#15 顎裂の手術(2023年3月30日。6歳10ヶ月)

コロナから3年経ち、世間一般的にはコロナ対策がゆるくなってきていることもあったが、病院は違った。
入院前は2週間、できれば外出しないでと指示があり、保育園は卒園式後に休み、入院前にコロナの検査、入院中にも検査、入院中はマスクをしてねということだった。面会時間も15分と制限されていた。
前々から手術するよと3番目に伝えておいたのもあり、術前検査などは割とスムーズに受けてくれた。
手術室には自分で歩いて行った。がんばれるように、好きななにわ男子のうちわを手に持っていったら、看護師さんにいいね~と言われてうれしそうだった。

手術直後は麻酔が残っていて眠そうだったので呼吸をしているのを確認して早く帰った。
入院中は寂しいのもあったのか、面会に行くと、看護師さんと折り紙をしてこれを作ったとかいろいろ報告してくれた。そして15分経っても帰らせてくれない。入院期間の半ばから、トイレに一緒に行って、トイレを出たところでバイバイするというルーティンになった。
もともとお粥が嫌いで病院でも食べたくないと言っていた。看護師さんも困っていたので、きなこをかけてもいいか確認して次の日にきなこを持ってきて、かけて食べてもらうようにした。3番目はきなこごはんが好き。
また、3日目ごろからはそうめんでも可とのことだったのでそうめんにしてもらった。

会社は2週間前から在宅勤務にしてもらい、入院日、手術日、退院日の3日を積立休暇を取得させてもらった。
入院中も在宅勤務と出社を組み合わせ、時間休で早退しながら病院に通った。
この時は積立休暇は連続でなくてよく、3日以上で取得可になっていた。
手術計画書と入院申込書の写しを人事部に提出して許可してもらった。

顎裂の手術の時期は、3番目の卒園入学、1番目の小学校卒業、1番目と2番目を4月から先にシンガポールに住んでいる夫のところに転居させる、が重なり、てんやわんやとなっていた。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?