なみさ

鍼灸師 HSC/HSP 敏感・繊細な方に刺激の少ない経絡治療をしています。日々の想いを…

なみさ

鍼灸師 HSC/HSP 敏感・繊細な方に刺激の少ない経絡治療をしています。日々の想いを書きとめています。

マガジン

  • 息子の発達障害の話

    2003年生まれの息子が、中学生で、発達障害と診断され、高校は、特別支援学校から、専門学校に入学した話

  • インクルーシブ教育、特別支援教育について考える

    特別支援教育とインクルーシブ教育についての考察。

  • なみさについて

    私の事、過去の事、たわいもない事。

  • 鍼灸師の仕事の事

    40歳で専門学校に通い、はり師、きゅう師の免許取得。2年の勤務の後、一人鍼灸院を開業。経絡治療を軸に、施術します。東洋医学、養生、または、経営についても、書きます。

  • 個人鍼灸院経営について

    これから鍼灸院を開業しようと方に、参考になればと、経験をお話します。

最近の記事

【インクルーシブ教育】分離する事はやはり害でしかない

教育の場において、健常者と障害者を完全に分けてしまうのは、よくないと思った出来事がある。 息子が、特別支援学校高等部に通っていた時のことだ。息子はサッカー部に所属していた。中学はしていなかったが、小学生の時は、クラブチームでサッカーをしていた事もあり、なかなか活躍していた。 特別支援学校のサッカー部は、徒歩圏内の公立高校のサッカー部と時々、交流練習を行っていた。最初、息子は、同じ中学の子がいるから嫌だと参加しなかった。先生も無理強いしなかった。しかし、2年生の時、自分から

    • 【読書感想】ケーキの切れない非行少年たち

      ずっと読みたかった本をやっと読んだ。 『ケーキの切れない非行少年たち』宮口幸治著 知的障害・発達障害が犯罪の要因になっている傾向がみられる。 傷つきやすい支援されるべき少年が、放置され、怒りの発散などから、犯罪を犯していますという。この本を読みながら、空恐ろしくなった。うちの息子も非行少年になっていた可能性もある。 中学の時、教師に反抗し、教師をあおったり、口答えしたり、しまいには、ある教師を殴ってしまった。夜中に警察に保護されたこともある。非行一歩手前だ。中学1年生の時

      • 年金の法的免除の手続き

        昨日、市役所の年金課へ年金支払いの免除の手続きに行ってきました。 これで、年金課へ行くのは、5回目です。 1、障害年金の申請したい旨を伝え、手引書・手続きについて説明を受ける。(2023年10月ごろ) 2、年金の納付猶予(学生納付特例制度)の手続き(2023年12月) 3、障害年金の申請 4、年金の納付猶予(障害年金申請中)の手続き(2024年4月) 5、年金の法的免除の手続き(2024年5月2日) すべて市役所に行っての手続きなので、平日に時間を作らないといけません。

        • 息子の障害者年金の決定通知がきました。

          昨日、5月1日に郵便で、日本年金機構から、年金証書が送られてきました。障害者年金をもらうために、2023年の12月から、動いたのが、いい結果になり、ほっとしました。 年金申請のためにしたこと 1,図書館で年金についての本を数冊借りて読む 2,市役所の年金課で、障害年金を受けたい旨を言って書類をもらう。 3,ネットで情報を探す。 4,特別支援学校のコーディーネーターの先生にアドバイスを求める。 5,今までの経緯の書類を作成、これが、大変だった。 6,5年ぶりに精神科を予約し

        【インクルーシブ教育】分離する事はやはり害でしかない

        マガジン

        • インクルーシブ教育、特別支援教育について考える
          21本
        • 息子の発達障害の話
          150本
        • なみさについて
          315本
        • 鍼灸師の仕事の事
          115本
        • 個人鍼灸院経営について
          38本
        • 英語学習記録
          48本

        記事

          特別支援学校の行くメリットとデメリット

          特別支援学校へ行くメリットを前面に打ち出す事は、インクルーシブ教育を妨げてしまっているのかもしれません。 私も、普通学校で適応できないのであれば、特別支援学校で手厚い支援を受け、理解ある教師に励まされ、自己肯定感を高め、出来る事を増やしていけばいいと考えていた保護者です。 我が子の成長が、普通学校でできれば、わざわざ特別支援学校を選ぶ親はいないでしょう。健常の子ども達と喧嘩もしながらでもいろいろな経験ができるのであれば、たいていの親は、普通学校を選ぶでしょう。今、日本の中

          特別支援学校の行くメリットとデメリット

          日本の学校の1クラス当たりの生徒数は他国と比べるとはるかに多い

          日本では、学校の1クラスの上限の生徒数は、小学校1年生35人を除いては、40人です。多いと言われていますが、本当にそうなのか、世界の国々のデータをみてみました。 以下は文部科学省が発表しているデータです。 https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/029/shiryo/05061101/003.pdf このグラフによりますと、 国公立学校での平均学級規模(2002年)は、初等教育28.7人、前期中等教育34.

          日本の学校の1クラス当たりの生徒数は他国と比べるとはるかに多い

          論文を読むことの意味は、考えを沸き上がらせるためなのかもしれない【インクルーシブ教育】

          インクルーシブ教育について、興味があり、いろいろな論文をグーグルスカラーで検索して読んでいる。 インクルーシブ教育とは何か。 インクルーシブ教育は善か悪か。 インクルーシブ教育は誰のためのものか。 インクルーシブ教育は実現可能か。 現実の取り組み。 他の国の取り組み。 など、疑問はたくさんあるが、なかなか自分の考えはまとまらない。 インクルーシブ教育、よくないのではないかとさえ、思ってしまう。自分の考えを整理するために、読む。読んでいると、今まで考え付かなかった考えが表れ

          論文を読むことの意味は、考えを沸き上がらせるためなのかもしれない【インクルーシブ教育】

          フィンランド行くぞ!

          行きたいなーと思っていたのですが、お金の問題と、鍼灸院を休むことが引っ掛かって、決断できなくていました。 年配の人は、「ヨーロッパは、50代のうちに行くべき、お金じゃなく、体が行けなくなるよ」と言います。60代になったことないから、分かりませんが、そんなものでしょうか? ある患者さんは、「2週間くらい休んでいいから、行ってきてください。」と勧めてくれます。私は、「そのためにお金がいるんで、毎週通ってもらえますか?」と冗談で返します。 娘は、夏休みに1カ月くらい行くつもり

          フィンランド行くぞ!

          英検を受けた私がいうのもなんだけど、小学生の英検受験について

          英検を大人になってから、準2級、2級、準1級と、合計5回受けました。 3級を高校生の時に取りましたが、大学は文学部だったこともあり、英語とは無縁でした。 準2級を受けた時、小学生が多くてびっくりしました。友達同士で受けている感じでした。塾がすすめるみたいですね。 その時に、試験官のおじさんが、「英語は、大切だから、小学生のあなたたち、頑張りなさい」という内容の話をされているのを聞いて、私、場違いだなーと感じました。 準1級の時は、大人の方も結構多かったですが、小学生もい

          英検を受けた私がいうのもなんだけど、小学生の英検受験について

          再び伊勢神宮の話と神社で願い事をしないわけ

          ある人に伊勢神宮に行った話をしたら、 「何をお願いしたの?」と聞かれた。私はいつからか、多分10年以上前から、神社でお願いごとはしていない。誰かから、神社はお願いごとをしてはいけないと聞いた事があり、納得した。無事に生きてこれたことに感謝をするところだという。 伊勢神宮に行った時、バスガイドさんが言っていた。伊勢神宮にはおみくじはない。ここに来れた事こそが、大吉だから。と。 伊勢神宮には今まで3回、修学旅行を入れたら、4回行ったが、そのことに「行けてよかった」と心から思え

          再び伊勢神宮の話と神社で願い事をしないわけ

          バスガイドさんのおもてなし

          4月に伊勢神宮に参拝した話は以前に書きました。 バスツアーだったのですが、そのバスガイドさんが素敵だと思ったので、今日はその話をします。 今まで、数回バスツアーを使った日帰り旅行をしています。いつも、バスガイドさんの仕事ぶりに感心させられます。 今回のバスガイドの方は、白髪の男性でした。60代後半か、70代に入られているかもしれません。 受付をする時、私たちが向かっていくと、彼の方から「なみささん(実際は、名字さん)ですね。」と言われ、驚き、「なんでわかったんですか?」

          バスガイドさんのおもてなし

          鍼灸を受けていると性格も変わるのか

          まだ、開業前に、数名の方に鍼灸をさせていただいていました。その方の紹介で、あるお宅に行きました。60代の女性の方で、主訴は腰、ひざ痛でした。 広い庭があり、車は、何台も停めらるスペースがあり、ちょっと古いお屋敷風なお宅でした。頑丈な門があり、道路から、家は隠れていました。 女性とその息子さんが暮らしていました。息子さんと会った事はありません。家は、荷物が多く、散らかっていました。お上品な感じのおばさんなんですが、話すことは、息子の彼女の悪口ばかりで、聞いていてとても不快だ

          鍼灸を受けていると性格も変わるのか

          恐怖や、不安を使って仕事はしたくない

          時々、患者さんから、以前通っていた鍼灸院の話を聞きます。 以前通っていたところを今は行かずに、私の所に来ているという時点で、前に所に何かしら不満がある方なので、それは、考慮して聞きます。逆に私のところから、別の所にいって、「前の鍼灸院は、こうだった、ああだった」と私の鍼灸院の不満を言っている事もあるでしょう。 ある鍼灸院は、「あなたが変わらないと治らない」と言われて、もっともっとと要求されたそうです。たとえば、姿勢が悪いから、ストレッチや体操をしなさいと。そして、改善してい

          恐怖や、不安を使って仕事はしたくない

          noteで書きたい事が見つからない時どうするか?毎日noteを書くコツ

          毎日noteを書いていると、それは、もう習慣になっていて、書くのが当たり前になります。1年を過ぎると、そうです。いや、半年くらいでそうなったか、もう分かりませんが、今は、書くのが億劫だとか、そういう気持ちは一切なく、書くことが前提です。今連続780記事を超えています。もう何日目か気にもしていません。 私が、毎日書いているのは、義務ではなく、自分から書くからこそ、続くのでしょう。そして、確実に書くことになれたという自覚があります。 だいたい、1記事30分くらいで書きます。

          noteで書きたい事が見つからない時どうするか?毎日noteを書くコツ

          怒りは弱さ、甘えの表れかもしれない

          昔、アルバイト先の社員の方が、50代くらいの男性だったのだが、周りにあたりちらしていた。部下に小言を言ったり、早く早くと常に言っていた。周りは、軽くあしらいながら、半ば、哀れみにも似た雰囲気で、仕事は進んでいた。高校生の私からみても、その男性社員のやり方は、逆効果で、そうする事で、仕事の能率が上がるわけはないのは、明らかだった。そして、そのひとは、周りから、可哀そうな人という扱いだった。と私は感じた。その時、怒り、イライラを表す人は、弱い人なんだと思った。 息子の中学校の教

          怒りは弱さ、甘えの表れかもしれない

          発達障害の就職は就労支援を使うのがいいのか?

          昨日、息子がアルバイトを始めたという記事を書きました。 もちろん、履歴書には、特別支援学校高等部卒業と書いたので、オーナーも息子がなんらかの障害を持っていると分かったうえで採用してくれたのでしょう。そこの事は息子には私は聞いていません。 息子の仕事が決まらなければ、就労支援を受けるのもいいかもしれないと考えていました。息子には、その旨を伝えました。息子はあまり乗り気ではなかったので、伝えただけで、その後、ほっておきました。 就労支援とは、就労に困難な人が、スキルを身につ

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