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メンバー特性から見る日向坂46 〜あの子、こんな子に見えるよな〜

先日、以下の記事を見かけて、「チームメンバーを特性で見るっていう観点はおもしろいな」と思ったので、それを日向坂46のメンバーで考えてみたのがこの記事です。

上記の記事では、ソフトウェアの開発チームにおける Capability:「事業成長の原動力となる組織的能力や強み」を大きく2つに分けて述べているのですが、そのうちの1つが「チームを支えるメンバーの特性」でした。以下のような特性を持ったメンバーがチームに揃っていると、互いにいい影響を与え、チームが安定するとしています。

5つのメンバー特性
  • ムードメーカー

    • ハードな状況でもチームのムードをポジティブな雰囲気に持っていける人。ユーモアのあることを言ったり、「やるしかないでしょ!」、「面白そう!」などポジティブな言葉が多い人

  • 目線を上げる人

    • 全員の当たり前水準を上げる体現者、ハイパフォーマーだったり、カルチャーの体現者だったり、行動でチームの目線を上げることができる人

  • 気が利く人

    • 何か漏れているものを拾ってくれたり、周囲のことがよく見えていて、困っている人がいると助けたり、チームが上手く回る仕組みを作れる人

  • ジェネラリスト

    • 連携しないと解決できない問題を、人と人を繋げたり、両方の仕事をやったりして、解決まで持って行ける人

  • ソルバー(課題解決する人)

    • 顧客やチームの課題を、技術力やドメインの知識といった専門性を深掘りして解決する人。深く掘らないと解決できない問題を、解決まで持って行ける人。

必ずしも一人一役割ということでもなく、記事中では一人が複数の特性を担ってもいいとされています。

対象はあくまでソフトウェアの開発チームですが、他の組織でも「事業成長の原動力となる組織的能力や強み」という観点で一定程度見ることはできると思うので、日向坂46のメンバーもこの観点で分類してみるとおもしろいんじゃないかと思いました。

さて、誰がどの役割を担っていそうでしょうか?あくまで外部のいちファンから見た印象で、それぞれの特性を強く持っていそうなメンバーを挙げていきたいと思います。なので挙げていないメンバーにその特性が全くないと言いたいわけではないですし、何かをおとしめる意図はありません。そしておそらく、というかほぼ確実に、人によってどのメンバーがどの特性を持っていそうかの印象がぜんぜん違うと思います。ぜひあなたも、自分なりにメンバーの特性を考えてみてください!


ムードメーカー

ハードな状況でもチームのムードをポジティブな雰囲気に持っていける人で、ユーモアのあることを言ったり「やるしかないでしょ!」「面白そう!」などポジティブな言葉の多い人がここに当てはまります。ムードメーカーが不在だと、チームが苦しいときに重苦しい雰囲気になったまま悲観的になり、踏ん張りが効きません。

この特性に当てはまりそうだなと思ったのは以下の面々です。

  • 佐々木美玲さん

  • 石塚瑶季さん

  • 佐々木久美さん

特に佐々木美玲さんは昔っから「太陽のような存在」と言われているくらい、場を照らす人だなぁと外から見ていても感じます。

みーぱんは私の太陽です
みーぱんは何でもできちゃうし、ずっと笑顔でいるし
みーぱんがいると明るくなるし
ひらがなけやきの太陽だと私は思ってます

いつもみんなを明るくしてくれるのみーぱんは

高本彩花さんブログ「ひらがなけやきの太陽」より引用

ほっとひといき」を聴いていても、とにかく明るいですよね。その場にいるだけで、放たれる太陽エネルギーから活力をもらえる感じがします。

そして石塚瑶季さんですが、四期生から漏れ聞こえてくる話を総合すると、とても賑やかなキャラクターに思います。自分で「たまき!元気!ノーテンキ!」と言っちゃうくらいですし、実際メッセージアプリなどで垣間見える様子などからも元気さが溢れ出しています。

佐々木久美さんはおもしろいことももちろん好きな性格だと思いますが、それ以上に人を安心させるようなムードを作るタイプでもあるように思います。立場がそうさせるのか元々の特性なのかは分かりませんが、前者2人は自らのムードが自然に伝搬していくようなタイプに対し、佐々木久美さんは一定の意図を持ってムードを作っていく姿勢もあるような気がしています。

目線を上げる人

全員の当たり前水準を上げる人であり、ハイパフォーマーだったり、カルチャーの体現者だったり、行動でチームの目線を上げることができる人です。目線を上げる人がいないと、チームが現状に満足してしまい、一人一人が向上していきません。

以前「キャプテンとリーダーの違いから見る、佐々木久美てんをくみてんたらしめるもの」という記事でリーダーに向いていそうな人を挙げましたが、そういった人たちが当てはまりそうに思います。

  • 富田鈴花さん

  • 金村美玖さん

  • 清水理央さん

  • 小西夏菜実さん

  • 髙橋未来虹さん

  • 齊藤京子さん

  • 小坂菜緒さん

  • 丹生明里さん

富田さんから小西さんまでが「コミュニケーションで目線を上げる人」のイメージです。富田さんは雑誌のインタビュー等からも意見を出して先導している様子が伺えますし、金村さんもチームを引っ張る意識が2023年頃から明らかに強くなりました。四期生の2人も新参者でリードしていった立場ですし、特に清水さんはパフォーマンス以外の面でも議論をリードしているように思います。髙橋未来虹さんは自分の解像度だとちょっとハッキリしないんですが、普段の言動を見る限りこっちのタイプな気がしています。

齊藤京子さん小坂さんの2人は多くは語らないかもしれませんが、その姿勢自体が周りの目線を上げるタイプに思います。「背中で語る人」のイメージですね。齊藤京子さんは個の突破力というか素直に突き進む力があるように思いますし、小坂さんは冷静な全体観を持っているように見えます。主観力と客観力とでもいうような特徴の違いを感じます。

そして丹生明里さんなんですが、「目線を上げる人」という文言だけだとあんまりピンと来ないかもしれません。しかし、「日向坂っぽい人って誰?」という問いに多くの人が丹生さんを挙げそうな気がしていて、となると存在するだけで最もカルチャーを体現する人になっている気がするんですよね。「Let's Be Happy!」が今年のスローガンとなりましたが、「ハッピーオーラ」にこだわり続けている丹生ちゃんは「日向坂なりのハッピー」を考える上で大きなヒントになっているような気がしますし、その存在自体がチームを良い姿に引っ張る力、目線を上げる力を持っているんじゃないかと思っています。

気が利く人

何か漏れているものを拾ってくれたり、周囲のことがよく見えていて、困っている人がいると助けたり、チームが上手く回る仕組みを作れる人です。気が利く人がいないと、やるべきボールが落ちっぱなしになったり、困っている人がそのままにされてチームのパフォーマンスが上がりづらくなったりします。

この特性に当てはまりそうに見えるのが以下の面々です。

  • 松田好花さん

  • 山口陽世さん

  • 平岡海月さん

  • 山下葉留花さん

松田さんは、竹中監督がドキュメンタリー映画の撮影で何かあったら松田さんを頼りにしていたように、周りをよく見ている印象があります。「作家脳」とよく例えられますが、人の意図だったり構造だったりに注目する俯瞰タイプなのかなと思います。

山口陽世さんは先日の第2回人狼生配信で回し役を積極的に拾っていましたよね。
あの人狼で印象的だったのが、髙橋未来虹さんが全体の方向性をリードする動き(最初に回し役を決める流れにしたり、初手の動きに膠着状態が見られたら進め方自体の議論を持ち出すなど)をしていたのに対し、山口さんと松田さんはそのリードを受けてうまく動いてくれていたんですよね。山口さんは髙橋さんが敷いた「回し役を決める流れ」に一早く乗り(1回目、2回目)、松田さんは髙橋さんが持ち出した議論を進めやすいよう観点を整理する発言をしていて(3回目、4回目)、二人の気の利かせ方のスタイルの違いがよく出てるなぁと思いました。山口さんは何かが(おおよそ)決まったあとにまず拾うべきボールを拾って実行・推進する力が強いタイプで、松田さんは何かを決めるための議論が進みやすいよう整えるのが上手いタイプ、みたいな感じでしょうか。

平岡海月さんは、四期生の話からすると四期生のキャプテンのような動きをしてくれているようですし、「『新参者』密着!ひなたぼっこ日記」の円陣動画でも大事な一言を最後にすっと添えたり、「セルフドキュメンタリー」でも四期生がいつの間にか見失っていた視点について口火を切るなど、チームを上手く回すために「ふわっとして落ちちゃっているもの」を拾う動きの巧みさと勇気があるように思います。第2回人狼生配信の3回目でも、なんとなく議論が落ち着いちゃったところに違う観点を入れたりもしてましたよね。まさに、こういう人がいてくれると助かるんだよなーという存在だと思います。ふわっと落ちちゃっているものって、それこそ自分にも降りかかってくるクリティカルなものであることが多いので、議論の俎上に載せるのって結構勇気がいると思うんですけど、そういう経験を多く踏んできたのかな?頼もしいなと思います。

山下葉留花さんは、四期生の言葉から「寄り添ってくれる人」のイメージがありますね。周りをよく見ているようで、困った人がいたら放っておかない、ヒューマンスキル的な気の利かせ方ができるタイプなのかなと思います。潮紗理菜さんがまさにこのタイプの究極系みたいな人だったと思うんですが、その系譜を次ぐような人なのかなと感じてます。

ジェネラリスト

連携しないと解決できない問題を、人と人を繋げたり、両方の仕事をやったりして解決まで持っていける人です。ジェネラリストがいないと、チームが直面する多種多様な課題に対応できなくなってしまいます。

この特性となると、メンバー間だけでなく、スタッフとも連携するような力が必要になってくるかと思います。外からだと見えづらい特性なのでなかなか挙げるのが難しいですが、個人的にその特性を持っていそうに感じているのが、

  • 平岡海月さん

です。人とのコミュニケーションをしっかり取れる上に、言葉をしっかり持っているところに大きな可能性を感じています。人を繋いでいろんなことを解決しようと思うと、言葉ってどうしても大事だと思うんですよね。それは情報を伝達するという意味でもそうですし、感情を伝達するという意味でもそうです。そして「気が利く人」でも述べた通り、落ちてるボールを拾う勇気と力があります。なんでボールが落ちるかというと、明確な担当が決めづらいような、分解が必要で難易度の高い問題だからなんですよね。その存在自体に気づきにくかったり、なんとなくみんなその存在に気づいてるけど見て見ぬふりしがちなそういうボールを拾えるのなら、あとは適切な分解ができればそのコミュニケーション能力をもって人を繋いだり集めたりして解決に導けると思うので、個人的には勝手に期待しています。

もちろん、立場上は一番後輩ですし、いろんな観点で「まだまだ自分なんぞ」と感じてしまうところもあるかもしれず、現状でこの特性が発揮されているかというとなんとも見えづらいところではあります。しかし今後の活動の中でどんどん自信も視座も高まればこの特性も発揮され、けっこうなキーパーソンになるんじゃないかと感じてます。

ソルバー

顧客やチームの課題を、技術力やドメインの知識といった専門性を深掘りして解決する人です。もう少し平たく言えば、深く掘らないと解決できない問題を、解決まで持っていける人です。ソルバーがいないと、チームが複雑で難しい問題に直面したときに突破できません。

この特性についてはその定義通り、専門性が鍵かなと思います。大所帯アイドルグループだと、バラエティの振る舞いだったり、歌やダンス、ライブのステージングだったり、楽曲制作能力や振り付け能力、MV制作能力や衣装などのスタイリング能力も含むでしょうか。ただ、ソルバーはもともとソフトウェアの開発チームメンバーに関する特性の1つなので、何らかの専門性をもって集められたわけではないアイドルグループのメンバーに当てはめるのはそもそも難しいかもしれないです。担当するとすれば、日向坂チームとして捉えて、スタッフ側になることが多いんだろうなと思います。

今後メンバーがこの特性を持つとしたら、なんらかのプロデュース権限を持つようなときでしょうか。ライブのプロデュースだったり、衣装だったり、振り付けだったりですね。もちろん、一度だけやってみた程度のお試しなどではなく、特性として持つためには相当ハードルが高いとは思います。

分類俯瞰図

以上をまとめるとこんな感じになるかと思います。

筆者の観点による、日向坂46メンバーの特性マップ

あくまで僕の観点での分類であることが前提にはなりますが、こう見ると四期生はバランスがいいように感じますね。5つのうち4つに人がいて、ソルバーの特徴を考えると実質全部の特性を持っているように思います。もちろん、人数が多いのでカバー範囲が広くなりやすい利点はあると思います。

そして全体としてみると、ジェネラリストが手薄ですね。
先日のKアリーナにおける佐々木久美さんのスピーチでメンバーに迷いがあったことが述べられましたが、そういった「もやーっと抱えている、誰がどう手を付け始めればいいのかよくわからない全体の問題」みたいなのってよくあるんですよね。それを拾ってなんとか解決するには、ジェネラリストみたいな人が適切な人を巻き込んで事を進めていくのが必要だと個人的には思っています。個人的にはここにもう一人、山口陽世さんがジェネラリストにまで広がっていけると結構安心して見れるような気がしています。気が利く人でありつつ松田さんと比較すると推進する力が強くてコミュニケーション特性も高いので、各所を巻き込む素質はありそうに思うんですよね。個人的に以前から副キャプテンにいいんじゃないかなって思ってるんですが、立場を与えることでその素質が開花するのではという期待も込めて推してたりします。キャリア的にも研修生組の3期生ももうすぐ5年目に突入しますし、グループ内での関係性も出来てきてるので良い時期な気がしてます。

まとめ

ソフトウェア開発チームにおけるメンバー特性を日向坂のメンバーにも当てはめてみました。皆さんには誰にどんな特性があるように見えているでしょうか?「あのメンバーも入るのでは?」とか「このメンバーはむしろこっちでは?」など、いろいろ妄想してみると楽しいかもしれません。

もし中の人が見ていたら、「中から見た姿と外から見た姿とでこんなに違いがあるんだ」というのを楽しんでもらえるといいのかなと思います!名前が無いからってなんの役割も無いとかそういう事じゃないですよ!あくまで「事業成長の原動力となる組織的能力や強み」という観点での話ですから、他にも全然違う観点での分類は当然あり得ますので!

ご意見・ご感想などあればお気軽にコメント等までお寄せください!お待ちしています!

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