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海馬 RADWIMPS


君とならば歩めるきがしてしまうのは
運命だとか恋路だとかそういうもんじゃなく

ただ「初めまして」のその声が「ただいま」のように
懐かしくて恥ずかしくて離れないからで
殴り書きのストーリーの結末へと


わりと新しい世界へ向けた
広い意味の歌な気がするけど
これを結婚を決めて同棲はじめたばかりの
2人のとある日だったりしたら面白いなって思った


「ただいま」

2人で何度も物件を見歩いて、
金銭関係のことでもめたりしたこともあったけど、
それでも2人でこれから共に過ごすことは
どんなことが起ころうとも変わらない気持ちだった

同棲をはじめて5回目のただいま。金曜日の夜。

昔みた映画のとある一コマみたいな。
あっというまで現実味があるようなないような。
バダバタと怒涛の1週間だった。

隣で寝てる彼女を横目に振り返ってみる。

朝起きると俺たちの選んだ空間の中に2人。
お互い出社することが多くて同じアラームで起きる。

お互いの家に泊まることはあったけど
同棲という一歩をふみだしたということが
少し他人事みたいな不思議な浮足だった気持ちになる

でも圧倒的安心感。

もう腹は括れてる。
っていう言い方だとまた怒られるのかな(笑)

やっぱり洗濯掃除ゴミ出しに料理に
あと少しなんでやってくれないのか
あとでやるつもりだったのに
次から次へと苦難苦闘というほどではないが
火種がぽつぽつはもちろんあったな

長い目でみればきっとエンターテイメント?かな
はじめてのことを沢山積み重ねてって
それがただいまくらいの居心地のよさで
懐かしさと少しこそばゆい恥ずかしさで
ストーリーは続いてくんだろって酔ってるな、オレ。

火種がでかい火花になっても
線香花火くらいにしか見えない小さなことでも
お互い歩みよりながら進める気がする(笑)

そろそろテーブルの上、片付けよっかな。

ただ「初めまして」のその声が「ただいま」のように
懐かしくて恥ずかしくて離れないからで
殴り書きのストーリーの結末へと

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