やっぱり、自分を信用できるような気がした〜躊躇さえも生きる
電車の中で、向かいに座っていた小学生三人と、その前に立つ付添いの大人二人。
女の子が飲んでいた水筒を落とし、水分がこぼれた。直径20cm位の水溜りが、電車の床にできた。
大人と大人の間に水溜り。
女性の大人が、鞄の中のティッシュを探し始めたようだったが、なかなか探し当てられないのか、探す動作を止めたようにも見えた。
私は、それより先に既に自分のティッシュを密かにすぐ差し出せるように鞄の中で手にしていた。
まさか、そのままにしておくのか?
そんなふうにも見え、私はティッシュを差