#17 顎裂の術後から小学校入学(2023年4月)

実は退院日の翌日が入学式だった。
手術日を3月30日にしたのは、保育園の卒園式には出席させたいと思っていたのがあった。
ただ、そのタイミングで手術する子が多いのであまり日は選べない。

入学式の日程が区のウェブサイトで公開されたのは手術日を決めた後だったので、あらー、退院日の次の日だわー、とは思ったが、疲れて行けないようなら行かないのも選択肢だと割りきった。

実際は、割と元気に退院できたのもあり、入院中に暇すぎたのもあり、早く学校に行きたいと意欲が高まっていたので、ちょっと顔の腫れは残っていたけど、退院して、病院の近くのファミレスでアイスクリームを食べてお祝いして、明日は入学式行くぜ!となった。

術後は口蓋裂の手術と同様に、またツブツブはダメ、固いものはダメという食事の注意点があったので、取り除くとか、代替するなどが難しい小学校給食(アレルギー食は入学前に事前の書類提出が必要。いわんや術後の食事・・。)、めんどくさいのが勝ってしまい、4月の1か月は弁当持参とした。入学手続きの時に手術予定を伝えておき、後で保健の先生からご連絡をいただいた。弁当もソフトチキン南蛮カツ(冷凍)となめらかなピーナッツクリームのサンドイッチだけの偏食弁当だった。それをひたすら毎日作った。

顎裂の手術後に大変だったのは歯磨きとプレートをはめること。

退院したタイミングではまだ血がにじんでおり、歯茎と歯を覆うプレートを上顎につけていた。このプレートは術前に矯正歯科で型をとって作ってもらう。
歯磨きして、プレートを洗ってもう一回つける。プレートが痛いと言ったり、患部を歯ブラシで触って痛がったり、イソジンのうがいが嫌だと言ったり、とにかく歯磨きをするたびに大騒ぎする。そして私にしてもらいたくなかったようで、自分でやると言って聞かなかった。

そして昼食時も歯磨きが必要で、学校の保健の先生と相談して保健室で歯磨きをさせてもらうことにして歯ブラシとうがいコップを持参した。

しばらくは血が混じったり、腐敗臭がしたり、大丈夫なのかと思っていたけど、3週間ほどするとなくなっていき、術後1ヶ月の検診では経過良好となった。


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