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「マーケティング」と言いたくない気持ち

「マーケティング」という言葉を使うことに抵抗がある。

普段やり取りしているクライアントの担当者は「マーケティング」部署の場合が多いし、普段業務で考えていることは「マーケティング」領域のことが多いはずだが、「マーケティング」の仕事をしていますとは答えたくない。

それは多分「マーケティング」という言葉が持つイメージが好きではない、というか自分に合っていないと感じるからかな〜と。

「マーケティング」といえば
・会社で"花形"の部署
・キラキラ
・タレントと関わる仕事
・SNS映え
・バズり
・イケてる
・センスがある
・・・
というイメージがついてくる。
それはマーケティングに関わる会社や人が持つ雰囲気かもしれないし、新卒で入社したコンサル会社でマーケティング領域を扱うチームの配属希望倍率が異常に高かったせいかもしれない。

昔から集団行動が苦手であえて皆と違うことをしたがる私は、「マーケティング」の言葉が持つイメージ自体に苦手意識を持っていた。
でも、
ものが売れる仕組みに興味があるし、
人によってものの嗜好が異なるのがなぜか興味があるし、
ものが売れる要因を因数分解していくことに興味があるし、
私が興味あることって何といえば良いのだろうと悶々としていた頃、森岡毅さんの本に救われた。

USJで取り組んできたことについて
・予算やかかる費用から売上や費用対効果の予測を"緻密に計算する"
・自社のターゲットに対して取りこぼしているお客様を"徹底的に考え抜く"
・お客様の興味があることを知るために自分も"片っ端からやり尽くす"
・決まった予算や期間内で実行可能な案を"絞り出す"
など(本の表現まんまではないが)、上のイメージとは全く違うことをマーケティングの仕事と表現していて、よりマーケティングの仕事がしたいと思ったし、好きと言っていいのかもしれないと思った。

▼森岡毅さんの本は何回でも読み返したい


とはいえ、まだ「マーケティング」の言葉に抵抗はあるし、そもそも自分が関わっている領域は「マーケティング」の一部分だし、向いているのかどうかも分からない。

でも少なくとも、これからも「マーケティング」の仕事に関わっていたい。

価値あるプロダクトを提供するための活動・仕組み

Wikipedia


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