レジェンド&バタフライ感想

上映時間約3時間&苦手なキム〇ク主演。しかも内容が信長(と濃姫、光秀)・・・ということで避けておった件の映画。アマプラ登場ということで勇気を出して観た感想です。
(絶賛アンチ系感想なので。。。ダメな人はそっ閉じお願いします)

※【  】の時間は本編開始後のおおよその時間です。

【0:04】高政ぁ(違)登場!渋くてカコイイ!麒麟の頃より体格よく見えるのは役に合わせて身体つくったんか?
濃姫輿入れ・・・からの婚礼。
迎える側のノッブと取り巻きくんたちの傾奇ファッション談義。と、はい、出ましたかるーく下ネタ。こういうの、キムタク目当てで見に来た往年のファンはうれしいのかな。

そして婚礼。外、すごく明るいけど当時の武家の婚礼って夕方スタートじゃないの?蝋燭ともして金屏風で白無垢で。早くもこのあたりから「ど家」に似たモヤモヤ風味が。。。いやな予感。。。

あと、濃姫の髪の先の「ぼさ加減」が・・・「バジリスク」にでてくる女人みたいですね?なんであんなボサボサなの?ワイルド系姫だから?

そして噂に名高い?「床入りでの『お尻ぺんぺん』事件」。あーこれか。。。いや、確かに笑えるけど・・・ここも「ど家」同様、尺長いな。
はるかちゃんのキレッキレのフィジカル格闘柔術を楽しむターンか。

信パパの「みゃーみゃー」しゃべりもやけにクセつよ。最初出てきたときえ?秀吉?かと思ったらパパだった。

…その後、しばらく信長夫婦の「水と油」エピソードが続きます。。。
ここでまた「この映画あと何分(まだ開始1時間程度です)やんのかな・・・」と時計をみてしまった。。。←1回目は開始3分で時計みた。

【1:07】例の「夫婦で村民虐殺シーン」
 きっかけ?は金平糖。ここでも金平糖。入ってる瓶が先日買った「信長の金平糖」と同じような??はっ!(゚д゚)!あれってもしかしてレジェバタ企画の商品だったんか?(麒麟の民は金平糖と言えばワイングラスに入ってるやつ・・・だよね)
村民(おそらく被差別階級の賤民?)虐殺は血しぶきすごいのと、囲まれたとはいえここまでやるか?な感じ。。。村民も濃姫も。
しかし村民ら。殺し屋の隠れ里でもなければ・・・2,3人仲間が切られたら普通逃げるのでは・・・。勇敢で仲間想いな村民なのかな。
そして濃姫。いくら強いからって手慣れすぎてて怖い。
ジェノサイド後、昂る気持ちのまま求めあう二人。てか、信長を押し倒す濃姫。ここでも否めない唐突感。・・・こういう展開、平成初期の映画でよく見たような。

【1:12】光秀登場。
金ヶ崎のしんがりから帰ってきたところね。氷魚光秀、思ったより明るい茶髪&ふんわりだな!そしてやる気に満ち溢れておる!
岐阜城のセットは当時のお城の雰囲気がわかってなかなか良き。

【1:20】叡山焼き討ち。
ノリノリで自ら志願した光秀。戦隊ものでたまに見る悪の幹部みたい。
「その方たちの罪はすべて儂が背負う。」宣言する信長様。このころから魔王化始まってます・・・というわりにはまだ人間らしさが残ってますね。
自分で「人にあらず。人を捨てた」とか言ってるけど。
流血は他の戦闘シーンより控えめ。僧兵がかっこいい!!
山の斜面、木々の間を攻め上るところとか、「叡山焼き討ち」の解像度上がってよいですね。

焼き討ちシーンは、残忍な織田軍・・・というより光秀の描写。
光秀やるき満々!あと自分で「明智光秀十兵衛」ってフルネーム名乗った。間違ってはいないけどなんか悲しい・・・違う・・・。明智光秀はいいけど、十兵衛は特別なの!!(´;ω;`)ウゥゥ
そんでもってこの「魔王化」あたりからますます「キムタク」演技におなかがいっぱいになってきた。。。

それと濃姫様。お部屋で脇息に本を置いて読んでましたが。書見台ないの?

【1:25】
奥の間?で椅子に変なポーズでワイン飲む信長様。ますます魔王化?進んでます。。。が、ここもステレオタイプな感じがするのは脚本のせい?それとも演技のせい?(;´Д`)お部屋の壁には日本地図の絵。世界征服たくらむ悪の結社か。そしてさらにキムタク演技感強くてキツイ。。。


叡山焼き討ちでは読経するお坊さん(座主?)を後ろから切り、生きたまま閉じ込めた女子供を焼く光秀。。。。魔王はお前だよ!!!

【1:31】姉川の戦いあとの勝利記念の宴。
秀吉がカニすくい踊りしてなくてよかった。←?
光秀にも余興を求める信長。やめて!麒麟もレジェバタも・・・光秀はそういうキャラじゃないのよ!それにまた「十兵衛」って呼んだわね。やめて。ますます麒麟が懐かしくなってしまう!
そんなオファーを受けた光秀のアンサーが金陀美髑髏杯。来た。しかも3つ。(浅井と朝倉と・・・あと誰のだ?)あの髑髏盃って、本体でなく頭の蓋が盃になるのか。

家臣(だれあの人?)に頼まれて魔王化激しい信長をいさめる濃姫。それに対し「京に上れというたのはおぬしじゃ」・・・え。なに麒麟最終回なの?
「日の本一になるまで、歯向かうやつが一人もいなくなるまで。ぐっすり眠れる日はこない」・・・え。やっぱりこれ麒麟。。。げほげほ。

「儂が死ぬか、敵が一人残らず死ぬか。」ゼロイチ思考の信長様。

それにしてもここまで、殆どずっとキムタクと綾瀬はるかの怒鳴りあうような会話が続いていてキツイ。。。はるかちゃんはもっと演技できるのにもったいないな。これならまだ去年の某水泳映画のほうが・・・げほごほ。

そして輿入れ以来これまたずっと、濃姫と共にいる高政ぁ以下、チーム美濃の面々。戦国時代ってこういう感じなの??
そこで明かされる?濃姫の過去。前のダンナ二人ともコロしてきたんか!?
すごいな。もはや暗殺軍団だチーム美濃!

【1:43】夜の野外キリスト教ミサ?を見る二人。このあたりからかなり謎設定・・・。映えビジュアル優先なの?地面から直接蝋燭生やしてて(しかも大量)謎すぎるぞエコエコアザラク。
そんな中、いきなり離縁を切り出す濃姫。おいおい!ミサみながら別れちゃったよ!?
数日後?城を出る濃姫を離れた館から一人見送る寂しげな信長様。脇差の柄をくわえて嗚咽を堪えます!!光秀!!はやくきて!!信長様を抱きしめてやって!!

【1:50】長篠設楽原の戦い後、戦場を馬で流す信長様。
倒れた兵の亡骸にとまる蝶をみて濃姫を思い出す演出。いや、そこにいるのは蝶でなくハエだろ。。。

【1:54】いきなり信長様の三途の川?の夢シーン。このいきなり感!「ど家」と同じ脚本家らしい展開でこちとら戸惑いを隠せません。
うなされ、覚醒後錯乱する信長様をなだめる蘭丸。。。市川染五郎素朴でカワイイな。。。

高政ぁから濃姫が鷺山?で病に臥せっていると聞き駆けつける信長様。
「夫のお前が何をやっていたのか?!」高政ぁをなじる信長様。
え?高政ぁが次のダンナなの!?どうやら信長さまは離縁後、高政ぁに濃姫と一緒になるよう命じたらしいです。いや、それはないだろ。。。
そんな信長様に「姫様は今だに信長様が好きなんですよ!」と当人たち&チーム美濃の面前で言い放つ高政ぁ。いわれる濃姫カワイソウ。。。
さらに当人(信長)を前に、お付きの中谷美紀からも「助けが必要なのは姫でなく殿(信長)のほうですよね?」と言われる始末で。。。夫婦そろってちょっと恥ずかしいな。。。

【2:07】天正十年!安土饗応キタ――(゚∀゚)――!!
氷魚光秀のふんわりあごひげがどうにも気になるのョ。。。でも声いいね。そんな光秀に「ヤッスに舐められんな。魔王に戻れ」と迫られる信長。
これはあれだな・・・ロープレとかで魔王を倒した!と思ったら真の敵は光秀だった・・・みたいな。もう、今回の映画はそれでいいんじゃね?

饗応役を買って、対ヤッスで信長様の権威を見せつけるための茶番劇画策とか。すごいな光秀。知将を超えてて怖い。

そしてお呼ばれされたヤッスが安土城に到着!!これはまた絵に描いたような!!ステレオタイプな狸おやじ。いや、狸ヤッスは嫌いじゃないけど。てか、このとき家康39歳くらいか。まぁ、おっさんではあるが・・・風間きゅんヤッスが恋しいです。

そして安土饗応。突如始まる学芸会のような茶番劇。光秀も信長もモジモジ始めるの、なんなの。w
光秀も信長も頑張ったけど、狸ヤッスに見抜かれちゃってたね!このヤッス、出来るやつだな。今年の大河のヤッスはどうするんだろ?
馬乗りになられて殴られて、流血までしたのに・・・。最後までやりきれなかった信長様に失望する光秀。。。これはもう、ヤルっきゃないね!
しかし縁側で「うまくできなかったな。。。」としょんぼり?するこの主従。宴会すべった昭和のサラリーマンの上司&部下か。

【2:21】とうとうクライマックス?本能寺の変。
ここの光秀の独白、かっこいいな。。。かっこいいけど推しに失望したやばいファンだな。。。総じてこの光秀、思い込みと愛が重い。。。
そしてなぜ、ここまで光秀が「惚れて」いるのか、まったくわからないのが薄っぺらい感を醸しておりますね。

その後の戦闘シーンはちと血しぶきサービスしすぎでは。
着物の上からでも、鎧の上からでも切られたり刺されたりすると一撃で血しぶきがぴゅーっ!と。すごいな、必ず動脈あててんのか?w

信長様の白い寝間着についた返り血の位置が、麒麟のノップと左右対称でなんかきゅっとしちゃった。。。
・・・と思ったら。戦闘中早くも屋内では小姓だかが廊下に油まいて火をつけてますが・・・おいおい、ちゃんと主君から命じられたんか??
フライング本能寺炎上??

それにしてもここで、信長が雑兵の首を切り持ち上げるシーンがあるんですが。切り口見えるし血がしたたってけっこうグロい。いやまあリアルといえばリアルなのか。「ど家」といい、この脚本家さん?首級の描写がとってもお好きでいらっしゃるのね。。。(徹子の部屋風)

次第に追い詰められ、奥の間へと歩く信長。さあ、ここで敦盛舞うのか?と思いきや・・・始まったのは想像を超えるファンタジー展開!!!
・・・と、その前に「一方安土城では」で本能寺へ出立する前、病の床を見舞いにきた信長から託されたリュートを弾く濃姫。
「そなたは何でもすぐ覚える」的なこと信長がいってて、初めて触るっぽかったし、病気だし・・・と思ったらまさかの腕前!意味わかんないよ!!

ここからもう・・・怒涛の展開。見ているお客さんは「( ゚д゚)ポカーン」状態。。。いや、キムタクファンは「きゃー!キムタクかっこいい!パイレーツオブカリビアンみたい❤」とか。「タイタニックみたい❤」とか思うのかな。。。
そういえば両方とも、その年代にマッチしたなつかし映画だしね、、、、。

・・・で長すぎる夢オチ?からの敦盛で頸動脈切って終わっちゃった。。。

ここまで飛ばさずがんばってみた私偉かった。
キムタクの演技は思ったより耐えられたけど、結局よくわからない・・・キムタクと綾瀬はるかの会話ばかり見せられて話が残らない3時間でした。3時間も見たのに、各家臣、誰が誰だか?殆どわからないままだったし。(こういうとこ、ほんと今年の大河を彷彿とさせてくれましたわ。)
・・いや、それでいいのか。信長と濃姫の愛の物語、だし。

良かったのは叡山焼き討ちとか、本能寺の変の戦いのシーンが映画だけあってお金かけた感じがして、解像度上がったことくらい。。か。

同じ脚本家が手掛けている今年の大河も、こんな終わり方になるのでは・・・と想像できた点も収穫かな。w

あ、あとこれ見たら余計に麒麟がいとおしくなりました。ありがとうレジェバタ。

・・・アンチ意見ばかりでスミマセン。
でも本当、これ、映画館で観なくてよかった・・・・


【終】






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