J1第11節vs 湘南 3-1 win（Home/ 2024.5.3@DAZN）

2024年5月3日 19:48

はじめに

前節は「鹿島があるべき姿」の試合でガンバに2-1で勝利した鹿島。今シーズンのJリーグはいつにも増して団子状態なこともあり首位との勝点差は3と、10節終了時点で勝点16とやや物足りない数字でありながら幸運にも優勝争いに絡む位置につける事ができています。

一方の湘南はここまで1勝4分5敗、勝点7で19位と不振に喘いでいます。

鹿島は優勝争いに喰らい付いていくため、また、気分良く5月の連戦に向かえるように互いに勝利の欲しい試合となりました。

スタメン

（課金してないので相手のサブが置けない）
【湘南サブ】
GK 21 馬渡洋樹
DF 2 杉岡大暉
DF 8 大野和成
MF 7 阿部浩之
MF 10 山田直輝
MF 15 奥野耕平
FW 77 石井久継

鹿島はベンチメンバーまで含めてメンバー変更なし。前節のG大阪戦で感じた手応えを確信に変えていきたいところです。

一方湘南は前節からスタメンを4人変更。前節は途中出場だった福田、交代後に3点差を追いついた畑、茨田をスタメンで使い、布陣も3バックを採用して来ました。また、中々勝てない嫌な流れを変えるためか、以前（2023J1第17節）優磨のPKを2本連続で止めた相性の良さを考慮したのか、GKを馬渡からソン・ボムグンに代えてきました。

試合概要

素晴らしい試合の入り方をしたのは湘南。ボールサイドに献身的に人数を掛け、サイドチェンジしても常に数的優位を形成しながら攻撃を仕掛け、ボールを失っても数的優位を活かしたトランジションでボールを下げさせ、前線から鋭い出足でプレスを掛けてくる湘南に対し鹿島は思うようにボールを前進させる事ができません。24分には湘南ルキアンにあわやという場面を作られるなど終始後手を踏みますが何とか凌ぎ0-0で試合を折り返します。
鹿島はHTに樋口に代えてチャッキーを投入。すると50分、左サイドからのクロスをチャッキーが頭で折り返すと中央に走り込んだ優磨が頭で押し込みゴール。あれだけ苦しんだ前半が嘘であったかのように後半開始早々に先制に成功します。後半はその後も鹿島がペースを握り続けると、62分には左サイドで獲得したFKをキッカー名古が絶妙な位置に落とし優磨が右足で合わせて追加点。67分にはGK早川が正確なパントキックで左サイドに待っていた優磨に繋ぐと優磨がそのままドリブルで持ち上がりピンポイントクロス。これを中央に走り込んだチャッキーが頭で決め3-0とします。76分に藤井を投入し優磨を下げてからペースを握り続けられなくなり、85分に1点を返されるもその後は何とか凌ぎ切り、3-1勝利という結果となりました。

感想

1.エース優磨！

2ゴール1アシストと文句なしのエースのお仕事をやってのけた優磨。ここから得点に絡む仕事をどんどん増やして行って欲しい！

2.前後半の差は何だったのか？

湘南のプレスと鋭い出足に効果的な攻撃を繰り出せず、守ってもサイドで常に数的優位を作られて後手に回らされ、良いところが無かった前半と、立ち上がりから攻勢に出て3得点できた後半。確かに後半の後半は湘南の運動量が落ちてコンパクトな陣形を保てなくなっているのが明確に見て取れましたが、HT明けに既に落ちていたのか？それともHTに戦術的に何か手を打ったのか？選手がメンタル的にギアを上げたというだけなのか？など、前後半の差に注目して見直したいと思いました。

3.優磨を外せないのが良く分かる

67分で3-0と理想的な展開により、多くのスタメン組を早めに交代する事ができた鹿島。点差に余裕があった事で今日は優磨も交代する事ができましたが、交代後は攻撃も前線からの守備もやや物足りなくなった結果、湘南に1点返される結果となりました。
中2日の連戦前に優磨を休ませる事ができて良かった反面、優磨不在時の戦い方に課題が残ったのもまた事実。優磨が居なくても前線から効果的な攻守を繰り出せるようになって欲しいと思います。

まとめ

後半早い時間で3-0とできた事で交代枠をフルに使いスタメン組を多少は休ませる事ができる理想てきな展開となりました。次は中2日ですがアウェイ柏と近場な事もあり、今日のメンバーが中心になるでしょう。しかし、5月は連戦が続きます。特に5/15（水）の中2日のアウェイ広島、その翌週のカシマ→（中2日）→アウェイ町田→（中2日）→アウェイ札幌の連戦は現状のスタメン、ベンチメンバーだけでは乗り切れないと思います。現在ベンチ外のメンバー、特に、パレジ、松村、津久井、ライコ、舩橋辺りは試合に絡んできてくれないと困るのでしっかり準備してチャンスの前髪を掴んで欲しいですね。