見出し画像

アナタもケシの花を見に行きませんか?

ケシは人類の歴史において重要な植物であるが現物を見たことがないため一度觀察をしてみたいと昔から思っていた。

一度も見たことがないのに、道端に違法なケシが生えていたとして見分けることが出来るのだろうか。行政のホームページなどで写真付きで特徴を知らせているが、こんなん分かるわけないと思ってしまう。

日本は法律であへんを含有するケシに関して花びら一つも持ってはいけない上に駆除されてきたが、繁殖力の強さや海外の肥料に種が混ざることなどで日本に定着しており、毎年のように違法なケシが生えていたことに関するニュースがある。

通報している人よく見分けられるなと感心してしまう。


少し前Xで見かけた都立薬用植物園にて違法なケシが見られるというポストを目にして関心を持ち、違いの分かる人間になるため行ってみることにした。

開花状況のお知らせを見ると桜の開花同様ケシも遅めの開花の様であるが、近隣に用事がある為GW直前の日に現地に行った。

薬用植物園は西武拝島線の東大和駅すぐの場所にあった。また無料で入ることができる為、ケシの時期ではなくともオススメできる場所である。

中に入り強く思ったのは薬になる植物が育てられているためか独特な香りが漂う。 

フラワーパーク的な施設は好きでいくつか訪問したことがあるが、この様な説明文もあり今まで訪問してきた場所とは志向の違った施設であることが伺える。

また見間違えやすい植物が描かれた注意喚起を見かけたが、やはり現実社会で見分けられるわけないだろと思ってしまった。


よく晴れた春の日にボーっとベンチに座り緑豊かな風景を見ていると心が洗われると思ったが、やはり独特な匂いが鼻に付く。


本題を忘れそうになったが、ベンチから立ち歩みを進めると厳重そうな柵が見えた。もしかしてと思い近寄るとやはりケシの栽培コーナーであった。

花の咲く時期のみ外側の柵が外されて、違法なケシに関するパネルが展示されている。

パネルの中で勉強になったのは、ケシの中でも違法なモノとそうでないモノがあることは知っていたが、ケシとアツミゲシはあへん法で取り締まりをされているが、ハカマオニゲシは麻薬及び向精神薬取締法で取り締まりをされている部分である。

ケシ関係は全てあへん法扱いかと思っていたので品種によって違うのかと思った。


よく晴れた日のためパネルが反射して網が透けてしまっているが、この3点に注意すべきそうだ。

説明が書いてあっても見分けられる気がしないが、無闇に道端に生えている草木に触れないようにしようと思った。

パネルを一通り読み終えた後この時期のみ外されている外側の柵へ入る。内側の柵がありケシに近寄ることは出来ないが写真を撮ることや、眺めることはできる距離だ。また開花報告通り花はあまり咲いていなかったが

アツミゲシの箇所はいくつか咲いていた。偏見だが花自体は小さな女の子が好きそうな可愛らしい見た目に見える。


ケシ、ハカマオニゲシは早い花が咲いているだけであったが、こちらも可愛らしく実があへんの素とは思えない。

またこのケシのコーナーでは薬用植物園での独特な匂いとは違ったなんとも表現しがたい匂いがしていた。個人的にはケシのコーナーの匂いの方が苦手だ。

開花より早めに来てしまったため緑の部分も多かったが、違法なケシを見ることができる場所も少ないためとても勉強になった。

またこちらのページで都立薬用植物園のケシの開花状況に関して確認ができるため、行きたいと思った人はこちらをチェックし、現地に行くことをススメる。

https://www.tokyo-shoyaku.com/news.php?y=2024


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?