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キモかわPowerShell(その5) 場合分け

みなさんこんにちは。この連載もプログラミング要素が少なめにしていましたが、そろそろそっち方面にも踏み込んでいこうかと思います。でも、あわてずゆっくりしていきますので。

つーと言えばかー

ふだんから人間は選択の連続です。きょうのお昼は何にしよう、夕飯は?きょうは遊んで帰ろうか、まっすぐ帰ろうか。などなど。
今どきのAI、スマートスピーカーや音声アシスタントに話しかけるとリアクションをくれますよね。
今回は何らかの入力に対して、リアクションを変えるというのをやってみたいと思います。

たとえば、「今日の天気」と入力されたら「晴れです」と答えるスクリプトを考えてみます。
まずは頭の整理をするため、日本語だけで書いてみましょう。

入力は「今日の天気」
それが「今日の天気」ならば
 「晴れです」と言う

うん、当たり前じゃねぇか、と思ったかもしれませんが、プログラミングはこんなものです。
上述のプログラムは日本語プログラミング言語「なでしこ」風味なものです。
ニッチ過ぎてご存知ない方も多いと思いますが、これでプログラムが動くのですから個人的にはスゲーとなります。

in PowerShell

では当たり前を見てきましたので、次はいよいよPowerShellで書いてみます。

$it = "今日の天気"
if "今日の天気" -eq $it {
 "晴れです"
}

一度日本語で目にしたので、大体はおわかりじゃないでしょうか。
そのままですね。

まずはifから。条件をチェックするときに使います。そのあとの「-eq」は等しいかどうかを判定するためのものです。
条件に当てはまったときに実行されるところが波括弧の中になります。
簡単でしょ?

応用で、「いま何時」を聞かれたら必ず「7:00です」と答えるようにしてみます。

$it = "今日の天気"
if "今日の天気" -eq $it {
 "晴れです"
} elseif "いま何時" -eq $it {
 "7:00です"
}

こんな感じですね。
分かってみれば、そんなに難しい内容ではないとお感じではないでしょうか。
さいごに、これら以外の質問をされたときの動きを書いてみます。

$it = "今日の天気"
if "今日の天気" -eq $it {
 "晴れです"
} elseif "いま何時" -eq $it {
 "7:00です"
} else {
 "いい質問ですね!"
}

さいごに

今回はプログラミングの3つの要素のうちのひとつ、条件分岐をやってみました。
条件に合わないとき、数字の大小など、条件にあっているかの判定をするものはなん種類かあります。でもどれも今回の内容の応用ですので、バリエーションは自然と身につくと思います。
自分でもいくつか試してみると、さらによくわかると思います。やってみたほうが早いですよ!
それでは今回はこのあたりで。


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