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「家は窓」を提唱しながら、施主力向上につながる記事を書いてます。

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【注文住宅攻略】今までの常識は古い?本当の窓の選び方

注文住宅での窓の選び方を解説します。意匠寄りの解説ですが、最低限の性能面についても触れてはいます。 また、全体を通して家づくりを始めたばかりの方には分からない用語が頻出すると思います。「G3?」「トリプルサッシ?」「C値?」となるはずです。 申し訳ないですが、個別の用語の解説は割愛しています。用語の解説だけですごいボリュームになってしまうためです。 しかし、記事通じて知らなくていい用語は一つもありません。むしろこの記事に出てくる用語が理解できなければ、ハウスメーカーのカモ

    • ナナキンはHMと工務店どっち推しなのか?

      ここ数日の間にオガスタ相模さんから2回目のブロックをされていた(1ヵ月ほど前からフォローされていたのだが)。 以前仲違いしてブロックされたが、半年経過してブロック解除。 私からの接触ではなく彼からいいねやリプをもらい、仲直りをした最中だった。 自分から近づいたり離れたりよく分からない。 このツイートの通知が来てなくて見逃してたのだが、私限らずブロック基準は「HM推しかどうか」のよう。 あくまでHM好きの人は彼の投稿を見たくないだろうから配慮してるという理由らしい。

      • 住宅会社が隠したい 注文住宅契約前の見積もりに入れてもらうべき真の標準仕様

        注文住宅を経験した人なら100人中100人が感じているはずだが、契約前の見積りなんてあてにならない! 多くの人は注文住宅が初めてなので何が必要かは契約後に設計打合せをして初めて知る。 「標準仕様にこれすら入ってないの?(家をなんだと思ってる?)」「これこんなに高いの?」というものがたくさん出てくる。 住宅会社は「高いから契約するのやめとこ」と思われると家一棟の機会損失なので、できるだけ高く見えないように標準仕様を作りそれっぽい見積もりを出してくる。 これが坪単価はアテ

        • ダイニングが変わる、丸テーブルの選び方

          丸テーブルは脚の形状が重要最近人気の丸テーブル。 形がかわいいと見た目で判断されがちだが、実用性も長方形テーブルより高い。 実際に丸テーブルに座ってみないと分からないが、角が無いので面積あたりに座れる人数が多くなる。 長方形は4人用ならお誕生日席入れて5人(短辺壁付け)となるが、同じサイズで6人は座れる。 逆に言うと狭い空間に置くなら四角よりも丸の方がいい。昨今は30坪以下で建てる人が多いので、大きなダイニングテーブルを置けないなら丸テーブルの方がスペースを有効活用で

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          家づくりで絶対行ってほしい最強ショールーム5選

          ショールーム巡り。私は家づくりで最重要項目の一つだと考えている。重要項目ではない。窓計画や空調計画と同じ最重要項目。 実物を見ないで商品の良し悪し、自分の家に合うか判断することは不可能。 インスタやメーカーHPの写真をいくらスクロールしても役に立たない。画像加工の技術が発達しすぎていて上手く撮れば本物の3割増しでよく見えるし、盛る盛れない以前に実物との色味や素材感、サイズ感は画像では伝わらない。 ショールームを回りまくった私の経験ではネット上の写真と実物のギャップが無か

          家づくりで絶対行ってほしい最強ショールーム5選

          プロ施主とは?トラブルを起こすだけの面倒な施主なのか

          住宅業界ではプロ施主という言葉がある。 この言葉のせいで余計な分断を生んでいるし、素人でしかない施主が思い上がっているようにも見える。 プロ施主という言葉は何が問題か、今後どうすればいいのかを解説。 プロ施主の定義プロ施主は業界紙の新建ハウジングの社長である三浦氏が生み出した言葉。 本人の解説が以下。 長い!そしてややこしい! 簡単なことを難しく説明しているようだが、要約すると「家づくりの情報を発信する施主」でしょう。 この時点で「じゃあプロ施主という言葉は間違

          プロ施主とは?トラブルを起こすだけの面倒な施主なのか

          注文住宅でトイレの数はいくつ必要?2階トイレ無しで後悔する?

          最近、工務店のメルマガでトイレの数の配信が複数社からあった。正直納得ができるものは無かったのと、定期的に出てくる話題なので個人的な結論を書いておきたい。 前提として戸建て住宅で単身者以外のファミリーを想定している。 トイレは2個必要結論だがトイレは絶対に2個必要。 以下が理由。 生理現象であるトイレが被らないわけが無いので、1個の時点で我慢が必要になり利便性が落ちる(これは一般的な4人家族どころか、2人家族ですら被る) 仮に「私の家族は絶対被らない」と言い張る人がい

          注文住宅でトイレの数はいくつ必要?2階トイレ無しで後悔する?

          高額なHMにしたことで機能性を落とすのは本末転倒だという話

          YouTubeのおすすめで社内コンペか何かで「設計優秀賞を受賞した積水ハウスの家」が流れて来たので見てみた。 正直、TwitterでFFの積水施主のおうちのがオシャレだと思う内容だったけどそこは人によるので置いといて気になった点があった。 それは廊下の大型収納を仕切るのがカーテンというところ。 カーテン建具収納について整理。 メリット:(動画でも書いてある通り)安い ※動画で「抑えられますし」の続きは「圧迫感がない」と言っているので、それはカーテン限らず建具も同様

          高額なHMにしたことで機能性を落とすのは本末転倒だという話

          【注文住宅ルポ 其の一】インテリアへの目覚め。床はバーナーで炙れない

          家づくりはドラマ工務店探しをしているときに、猫のために家を建てた独身男性のブログを読んだ。 非常に面白い一方、注文住宅で発生する多くのトラブルを実感する内容だった。 かなりのボリュームで、施主の要望が一つずつ叶えられて最終的に家が建つときには映画1本見たかのような達成感があった。 家が建ったときの完成写真をアップする人は多いが、あまりそこに至るまでのプロセスを公開する人は少ない。 Twitterで途中経過を報告する人はいるが、ぶつ切りなので初期の段階からずっとTwit

          【注文住宅ルポ 其の一】インテリアへの目覚め。床はバーナーで炙れない

          なぜ断熱過激派の「断熱しろ」は言い過ぎなのか分かりやすく解説!

          この情報が気になった。 断熱性能が高い家に住む人と世間の考えとの乖離について。 今の20代後半~40代がどんな家に住んできたか自分らの世代は実家や賃貸で無断熱住宅(平成4年基準である断熱等級3まで。正確には等級2や3は等級1の無断熱ではないが、温度差の解消はされてないので無断熱と変わらない)に住んできている。この事実を断熱過激派は忘れていると思う。 リビングは灯油ストーブやこたつがあって暖かいが、ドアを開けて廊下に一歩出ると極寒。真冬の入浴は我慢との闘い。寝室の室温は1

          なぜ断熱過激派の「断熱しろ」は言い過ぎなのか分かりやすく解説!

          窓の考察パート3 東西南北遮熱型という流派

          私は過去に2つ窓の記事を書いてます。 家を建てる前から契約して設計したあとも、着工した後も悩み続けているのが窓です。それだけ考える価値があると思っています。 「南をペアとトリプルのどちらにすればいいか悩む」「断熱と遮熱側どっち?」いまだにそんな疑問の声が聞こえてきます。 最近気になったのが「東西南北全て遮熱型」というものです。 いやパッシブ設計のセオリーどこいった?日射取得どうする?というのが今までの通説を知っている人の感想だと思います。 でも意外と理にかなってるん

          窓の考察パート3 東西南北遮熱型という流派

          さようなら工務店

          本記事の想定読者この記事のメッセージは強いと思います。賛否両論というより否定が多いことも承知してます。 Twitterの家アカは高性能住宅、工務店好きの人が多く、HMの実務者でTwitterをやる人はほぼいない(会社の看板もあり担当者レベルが実名でがやることは考えにくい)、施主もTwitterよりはインスタが多いためです。 メッセージは強いですが、基本的に事実を述べているだけです。 そして考えてもらいたいのです。「HMはモデルハウスや営業マンのコストがかかっている」「

          さようなら工務店

          建築会社の仕事はここまでだと多くの施主は思ってるという話

          会社によってスタンスは違うはずで、これは規模の小さい工務店一社の意見として捉える必要があり実務者全体の相違ではないはず。(きらくは社員3名なので年間10棟ぐらいと想定) というのも、「資金計画の相談に乗ります」「資金計画のお手伝いもさせてもらいます」とHPに書いてある会社は多いわけで、そこがこの考えだったらさすがに「???」となるので。 「相談には乗ります」というのは「質問されたら答える」という受け身なので確実に施主は困ると思う。質問できるほど知識がないから助けてもらいた

          建築会社の仕事はここまでだと多くの施主は思ってるという話

          注文住宅での会社選び ~○○基準ってどうなの?

          会社選びの罠会社選びという間違い いきなりぶった切るが、会社選びという考えは最終的なゴールではない。 何を言っているかというと、家は会社に立ててもらうのではなく自分を担当してもらう営業、設計、大工に建ててもらうもの。会社ではなく人に建ててもらうのが家ということ。 工場で完成された自動車を購入するのと全く違うことをよく理解してほしい。 自動車はディーラーによって担当者の質の差はあれ、アルファードをどこで買っても同じアルファードが手に入る。作っている人(工場)が同じだか

          注文住宅での会社選び ~○○基準ってどうなの?

          なぜ建物には植栽が必要なのか ~知られざる建物と植物の関係性

          造園家の小林賢二さんの講義を聞く機会があり、とても勉強になったので忘備録。(小林さんは伊礼智設計のi-works2.0などで協働されている) 植栽が好きな人はもちろん、植栽が建物に与える影響について理屈を知りたい人にもぜひ読んでほしい。 植物と建物講義の冒頭では小林さんのバックボーンを語られていた。 なんでも造園からキャリアをスタートしたわけではなく、就職後に設計事務所に入社し、退職後にエジプトやトルコなどを旅行して造園に目覚めたらしい。 単に植物が好きだから造園をし

          なぜ建物には植栽が必要なのか ~知られざる建物と植物の関係性

          新建材vs自然素材の議論終わらせます

          先に結論。 安全面で新建材と自然素材は大差無い 生涯コストは自然素材が有利と言われるがそうでもない。むしろイニシャルが高い自然素材が不利 除湿器レベルの調質効果は自然素材に無いから利点と呼べるほどではない 「来客が新建材を見ても偽物と気づかないから安くていい」というのは誰のために家を建てるのか考えてもいいのでは 予算に無理が無い中で好きな方を選べばよく、どちらもメリットとデメリットがあるから自然素材/新建材を使うべきという主張に意味はない。要所要所で適した手段は異な

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