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彼らはカメラに撮られない画角を知っている

人の家にカメラを向ける。
自分の家から外にカメラを向ける。
どちらが問題だろうか。


夏が近づいてきて鳥の顔ぶれが変わってきた。
そんな移ろいに伴い、街中でよく見かけるようになった鳥がいる。
それはツバメである。

街中の道。
店の軒先。
河川敷。

至る所を飛び回っている姿を見かける。
そして家の軒先も例外ではない。
むしろ、家の軒先こそツバメがいるイメージが強い。

しかし街中で家の軒先付近をツバメが飛んでいても、
カメラを向けるのは憚られる。
知らない人にカメラを向けれらて気持ちがいい人はいない。

では自分が住んでいる家はどうだろうか。
自分の家なら誰も文句は言うまい。

確かに外から家方向を撮るなら問題ないと思う。
しかし、逆の場合はどうか。
家の中から外を飛んでいるツバメを撮る場合である。

家の前は道路やお店がある。
例えそれらを狙っていないにしても、
側から見たら何を狙ってるかなんてわからない。
家の窓から望遠レンズで店を撮っているヤバい奴。
下手したらそんな風に見られてしまうかもしれない。

本当であれば外から家方向にカメラを向けたいのだが、
ツバメを見かけるのは家にいる時。
なかなか上手くいかないものだ。

ツバメは眺めるに限るのだろうか。

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