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野草食日記 320 クコ葉とヤーコン・豚肉のオイスターソース炒め

畑に移植したクコ。
夏は虫にやられ見るも無惨な姿でしたが、秋以降、青々とした葉を(12月の今も)つけています。
今年植え替えたばかりで収量は少なく、伸びてきたタイミングで時々摘んで、少量を料理に使っていました。

使用回数は少ないですが、これまで使った印象としては、苦味があるため使い方にコツがいるかも・・・ということです。
スープや味噌汁に浮かべたり、サラダに使ったときだったと思うのですが、何となく料理にフィットしない違和感がありました。

クサギを料理する時にも思うことですが、苦味のあるものは甘味を足すと良い着地点を得られる気がしています。

先日、少し多めにクコの葉が収穫できたので、素材自体に甘味のあるヤーコンと豚肉、キクラゲ、パプリカと一緒に中華風の炒め物にすることにしました。
作り方は、まず豚肉を米油で炒め、色が変わってきたらヤーコンを入れ更に炒めます。
砂糖(ヤーコンの甘みがあるので少なめに)、味醂、紹興酒(日本酒でもOK)、オイスターソースを入れ、軽く絡めたら、キクラゲ、パプリカを入れて炒め煮にし、最後にクコの葉を入れて全体をざっと混ぜ、ごま油を回しかけて火を止めます。

ところで今年、自分の作った料理をお裾分けしたり、人に食べてもらったりした時に味付けがいいと言われることが何回かありました。
夫も最近味付けがいいとよく言ってくれます。
特別なことは何もしていないんです。
実は最近ちょっと良い調味料を使っていて、考えるに、それらのおかげじゃないかと思うので、今日は現在気に入っている醤油と味醂をご紹介しますね。

まずお醤油。
近藤醸造のキッコーゴ丸大豆醤油を使っています。
コクがあって好きです。
高すぎない価格帯もgood。

1.8リットルのものをヨドバシドットコムで取り寄せてます


味醂は、甘強酒造の昔仕込み本味醂。
インパクトのある甘みとコクがあって、これを使うのと使わないのでは料理の味わいが全く違ってきます。
こちらはちょっと値段が張るのが悩みどころ。
そこで、西友のプライベートブランドの味醂とブレンドしちゃってます。

これも1.8リットルをヨドバシドットコムで

これを書いていて、私の好みというのはコクがあるものなんだなぁと改めて気づきました。

さて、炒め物とクコの葉の相性はどうだったかというと、思った通り苦味は全く感じられず、普通に美味しかったです。
ただ、枝の棘を避けるために葉っぱだけをむしってしまったためか、葉の印象自体が少ない気も。
春の新芽の柔らかいところを茎ごと使った方が、クコの存在を感じられるかもしれないなと思いました。

野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。