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マスクを外す

日常でコロナに関する話題を聞くことが少なくなり、マスクをする人が少なくなっている中、私は外に出る時、決まってマスクをしていた。

人がたくさんいるところに行く時や、就業規則で決まっている時はマスクをした方が良いと自分は思うけれど、それ以外の日常では、本当はマスクを外しているのが憧れだった。
外している人は自信があるように見えて、キラキラしていた。

なぜできなかったのか。
それは、自分に自信がないから。
自分の顔を見た時に、マイナスな感情を持たれるのが怖かったから。

自分は丸顔で、肌荒れがひどくて、
「かわいそうだね」
と自分の顔を見て言われることがある。

声をかけてくれる人は自分に気をつかってくれているのかもしれないし、何も言わない人でも自分の肌のことには気づいているだろう。

とにかく、自分の顔を見せることでマイナスの感情を抱かれているのを想像することも嫌で、顔を隠して生活してきた。

だけどこの数か月、自分と向き合って、いろんな人とお話して、やっぱり自分の価値観は、
「自分の個性を愛し、自由に表現すること」
「自分の力で人に、社会に価値を届けること」
表現の仕方は変わるけれど、軸がこれだと気づいた。
この価値観を大切にしようと、毎日たくさん考えて、たくさん行動してきた。

そして4月から、マスクなしで外を出歩くことが増えてきた。
これが今の自分。
丸い顔も、ニキビで赤い顔も、これが自分。
ここからもっと可愛く、きれいになっていくから、その過程を見ててよ。

そんな気持ちでありのままで、外を歩く。

すると、なんだか気持ちが軽い。
目の前が明るくて、道端のきれいな花に気づいたり、新鮮な空気を感じて自然と笑顔になったり。

今日も前に進んでできることをちょっとずつ。
かばんの中には変わらずマスクが入っているけれど、ちょっとずつ、自分を表現できる私でありたい。

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