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すずめの戸締まり 感想

公開されてから2ヶ月経って
ようやく観た「すずめの戸締まり」。

観たい気持ちはあるものも、
新海監督とRADWIMPSが作り上げたものの良さを受け取れなかったら悲しいなって気持ちから観に行けてなかったけど、ちゃんと映画館で観れてよかった。

たまたま1週間で2回みることになったけど、
2回目も同じように心に響く映画だった。

観て1番強く思ったのは、
あたりまえだと思っているこの日常に感謝して大切に生きていきたいなって。
東京で地震が起きる前の日常の描写はすごくあたりまえの見慣れた風景だけど、
空の上にミミズが広がってくからすごく緊張感のあるジトッとした気持ちだった。
かと言って、明日地震が起きるかもと思いながら毎日を過ごすのは窮屈で、それなりの小さな楽しみがあるくらいがちょうどいい。

環さんのすずめへの気持ちが愛情でしかなくて。
来場特典でもらえた環さんのものがたりとRADWIMPSのTAMAKIがよすぎた。。。

でも映画では文字や歌詞で綴られている気持ちを
自転車を二人乗りで乗りながら、
短い会話しかしないけれどもお互いわかってるよって、あえて多くは語らないけど通じ合ってるかんじもとても尊くて、大変尊かった。。。😭 

家族に会いたくなった。

言えてないことも沢山あって、
まぁ言わないままなんだけど、
どうせ自分の一部しか見せてないから知らないんだろうけど、とりあえず受け入れてくれるんだろうなって、家族って居場所があるのがありがたい。


途中の地方のそれぞれの良さが描かれているのも
観ててほっこりした☺️

個人的には神戸のママがとっても好き!
知らない人でも声かけたくなっちゃうほっとけない所とか車に載せてってくれるのも優しい!
突然いなくなったすずめのことも心配して怒ってくれて、でもお腹すいてたら、ごはん食べよ〜って明るく切り替えて包み込んでくれる所も好き。
ちゃんとお母さんに電話するんだよって、
心配してる人がいるんだよってかんじの言い方なのも、ルミさんだからこそスッと聞けた気がする。

お母ちゃんなところも、スナックでお店まわしてるところもどっちもカッコよかった。

愛媛のチカも、よくわからないけど魔法使いみたいって、例え方のセンス抜群だし、ひょんなことで仲良くなれちゃう高校生わかる〜〜って思った。
全部を教えてもらえなくても背中をおしてくれて、服まで貸してくれて、また遊びに来てねって言ってくれる温かさがジーンとした。。。

福島の景色を見て、
芹澤くんは綺麗って言ったシーン。
すずめは驚いてて被災された方それぞれだとは思うけど、どう感じるんだろうなって思った。
あの時、東京にいた私は、
自然がどんどん育っていって夏の日の光をあびて植物の若草色に染まったような風景は綺麗だと思ってしまう。

4歳のすずめが必死にお母さんを探しているシーンはどれだけ辛くてしんどかったんだろうって、想像しただけでも胸が痛くなって2回とも涙が流れてきた。

それでも。明日はくると言えるようになった、少し大きくなったすずめの言葉は、前を向いてて。

とにかく皆んなにとっての明日が明るいといいなって思った。

「いってきます」は帰ってくるからこそのいってきますだと思っていて、でも「ただいま」の声が聞こえないままで、いってきますのシーンだけだったけど、最後に蒼汰さんには「おかえりなさい」って言えて良かったね🥲ってなった。

RADWIMPS大好きだけど、エンディングだけに曲を使う方が映画として纏まってる気がした。
エンディングの曲も歌詞はあるけど、歌詞入ってこないくらい、メロディーの神秘的な雰囲気に浸かってたら、エンドロールが終わってた。

私は観てとっっってもよかった!!!!

ありがとうございました!

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