ」Ep.7「不眠症」

          「学び続けたかった私は、渡り鳥のように生きることを選んだ」 Ep.6「アドバイス?」

          その考えを周りの大人に相談した。 彼らは口を揃えて、「とりあえず東大に行け」と言った。 東大、さらには大学進学に対して疑問を持つ私に、「あなたの成績で東大に行かないなんてもったいない」と言い張った。 そもそも私は「真面目な」人間で「いたかった」から、机に向かっていただけだ。成績がいいのはただの結果論。「東大」という見返りのためにやっていないから、その助言は私には響かない。 また、他の大人が、「東大ならそういう疑問を持った人がいて、そういう話をできるレベルの人がいる」、と

          「学び続けたかった私は、渡り鳥のように生きることを選んだ」 Ep.6「アドバイス?」

          「学び続けたかった私は、渡り鳥のように生きることを選んだ」 Ep.5「無知の知」

          そもそも、教育って一体何のためにあるんだろう。人間性の涵養とか、より良い社会のため……って、学校の図書館で借りた本に書いてあった。 でも、人間って、世の中って、何を以て「成熟した」と言えるのか? ……わからない。 というかそもそも。 少なくとも義務教育は受けて卒業した私が、学校教育の意味を答えられないのはどうして? あれれれれ? 実は、学校を卒業しただけでは実は、何も「学んで」いないんじゃないか?

          「学び続けたかった私は、渡り鳥のように生きることを選んだ」 Ep.5「無知の知」

          「学び続けたかった私は、渡り鳥のように生きることを選んだ」 Ep.4「受験勉強って何のためのもの?」

          私は、過酷な受験勉強、いや、受験戦争のなかで、ふと思ったことがある。 私はいま、何のために机に向かってるんだ? 何のために点数を競い合って、何故にナイーブになっている? 年収のいい会社に入るため? でもお金って、そんな大事か? こんなに緊張とストレスを抱え込むまで? 私は別に、スタバ、アフタヌーンティー、ディズニーに、年に1回しか行けなくたっていいよ。ブランドバックも、いらないよ。 贅沢できるのが幸せだとは、思わないから。

          「学び続けたかった私は、渡り鳥のように生きることを選んだ」 Ep.4「受験勉強って何のためのもの?」

          「学び続けたかった私は、渡り鳥のように生きることを選んだ」Ep.3「進路希望」

          高校生活の中で、その日は唐突にやってきた。進路希望、っていうのを提出しなきゃいけない日が。 ……無理じゃない? 学校で教わるのは「受験勉強」。 現場で働いている社会人の話を聞く機会があったとして、それは、授業時間全体の1%もない。 この貧弱な知識と薄っぺらい人生経験で、一体進路をどう選べと? 何も選べないよ。 でも選ぶしかないんだ、期限まで。世間というのはそういうものらしい。 私は貧弱なアタマをフル回転して、必死で考えた。自分の人生を振り返って、一番興味のある分野は、な

          「学び続けたかった私は、渡り鳥のように生きることを選んだ」Ep.3「進路希望」

          「学び続けたかった私は、渡り鳥のように生きることを選んだ」Ep.1「進学校の実態」

          中高一貫校。もうちょっと具体的に言うと、私立で、女子校で、凄まじい東大合格者数の学校。 最後のは凄い目立つ。でも、成績がいいのは、みんな地道な努力を続けているから。 「なんでそんなに頑張れるのか」、って? 人それぞれだと思う。 でも、主体的かどうかと言うと、よくわからない気がする。 親が厳しい家庭が多かった。 「子の成績を親が詳細に把握している」と言うほどの、「厳しすぎる家庭」が。 その場合、親の「監視」があるから、親に「怒られると面倒」だから、子は「やらざるを得ない

          「学び続けたかった私は、渡り鳥のように生きることを選んだ」Ep.1「進学校の実態」

          「学び続けたかった私は、渡り鳥のように生きることを選んだ」Ep.2「真面目と不真面目」

          私はどうしても、「不真面目」な人間にはなりたくなかった。誰かに迷惑をかけたりする、そんな生き方は嫌だ。 それに、努力をしない人生だって、嫌だ。つまんないし、格好良くない。 私はある時、受験勉強が、同じことの繰り返しであるということに気付いた。それ以降、やる意味が、わからなくなった。 でも、真面目にテスト対策をしないと「不真面目だ」、って、先生は言う。 だから、高校に入ったって、机に向かわない日はなかった。 「不真面目」って、思われたくなくて。

          「学び続けたかった私は、渡り鳥のように生きることを選んだ」Ep.2「真面目と不真面目」

          「学び続けたかった私は、渡り鳥のように生きることを選んだ」プロローグ

          普段真面目に勉強している。働きたくないわけじゃない。 けれど、大学に行くとか、就活をするとか、そういう生き方がいいとは思わない。 そんな、過去の自分、あるいは、今まさにその葛藤を抱えている、あなたへ。

          「学び続けたかった私は、渡り鳥のように生きることを選んだ」プロローグ

          2024自作短歌

          根の先の地球の裏側の空を引いてネモフィラ・ブルーは生まれ 枝先の雨粒は鈴月の音に共鳴すればイルミネーション 夕焼けの境目のない色たちのようにわたしはきみを知りたい 手のひらを合わせ隙間に春風をふふと詰めればチューリップふふ スマホより大きな羽が横切って画面の外の蝶に釘付け 共犯のように走ったかげぼうしそれから僕の影が見えない 「クローバー探しに行こう!」それだけですごいデートにしてしまうきみ 洞窟の中を歩けばスマホよりぼくの裸眼のほうが鋭い 特別な春の記憶に咲