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玉ねぎでワインを

「かあちゃんおねがいがあるんやけどな」

と、ピカピカの一年生になった MomoDa が起き抜けに真剣な眼差しで言います。

「あんな、つぎちくわ食べるとき切らんといてほしいねん。」

ほう…。

理由を聞くと、ちくわの穴をのぞいてみたいのだと、覗くとお魚とちくわのアニメが見えるんだと、そう言うのです。

何かで見たんかな?TVかな?お友達に聞いたんかな?お魚のアニメ…面白いな。色々思いながらお安い御用やでと答えました。笑

「でもな、のぞいたらかあちゃんが見えると思うねん。お魚おらんのとちゃうかなぁ」

とも言っています。

夢みたいな妄想みたいなマンガみたいなことを普通に話していた日々は過ぎ、いろんなことが解り始め、夢と現実の狭間にいるような MomoDa 6歳には何が見えるのか。

かあちゃんよりお魚のアニメが見えるといいなぁ。

早速ちくわを買いに行ってきます。


玉ねぎの収穫

極早生という名のものを植えていた MomoDa農園の玉ねぎは、2024年4月14日、お日様サンサン暑いくらいの朝についに収穫の時を迎えました。

植えたのは240本。畑の主ご近所のおっちゃんご夫妻とワタシタチ、4人体制で一気に収穫をします。

抜いてマルチの上に並べていくのは MomoDa のお仕事。こどもの力でも片手で優しくゆさゆさスポッと抜けます。

ジャガイモやサツマイモの収穫よりも手軽。

とはいえこの量。中腰という姿勢は腰にくるよう。

時々背筋を伸ばし、おばあさんのように腰をトントンしながら「ぜんぶひとりで抜く」と言ってしまったもんだから…頑張っています。

ワタシは離れて写真を撮りながら…少しづつこっそりと…抜くお手伝いをしていきます。笑

続いておひげを切る作業。さつまいもを植えるためにふかふかに整えられた隣の畝に座り込み…ブツブツなにか唱えながらひたすらにおひげを切っていく MomoDa 。

疲れがピークのよう。笑

息抜きも大事。

水分補給をしたら、隣の畑のおっちゃんがプレゼントしてくれた手作りの虫取り網を片手に走り回る。

あたり一面を踊るように飛んでいるモンシロチョウを追いかけて。

帰ってくると手のひらに綺麗な石を握りしめていました「宝石見つけたの❤︎」と。 (蝶々はどうした)

リフレッシュできた MomoDa は作業を再開、切ったおひげと葉っぱの片付けを。

野菜くずをまとめておいてあるところまで、何度も何度も往復します。(ワタシはご遠慮申し上げたい作業) 途中誰かが落とした葉っぱも全部拾い上げ運ぶ運ぶ。

ピタッとはまったこの作業を最後までやり遂げてくれ、とっても助かった大人たちです❤︎

ありがと❤︎

玉ねぎをお料理

植えた玉ねぎは240個。収穫できたのは166個 (MomoDa 調べ)

かなりの数が大きくなれなかったんだとわかる。雨の多い日が続き途中で腐っちゃったものや、なぜか葉っぱしかなかったもの。植えれば育つんではないことを知り、大きくなってくれた玉ねぎたちにありがとうの気持ちが湧いてくる。

感謝の気持ちを込め MomoDa さん早速お料理を❤︎

玉ねぎゴロッとスープ
まず小ぶりのものたちを使って…

➀半分に切りバラバラにならないように爪楊枝でさします

➁熱する前のお鍋に並べてバターを投入

➂いい焦げ目がついたらひっくり返します

➃美味しそうに焼き色がついたら一旦取り出し、そのままのお鍋でベーコンを炒めます。(バターも追加)

➄ベーコンに焼き色がついたらお湯・コンソメと椎茸粉を入れひと煮立ち

➅玉ねぎを戻し入れ10分ほど煮て蓋をして放っておきました


玉ねぎで呑む

玉ねぎは余熱でとろっとろに❤︎

採れたてだからなのか
そういう品種なのか
はたまた秘伝の椎茸粉の威力なのか

ありふれた材料で作った、ありそうなスープなんだけど、なんだろうこの旨味と甘味と美味しさは❤︎

自分たちが育てて、自分たちで作ったスープだからなのか。

ワタシタチ史上最高の玉ねぎゴロッとスープが完成しました❤︎

玉ねぎゴロッとスープと、下処理をした海老をにんにくとオリーブオイルで焼いただけの…名前をつけるとするならば「ガーリックシュリンプ」をお供に…

冷えたシャルドネが最高に美味しい初夏のような1日でした。


玉ねぎに乾杯♫


シリーズやってみよう vol.40


ちくわのぞいてみました

お魚のアニメは見えませんでしたが、微笑む MomoDa が見えました(ハート)

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