わたし、文章のリフォーム屋さんをやってます。
早速ですが、以下の文章、あなたはどう思いますか?
もちろん、なんとなく意味は通じますが、よりよくできる可能性に溢れています。
今回のnoteでは、
この文章を、①文法的に、②より惹きつけられる文にする、という2ステップで「添削」してみますね。
ステップ①サクサク読ませるためのポイントは「短く」
まず注目したいのは、「思っていたのですが、」の部分。
ついつい多用しがちな「が」に関して、私は逆説の意味以外の使用は不要ではないか?と思っています。
(いろんなご意見があると思うのであくまで私は、です!)
なんとなく、間を繋ぐために浸かってしまう「が」の存在。
これにより、文章全体がのっぺりしてしまうのではないか。と思うのです。
では、どうすればいいのか?
こういう時は大抵、文章が長くなりがち。
手っ取り早く「1文を短く」してしまいましょうう。
さて、それを意識した添削結果はこんな感じです。
みじかっ!
という感じですよね。笑
これだけでは正直、小学生の日記のようで、つまらない文章かも知れません。しかし、伝えたいことは網羅していることでしょう。
「本屋で買おうかな〜と思っていたのですが」の部分を削っています。
理由は、「伝えなくても推察できるから。」
そして、それがないとどうしても意味が伝わらないわけではないからです。
こんなふうに、「自分が知って欲しいだけ」で、「相手からしたらどうでもいいこと」は、思い切ってばさっといきましょう。
あなたが本屋さんで買おうと思っていようが、Kindleで読もうと思っていようが、相手からしたらどうでもいい。なんなら、借りたこと自体もどうでもいい。笑(ひどい笑)
それよりも、「なぜ」読もうと思ったか、などの情報の方が100倍興味があるはずです。
(ここはあとでしっかり肉付けをしていきます!)
できる限り引き算をしていく方が、洗練された文章にすることができます。
ステップ②惹きつける文章にするには、具体的エピソードを肉付けすべし。
はい。もはや跡形もなくなりました笑
添削とはいえないかもしれません、、笑
そのくらい、「ただの説明」は不要であり、事実ばかりを並べることが正しいわけではないのではないか、と個人的には思っているのです。
「気になっていた本」という表現を噛み砕き、
・どうして気になっていたのか
・どのくらい気になっていたのか
そうしたことを詳しく書く。
そのほうがきっと面白く読んでもらえる、そう思って大幅に肉付けをしました。
ここで使ったテクニックを少しだけご紹介します。
AIも文章を書くようになってきた今の時代。
他者と差別化するため、そして「共感できる魅力的な文章」を書くためのコツは、こんなふうにより具体的な自分の体験を交えながら、リアルな気持ちを綴ることなんじゃないかなと思うのです。
これからの文章は「優しさ」がポイント。
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moon
『ベストセラー作家になる』これが私の夢です。40歳までに形にします。もし、「エッセイ、よかった!」「頑張れ!moon!」と思っていただけたら、温かなサポートをお願いします!有名になって「あの時サポートしたんだ!」と思ってもらえるようにいたします✨(強気!笑)