久しぶりの単独ライブに行った話

こんにちは。なめくじと申します。
5月25・26日
男性ブランコのコントライブ
“やってみたいことがあるのだけれど”を
見に行きました。
今回は前回の単独公演の時との私の変化とネタバレなしの感想を書きたいと思います。(のちにネタバレありも書きます)

男性ブランコの単独ライブを見るのはこれが2回目です。
1回目は2022年3月24日に
「変身大阪ウミウシ」を見に行きました。
あの日は忘れたくても忘れられない1日でした。良い意味ではありません。

その理由はうつ病になってしまったからです。

本当は家からも出たくはない状況でしたが、どうしても行きたい、と言う気持ちが勝ち、母に同行してもらい会場に向かいました。
病気になる前は何事もなくすぎていた乗車時間ですがとても辛かったです。
周りの人たちは平然と過ごしているのに私の頭の中ではぐるぐると病の原因である考えが渦巻き、心が苦しくなっていきました。
道中では息が苦しく、すぐにでも帰りたかったです。
最も辛かったのは無情にも上演中でした。
お2人がおもしろいコントをしているはずなのに何も笑えない。
ネタが入ってこず、考えていたのは「今、ここで戦争が起こり、笑っている人々全員が死ぬ」ということだけ。息ができず、母の手を握り締めながら涙目でコントを見ていました。
大好きなはずのお2人のコント。
あの時間は正直、地獄でした。

あれから1年とちょっと。

また、単独の日がやってきました。

まず私はこのライブのタイトルにちなみ、やってみたいことを3つ実行しました。

1つ目はかばんを作ること。
雑貨屋さんで購入したカードサイズのものが入る透明のポケットのついているトートバッグ。
そこに今回のフライヤーのデザインを画用紙に描き、切ってそれぞれのポケットにしまう。
そしてお2人をまた画用紙で作り、しまう。
なかなかに可愛いかばんができました。

2つ目はお化けを作ること。
横浜公演で会場におばけたちがあちらこちらにいる、と言う情報を知り、作ることにしました。
浦井さん、平井さんそれぞれのおばけを。

3つ目はベルトをデコレーションすること。
ふと、ベルトにカードを入れれるようにしたら伝えたいことが伝わるのではないか、と思い作りました。
カードケース5つを背面に貼り付け、前面には可愛いシールなどで飾り付けをしました。

そして迎えた、公演当日。
1年前にできなかったおめかしをうんとして、かばんにおばけを入れ、ベルトを締めて、家を出ました。
息は苦しくありません。
やっとコントを見ることができる。笑える。
その一心で向かいました。

笑えました。
面白いという感情が蘇りました。

今までに見たことのないライブでした。
心が温まるコント。
愛おしくなるキャラクター。
想像力を掻き立てられるシーン。
不思議なセリフ。
心地よい音楽。
その世界観に引き込まれました。

あの記憶がなくなることはないけれど、お2人のおかげで少し楽になりました。
笑わせてくれて、ありがとうございます。

言いたいことは山ほどあるのでまた配信が始まる6月1日からでも書こうと思います。

最後に。
1年前の私、笑えてるよ。苦しくないよ。
楽しいよ。あんなに長かった時間があっという間だよ。
よかったね、治って。
よかったね、また来れて。
また行こうね。必ず。

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