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会話する人々#9

学生時代、休み時間に寝るのが好きだった。 誰も喋らない静かな教室よりも程よく騒がしい方がなぜか落ち着いた。 目を瞑った私を覆うように分厚い膜が張っていて、遠くから鈍く話し声が聞こえる。 いつもは集団でいる事が本当に苦痛だったのにあのまどろみだけは何にも代えられない心地良さがあった。 今も眠れない夜があると試すいくつかの方法の中に、あの頃の教室を思い出すというのがある。 二度とあの中で眠る事は出来ないから多少美化してしまっているだろうが、私にとって極上の睡眠体験だった事は間違

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    • 愛を語るにはまだ早い#8

      祖父母の家に行くといつも泣きそうになる。 整えられた布団、寒くなかったか聞かれる朝。 よく眠れた?という問いかけ以上に愛が込められた言葉はあるのだろうか。

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      • 大人の遊び方#7

        友達とミュージックビデオを作っている。 仕事ではなく、 私達が最近ハマっている遊びのひとつだ。 曲選びに始まり撮影も出演も編集も自分達でやっている。 全て手探りだが どんな衣装にするかどこで撮るかなど ふたりでキャッキャ楽しく遊んでいるのだ。

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        • 最近のこと①#6

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        会話する人々#9

          連絡先教えてください#5

          メッセージアプリが突然使えなくなった。

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          連絡先教えてください#5

          タイに行ってきた話聞いて#4

          聞いてくれる?ありがとう 先日、初めてタイに行ってきた。

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          タイに行ってきた話聞いて#4

          あの夜を探しています#3

          クォーターライフクライシスというらしい 20代後半から30代半ばで陥りがちな心理傾向で、将来への漠然とした不安に苛まれたり、他者と比較して落ち込んだりする現象のことだ。 そしてこれは幸福低迷期とも呼ばれているらしい “幸福低迷期” この言葉をとても気に入っている 今の私にこれ以上ぴったりな言葉はないからだ。

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          あの夜を探しています#3

          あの映画の話をしよう#2

          刺さったという感想が生易しく思える。 そんなもんじゃない 本能的にこの映画を観続けてはいけないと感じている。でも目が離せない 全ての言動が自分の記憶を刺激して身体中が痛くなる。 ない記憶を掘り起こして改めて傷つく。 ヨシカは完全に私だった 『勝手にふるえてろ』

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          あの映画の話をしよう#2

          夜更かしをやめた女の雑記#1

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