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「財の自由化」経済的自由を実現する

易者の高橋南北です。
鑑定に来られるお客さまに多くご質問いただく、お金の話。
今回は経済的自由を達成する財の自由化についてお話したいと思います。


財の自由化とは

財の自由化を達成するのは、条件ではなく考え方です。
前述の記事にもあるように、人間の財産には
健康資産・人間的資産・評価的資産・所有物資産
4つの財産がありますが、ここで言う財とは所有的資産の内の一つである、資本のことを表します。

自由化とは何かといいますと、個人が自主・自立の生活をしており、
他人から外的要因の影響を受ける事が
少なく、それが自動的に存続するということです。

つまり、財の自由化とは簡単に言うと
働いてもOK・働かなくてもOKという情態のことです。

でも、多くの人はこの反対の事をしてませんか?
財の自由化の対義にあたるのが、財に奴隷化されている情態です。

財の奴隷になってしまうと
働かなければならない・働くのがマストという情態になってしまいます。 
労働が基本になります。

この労働が基本の財の奴隷化情態でなければ困る人々が沢山います。
組織・経済・団体・社会はそれによって存続しているのです。

何も考えない人生を送る・財の奴隷化するように洗脳されているというのは
意図されていることでもあり、高き水が低きに流れるように、
自然発生的なことでもあります。

そもそも財の自由化とは

働かなくても良いのが財の自由化情態ですので
お金が地下水のように必要な分が湧き出てきます。
そのような資産の井戸を持つ。これによって働かなくても生活が出来る。
富労所得を持つということですね。


財の自由化を達成すると

財の自由化を達成すると、どのような生活をもたらすかと言いますと
簡単に、安心・安全・安定です。

これまで以上にスーパーで値札を見ずに買い物ができたり
お金の心配で眠れない夜を過ごすこともないでしょう。

財の自由化とは、そのような精神面での安定や安心というのを
得る事ができますし、経済的な理由で断念せざるを得なかった道があったとは思いますが、断念することも少なくなります。

プライベートジェットや贅沢品でなければ大体できます。
自由化すると、自分の身の丈に合わない物質を求めなくなるので
自然に倹約家になります。

財の自由化を達成するスリーステップ

第一ステップ 倹約家になる①

商売のうまい商売人っていますよね。
大阪の泉州には水なすという名産品があります。
美味しいフルーツのような水なすです。

美味しいのですが、地元だけで消費されて流通も少ない商品でした。
なすは曲がったり、傷ついたりすると商品になりませんでしたから、
そういった水なすは、捨てられるか非常に安価で売られていました。

ある農家が大儲けしました。
その捨てていたような水なすをスイーツにして、大ヒットしたのです。
捨てていた商品が高級なスイーツになったのです。

「もったいない」から出来たのです。捨てるところがあってはいけない。

倹約家は毎日経費を下げることを考えています。

大阪を代表する住友商事は倹約家の鏡ですね。
気を付けるべきは、行き過ぎた倹約です。
とある芸人さんは焼肉屋の煙をおかずに白米を食べるそうですが、
それはやりすぎです。

易の中に「行き過ぎた倹約は恥をかいて天罰を受く」とあります。
このような行き過ぎたものではない、倹約家になるのが第一ステップです。

第二ステップ 売上・収入を上げる②

次は売上・収入を上げることです。
売上・収入が上がらない人はどのような方か。
それは「売上・収入の上げ方を考える人」です。

確かに微増はしていきますが、同時に支出も増えていきます。
税金・保険・エンゲル係数、と全て増加します。
これでは、いつまでたっても財の自由化は達成できません。

売上・収入が上がる人とは「アイデアを考える人」です。
ビジネスアイデアを考える人ですね。
もちろん、売上・収入を上げようと考える人もビジネスアイデアを考える人はどちらも前向きな考えではありますが、

アイデアを考える人は進化的思考をしています。
売上・収入を増やそうとする人は発展的思考をしています。

今更、アイデアがお金になると私が説明するまでもなく
アップルもマイクロソフトもアマゾンもガレージ企業で始まっています。
もし彼らが既存の中古パソコンなどの日常品を売っていたらあのような成長は成し獲なかったでしょう。

松下幸之助先生は「3%の経費削減は難しいが、三割ならすぐできる」と
おっしゃった逸話がありますが、発想の転換が必要です。
川で溺れた時に助かる一つの方法として、あえて一旦底まで潜って
底を蹴って水上にあがるという方法があります。

進化的思考から来るアイデアとは、
本当に今まで見たこともないような新しい世界観や商品です。
調和があって愛があるような完璧な物は時代にも調和します。
 
進化にはパターンがあって、拒絶される。ある種が地殻変動によって生物は新しい系統へと進化します。進化するには一意専心することが必要です。

「思考力の高め方」という前述の記事にもありますが、
人間の思考には直線的で放射的に広がる性質があるので、進化するには一つの事だけを考える必要があります。それが進化の型の一つです。

経費を下げて、新しいアイデアを試すことは現状認識や現状の回復に
必ずつながります。

ここまで来ると、財の自由化を達成する基礎が出来上がります。
売上を上げようとするのではなく、
経費を下げて新しいアイデアを考えることですね。

第三ステップ 理想を打ち立てる③

財の自由化の基礎ができたところで、その基礎の上に
どのような建物を建てるのか。これがスリーステップ目です。

理想を打ち立てて、理想と現実のギャップを埋めることです。よく間違えるのが、理想と空想です。
実話があります。ある若い音楽家がいて彼の夢は100億円の音楽ホールを建てることです。しかし、それは空想の域を出ません。

叶うかもしれないが、果たしてそれは今日一日を死ぬ気で過ごせますかということです。
空想の対義的なのが理想だと思います。
具体的・実現性・再現性が非常に高いものであって飛びぬけた
空理空論ではなくて現実の生活に則したものであります。

ただ、日常を送っているだけで叶う目標は理想とは呼びません。
理想とは、やはりそれまでの生活より二割増しぐらいの
汗をかいて必死にしなければ達成しないような事が理想であり、

それぐらいの理想が打ち立てられるかどうかです。

これは3月発刊予定の財運に関する書籍にも詳しく書いています。

ここまで来ると、基礎が出来て設計図もあって材料も切り出されているので、あとは組み立てるだけです。これをいかに実現するかです。
現実と理想のギャップを埋めていく為の行動あるのみです。

理想実現に向けて邁進している時、「理想が信念化している」情態に
なっています。ここまで来ると、あとは自動的に建物が完成します。

まとめ

倹約家になって経費を下げて、新しいアイデアを生み出して収入を上げて理想を打ち立てる。このようにステップをひとつ一つ踏むことによって
自然と財の自由化は達成されます。

アイデアを生み出す方法についても、詳しくお話する予定です。




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